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この記事は、GVさんのブログ ARGOについて書いていますよ。

第８５回アカデミー賞作品賞受賞作品。監督賞はノミネートされなかったのね。
GVさんが観に行ってオススメのアルゴ。
松本では公開されてなかったんだけど、調べたら岡谷でやっていたので、新たな映画館を開拓してきたよ。
スクリーンが7つもあるシネコンとホームページに書いてあったけど、多分に昭和の余韻が残ってた。
松本で公開が終わった作品とかもやってるので、観逃しちゃったのも観られるかもね。


さすが作品賞だけあって、観応えがあったね。
(アメリカサイドから見た)史実に基づくイランのアメリカ大使館人質救出劇。
派手なアクションはないけど、その緊張感はハンパなくシビれた。
監督でもあるベン・アフレックはヒゲが似合うね、セクシーだった。
いやーオモシロかった。満足度高いね。
すごく精巧に、計算され、丁寧に作り上げられた、1級品のエンターテイメントですね。
93点。

なぎさTRAINだそうです。( ^ω^ )
これもラッピングトレインなのかしら？

ローカル線、がんばってますね。

近年で最高のストーリーテラーは宮本輝だと、つねづね言ってきているけど、その宮本輝の原作の映画。

一時期、宮本輝作品にはまり、ほとんどすべての作品を読んで、これも読んだはず。
というのも、もう10年以上前のことで、引越しとかであらかた処分しちゃったからね。手元に残してあるのは「錦繍」と「 ひとたびはポプラに臥す 全6巻」。
その「ひとたびはポプラに臥す」はシルクロードの紀行文。
宮本輝の爽やかな文体で瑞々しく描かれるシルクロード。
西安からイスラマバードまで６７００キロ、行ったこともないシルクロードを旅した気分になった。
またいつか読もうと思ってもう10年。

話がそれちゃったけど、そのシルクロードの旅の中でも桃源郷として描かれるパキスタンのフンザへ旅をするこの映画。
映画を観ながら、原作をなんとなく思い出してた。
大人のファンタジーと言ってもいいかもしれない。
旅立ちを決めるまでに日々の登場人物の心的描写が丁寧で、なんだかほっとするかんじ。
フンザでの映像はとても見事で、写真集を見て旅立つことを決めた登場人物たちのように、いつかフンザに行ってみたいと思った。
派手さはないけど、とてもいい映画だった。
90点。

アルコール依存症(ヤク中でもある)の機長が、いつも通り酔ったまま飛行機飛ばしてたら、飛行機が壊れて、ウルトラテクニックで最小限の犠牲ですませたんだけど…という話。

アルコール依存症も薬物依存も問題なんだけど、多分日本人が感じているよりも数倍アメリカ人の方がセンシティブな問題なんだと思う。多分もっと身近。
このチラシにあるように、単に「多くの命を救った英雄の機長」か「飲酒運転？飲酒飛行の犯罪者」かをシロクロつけるみたいな話じゃなかった。
全く主人公には感情移入できなかったのは、悪いことじゃなくて、依存症ではない人の通常の反応なんだろう。
AAとかの予備知識がないと、よくわからない映画だね。
ゼメキスらしいCG多用したフライトシーンは迫力があって良かった。
最終的にいい話に持ってったけど、エンターテイメントとしては失敗かな。
問題提起としてもちょっと弱いな。
６3点。

前売り券が安く手に入ったので、期せずして公開日に観てきた。

先日の「その夜の侍」では怪しい中年男を演じた堺雅人主演。
こちらは堺雅人らしい、いい人、いいパパ。
演じきる俳優ってすごいと思う。

ストーリーはシンプルで、感動するいい話。
子役と犬、あとオードリー若林の演技が素晴らしかった。
春休みに子供と見にいくにはピッタリかと思います。
７１点。