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黒川博行の直木賞受賞作、破門が原作。
2015年にBSスカパー！で連続ドラマ化されていたヤクザもののストーリー。
原作は読んどことはないけど、緻密な取材をしてディテールにこだわる作家らしく、ドラマ版は結構エグいバイオレンスシーンと複雑なサスペンス要素があって良かった。

映画の方は、そのエグさを軽くして、難しいサスペンス要素がをわかりやすくした感じ。
主演は佐々木蔵之介と横山裕。
アイドルが主演だから、客層受けを考えるとそういう脚本になるかな。

イケイケヤクザと、ヤクザの仕事を仲介する「サバキ」を生業とするぐうたら貧乏が、映画出資詐欺に巻き込まれていく話。
エンターテイメントとして面白かったけど、ドタバタコメディ的な要素が強い。
78点。ヤクザ映画って感じじゃないね。

作品賞こそ取れなかったけど、今年のアカデミー賞で主要6部門受賞の話題作。

監督はデイミアン・チャゼル、セッションの監督ね。
王道ラブストーリーのミュージカル映画となれば、ミュージカル映画好きのomingも期待せざるを得ない。


主演はエマ・ストーンとライアン・ゴズリング。
女優目指している女の子と、正統派ジャズで食べていこうとしているピアニストのラブストーリー。

ミュージカル要素は実はあまり多くない。
ストーリーはきちんとセリフと芝居で進んでいく。
切ないいい話なんだけど、いい話なんだけど、物足りなさが先に来てしまう。
ストーリー展開にちょっと無理があるのと、ファンタジーに振るかリアリティを出すかで中途半端な印象だった。
主演の二人は非常に良かった(主演女優賞おめでとう)。
84点。もっとミュージカルミュージカルして欲しかった。

明治安田生命J1リーグ 第2節
2017年3月4日(土) 14:01キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 3-1(前半2-0) セレッソ大阪
得点者：22分 武藤雄樹、37分 興梠慎三、52分 ラファエル シルバ、59分 マテイ ヨニッチ(C大阪)
入場者数：43,826人


J2 4位からの昇格チームとの差を感じさせる試合だった。
プレーの速度と寄せの速さに違いがあった(これは後にACLで逆の立場で感じることになるのだが、それはまだ先の話)。
前半のうちに2得点。普通にやってハーフコートゲーム。
後半ちょっとペースを落としたけど、まあ完勝。失点は防いで欲しかった。
ラファエル シルバが入ってくれたおかげで攻撃の幅が広がった。
まだ寒い3月初旬、リーグ戦ホーム開幕戦は気持ち良い勝利。

矢口史靖監督最新作は、SFサバイバルものの家族愛のコメディ。
好きな監督なので期待はしてたけど、予告編のあたりから一抹の不安があった。

ざっくりいうと、電気消滅の日本でなんとか生き延びようと田舎へ向かう家族の物語。

電気消滅という突拍子もない設定に対するツッコミは置いておくとしても、サバイバルムービーとしては無理が多すぎて集中できなかった。
ニッチな世界で起きるドタバタとか、人々の心模様を描くのが魅力的な監督だと思うので、こういう大きな規模の虚構だとそれに合わせた話の振り方になっちゃう。
脚本も監督が書いているけど、ストーリー次第で登場人物の魅力がもっと伝えられたんじゃないか、って感じ。
実際にこういう無政府状態になったら日本人のもっと汚い部分が見えてくるし、リアリティ求めたら違う方向性の映画になっちゃうだろうから、家族の物語という意味ではいいんだけどね。
好きな監督だから、偉そうに書くとこんな感想。
73点。映画としてはちゃんとまとまっている、けどもうちょっと。

原題 LIFE,CAN BE WONDERFUL.

「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル監督作品。

ウィル・スミス主演。
エドワード・ノートン、キーラ・ナイトレイ、マイケル・ペーニャ、ナオミ・ハリス、ジェイコブ・ラティモア、ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレン。
本国ではキャストの無駄遣いと酷評されたそうな。確かに贅沢なキャスト。

なんだかモヤモヤした展開でイマイチかなと思って観ていたけど、ラストで一気に展開した。
メインストーリーと3つのサブストーリーで観終わっていい話だと思えた。
86点。派手さはないけど、心暖まる映画。

ニューヨークにある広告代理店の代表を務めるハワード（ウィル・スミス）は、最愛の人を亡くしてしまい、深い喪失感から立ち直れずにいる。落ち込んで仕事も手につかない様子に、同僚たちからも心配されていた。そんな彼の前に、ある日3人の奇妙な人が現れ、3人との出会いによってハワードの人生が変わっていく。