もうひとりの息子

出生時に取り違えられた2人の息子。
ひとりはイスラエル、ひとりはパレスチナ。
その事実が明らかになった時、2つの家族は？

「そして、父になる」とテーマとしては一緒なんだけど。

ユダヤ人とアラブ人、人種ではなく、言語、宗教、文化によって分けられているので、外見では見分けがつかないんだそう。
衝撃的な事実に対面する登場人物の心の動きがよく伝わってきた。
国籍とか、愛国心とか、アイデンティティとか。
日本より、もっと複雑で、根深い地域で、こういうテーマの映画を撮ったことの素晴らしさ。

95点。 貸切の映画館でしばらく泣いてた。