響12年

白州蒸留所で購入。
500mlの小ぶりのボトル。
響のボトルは造形が美しいし、ネックの形状が絶妙でこぼれないのがイイ。

穏やかで、かつ華やかで複雑な余韻。
アルコール臭を感じさせない、ナッツのような、ハチミツのような甘さ。
山崎12年がベースだけど、穏やかにしつつもしっかりとした味わいを作りあげている。

2009年デビューの響12年は、17年以上しかなかった響の末っ子に当たるわけだけど、17年とは全く違うウイスキーでかなり美味い、かつ安い。
他のブレンデッドウイスキーと比べたら割高なんだけど、結構好きだった。

ウイスキーブームの影響で品薄となった山崎の原酒を守るために、2015年、響12年は6年という短い生涯を終えたのでした。
シングルモルトが蒸留所の個性だとしたら、ブレンデッドウイスキーはブレンダーの作り出すハーモニー。
仕方がないとはいえ、こういう酒がなくなるのは惜しい。
市場では倍以上のプレミアムがついているけど、蒸留所ならまだ定価で買えます。