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浅田次郎の短編が原作。
静かで、とても美しい映画だった。

「桜田門外の変」で敬愛する主君・井伊直弼を失い、敵を探し続ける男
大老を暗殺した後、身を隠し、俥引きとして生きる孤独な男
そして二人を陰で支える心優しい女たちー
江戸から明治へと、激変する時代のなか、13年後、二人の男が遂に出会ったとき、そこには思いがけない運命が待ち受けていたー

仇として自分を狙う男を人力車に載せ走る雪のシーン。
武士としての矜恃から、日本人としての矜恃。
見事なシーンでした。
90点。井伊直弼のいい直弼の一面が見られてイイね。