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村上春樹、海辺のカフカ。
文庫本買って読んだよ。

言葉が美しく、力強い。


僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁が欲しいわけでもない。僕が欲しいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解ーそういうものごとに静かに耐えていくための強さです。


村上春樹…異次元の世界だった。もっと読もう。


その、海辺のカフカが原作の舞台。
蜷川幸雄演出。
どうやって、あの奇想天外なストーリーを舞台化するかと思ったけど、うまい舞台演出で違和感なく魅せてくれた。
時間制約あるから全てを演じることはできないけど、視覚と聴覚で感じられるのはやっぱり素晴らしい。
宮沢りえさん、とってもお美しかった。
15歳の(僕らの7日間戦争に出てた頃の)りえちゃんが大好きだったけど、いい女優さんになったと思う。
満足度の高い舞台でした。

ume330さんにファブリルのマフラーを譲っていただきました。

いやぁ、これ最高ね。
umeさん、ありがとう！

■STORY
仕事や恋人との生活において選択する事に疲れている編集者の響子はある日、クレーマーや上司に簡単に土下座をする男・西森と出会う。プライドもやる気もない西森の、無欲な「イヌ」の目に興味を持つ響子。
出来心から訪れた西森の家で、二人はおかしな「イヌ」と「飼い主」という遊びを始める。

「イヌ」としての盲目的な生活に浸る響子と、その姿に安らぎ「飼い主」になる西森。
ほの暗い家の中で、決して交わることのない身勝手な愛を垂れ流す二人の遊びはどこへ向かうのだろうか。


映画美学校というところもコラボレーション作品だそうな。
学生の優秀脚本を使って、アクターズコースの人が主演。

ちょっと微妙だったな。
スキな人はスキな設定なんだろうけど。
明確な意志を持ってイヌのフリをし続けるには、勇気と覚悟が必要。
見知らぬオトコの家でイヌになるという、あり得ない設定を歩む主人公に焦点を当てているわけだが、あまり共感したくない。
そういうところを狙った、脚本・演出だろうけど、あからさまで。
71点。脚本の着眼もいいけど、実験的映画の域を出られなかった印象。

ケヴィン・コスナー、ひさびさのアクション。
私の敬愛するリュック・ベッソンによる脚本。

正直、ツッコミどころ満載のCIAのミッションなんだけどw、非常にスタイリッシュで、カーアクションもかっこよかった。
ケヴィン・コスナーといえばお姫様だっこだよねぇ。
79点。深い意味とか考えちゃダメ。ベッソンらしい疾走感に酔うべし！

何と無く観たら結構良かった典型。
映画けいおん！とかの京都アニメーションの制作。
テレビでもやってたらしいけど、全く知らなかったし、ストーリーものだったらまず観なかっただろう。
オリジナルストーリーということで観たけど、チケット買うときちょっと恥ずかしかった。

甘酸っぱい、青春ラブストーリーの王道。
テレビシリーズは知らんがこれは良かった。
77点。アニメということで差別しちゃいけないね。