ソロモンの偽証 後篇・裁判

3月に観た、前篇・事件の続き。

前後篇に分かれると尺が取れる分だけ、よりディテールまでしっかり描けるのはいいことなんだけど、やっぱり間が空いちゃうので、盛り上がった気分がちょっと冷めちゃう。

成島監督作品なので、きっと原作に忠実なんだろうけど(文庫本6冊組はまだ手を出してない)、脚本がしっかりしてるので、余計なことを気にすることなくストーリーを追えた。

同級生の死の真相を明らかにするため、夏休みに行われた校内裁判。
被告は殺害の嫌疑をかけられた問題児。
真実に近づくために必死で奔走する中学生たち…

先の読めないスリリングな展開で、いろんな思惑による嘘が交錯して、ミステリーとしてもいい仕上がりだね。
大人になった主人公と、その話を聞く上司の芝居は蛇足だとおもった。
エンディングソングは、oming的神曲の With Or Without You。
86点。もう少しテンポよく話が運ぶとよかったかな。