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台湾の女性若手監督による、永作博美主演の映画。
さいはてにて、ってタイトルから、なんとなく波照間島とか与那国島とかイメージしてたけど、まさかの能登半島。
何度か行ったことのある、穏やかな海のある珠洲市が舞台。
確かにさいはてではあるね。

行方不明の父親の残した船小屋を改修して、焙煎珈琲店を開く主人公の岬。
お向かいに住むシングルマザーの絵里子と子供たち。
珈琲店を訪れる人たちと触れ合う中で、コーヒーの香りと共に紡がれるストーリー。

珈琲ショップを辺鄙な海岸沿いに建てるのはどう考えても無理があるけど、東京で人気があった焙煎珈琲を売るショップが移転オープンして、通販でちゃんと店が成り立つってのはまあまあいい設定だね。
まあ、そうは言っても無理がある んだけど、珈琲だったらありかも。
焙煎の描写とか結構こだわってたし。

それにも増して無理があるのが、金沢のキャバクラまで子供たちを置いて仕事に行くビッチな母親が、一瞬にして子供思いのお母さんになっちゃうのは、どうなのかと。
76点。無理がありすぎる設定の中で、超ヤな女だったのが、すごく愛らしい母親になる佐々木希が非常に良いと思ったな。