ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS

コミックス原作の映画のプロモーションで、原作コミックス試し読みブックみたいな冊子がつくられることがある。
この、「ディアスポリス 異邦警察」もそんな冊子があって、結構面白そうだった。
原作はちゃんと読んでないけど、松田翔太主演だし、結構いいんじゃないか、って思って観にいった。

密入国者や不法滞在の外国人たちの裏コミュニティー、裏都庁。
そこの警察組織で働くただ一人のケーサツ、久保塚早紀が主人公。

原作は結構な世界観のある作品みたい。
その中で、DIRTY YELLOW BOYSというエピソードを映画化した。
観ながら、こういう作品は深夜ドラマでやったほうがいいんじゃないかなと思ってたんだけど、知らなかっただけで、TBSの連ドラでやってたみたい。

ハチャメチャな感じを見せつつ、結構シリアスで切ないストーリーを、スタイリッシュに描いてた。
なんだか、いかにもって感じに「深さ」を表現してて、気に入らないなぁと思ってたんだけど…
エンドロールで気付いた、監督が熊切和嘉だった。
「夏の終わり」とか「私の男」とか、個人的にはその演出のわざとらしさで嫌いな監督。
73点。惜しいというか、かなりもやもやした。