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2016年、J1リーグの最終節、34試合目の試合。
1年かけて戦ったリーグ戦で、最も勝ち点を多く積み上げたチームが決まる。
年間一位が決まる試合。
試合前、1位の浦和が勝ち点73、2位の川崎が勝ち点72という順位。

雲ひとつないいい天気。
相手はFマリノス。
勝てば年間一位というわかりやすい状況。
全試合、13時30分キックオフ。

浦和の選手は気合が入ってたね。
いつものペースだけど、前からの守備がいつもより早かった。
前半はがっちり引いて守る横浜を崩しきれなかった。

HTに2位の川崎が2-0でガンバに勝っていると言うのを知った。
勝てばいい、ということは変わらない、応援するしかない。
多分スタジアムを埋め尽くしたレッズサポはみんな同じ気持ちだったんだろう。
後半キックオフ前のチャント「歌え浦和を愛するなら、決めろ浦和の男なら」はスタジアムが一つになったし、選手にも伝わったと思う。

激しく攻めて、関根のシュートをGKが弾いたこぼれ玉を柏木が振り抜いて先制。そして歓喜。
後半残り5分くらいで、一瞬のスキからカウンターを喰らい同点とされてしまう。

このまま同点では、川崎が勝ったら順位はひっくり返されてしまう。
祈って応援してたけど、タイムアップ。
正直ガックリした。心底ガックリしてた。

…選手が喜んでる、周りがざわついてる、アナウンスが年間一位を告げる…
ガックリから、ビックリになり、ヘナヘナっとしてから、嬉しさがやってきた。

西川や柏木が時間稼ぎしてるようにも見えたけど、失点後は切り替えて引き分け狙いにしたわけだ。
埼スタで浦和が先制した後ぐらいに、等々力ではガンバが試合をひっくり返してたのね。


ヒーローインタビューは柏木。

56841人。最終節は満席がいいな。

○しもとさんが南スタンドから撮ってくれたコレオグラフィ。
浦和レッズのコレオグラフィは世界に誇れる。美しい。
リーグがシャーレくれないから、サポーターからのプレゼント。

この試合には勝てなかったけど、1年間34試合で一番勝ち点の多かったチームとなった。
一番強いチーム。でも優勝じゃない。

NHKの中継観てたらしい実家の母より奥さん宛のメールで「浦和は一位になったのに優勝じゃないの？優勝って言ってないよ」って。
一般の人にもわかりにくいチャンピオンシップというプレーオフで勝たないと優勝にしてくれない。
年間一位のチームにしてみればバツゲームというか、追加補習というか。

チャンピオンシップはもちろん勝ちたいけど、年間一位になれたことがとにかく嬉しい。
でも年間一位でチャンピオンシップ獲らなきゃ真の王者じゃないよね。
ちょっと期間が開くけど気合入れなおしましょう。
WE ARE REDS!!