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2005年、アフガニスタンでの米軍の失態をベースにした映画。
タリバン幹部殺害のために4人で偵察に行ったら民間人に見つかった。
彼らを殺して逃げるか、タリバンに知られてしまうもしれないけど逃がすか。
後者を選び、結局200名に包囲され銃撃戦に。
助けに向かったヘリも撃墜される中、一人だけ助かった話。

戦場には戦場のルールがあるので、殺さなければ殺される。
殺し合いにハッピーエンドはない、勝っても死者の上の勝利とはいうこと。
エンターテイメント要素の少ない映画である分だけ、多少なり感じられるアメリカの考える正義の押し売り、を差し引いても、軍人の生き方というのがよく描けていたと思う。
この映画で感動の涙を流せる方もいるだろうが、最終的には戦争という愚かな行為を繰り返している人類の愚かさを再認識させられた映画だった。
民間人数人を殺しておけば、ヘリ隊員も、タリバン兵も死なずに済んだ。
WTCテロで何千人もの犠牲が出たが、その後の対テロ戦争を仕掛けなければ数万人以上が死ぬこともなかった。
82点。 なんだか切なくて虚しい。