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ポーランド映画。

身体的に重度の障害を持ったマテウシュ、コミュニケーションも難しい。
1980年代のポーランドでは診断も難しく知的障害とされてしまうが、本当は話も理解できているし、思い悩むこともできる。
少年期から青年期にかけて、成長の過程が描かれる。

自分の考え、思いを表現できないという障害を描くという点では、「潜水服は蝶の夢を見る」と似ている。
中途障害と、先天障害とは結構違うと思うけど、コミュニケーションの手段を確立していく過程は大変なことだと思う。
コミュニケーションが難しいから、想いを伝えられないから、人との関係の一瞬一瞬を大切にしているのが伝わってきた。
視点が障害を持つマテウシュ側からなので、その冷静で純粋かつ前向きな視点にエールを送りたくなる爽やかな映画だった。
90点。ヒロインのマグダがかわいらしかった。

この記事は、幸せのありかについて書いています。