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名作「グッバイ、レーニン！」の監督、主役が再びタッグを組んだ新作。

31歳の無名の美術評論家ゼバスティアン（ダニエル・ブリュール）は金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立ち、スイスの山奥で隠遁生活を送る画家カミンスキー（イェスパー・クリステンセン）を訪ねる。
カミンスキーはマティス最後の弟子でピカソの友人、そしてポップアート隆盛の60年代NYで“盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物だ。
ゼバスティアンは新事実を暴く為、年老いたカミンスキーを言葉巧みに自宅から誘い出し、若き日に愛した女性のもとへ連れて行こうとする。
しかしトラブル続きの旅はいつしか奇妙な方角にねじれ、思いがけない終着点に向かっていくのだった……。

カミンスキー爺さんとのおかしくて切ないロードムービー。
センスの良いユーモア、ただし日本人向きじゃない。
美術に詳しい人なら、より楽しめそうな映画。
74点。
1960年代に人気のあった盲目の画家カミンスキー、知ったかぶりさんならあぁ知ってる知ってる、って言いそう。

原題This Beautiful Fantastic. 邦題のほうがわかりやすい。
92分のイギリス映画。

絵本作家を目指すベラはとにかく几帳面。
無秩序伸びる植物が苦手で庭は荒れ放題。
アパートの契約から1ヶ月で庭を元に戻さないと出て行かなくてはならなくなった。
犬猿の仲だった隣人アルフィーの力を借り、庭は美しくなり、ベラも破れなかった自分の殻を破るべく進んでいく。

シンデレラストーリーというか、ファンタジーっぽい小作品。
75点。ガーデニング好きにオススメ。

愛国者の日という休日らしい。
2013年のボストンマラソンのゴール付近で起きた爆弾テロ事件。
ランナーの端くれとして、許せない事件。

一介のボストン市警の警官をマーク・ウォールバーグが演じる。
テロから102時間でスピード解決したその背景をスリリングに描く。
名もなき英雄達がテロリストと戦う、しっかりしたサスペンス。
88点。ケヴィン・ベーコンが相変わらずかっこよかった。

「夜は短し歩けよ乙女」の湯浅政明監督の最新作、オリジナルストーリー。
ポップでヴィヴィッドな癖の強いアニメーションは好き嫌いが分かれそうだけど、また観ているということは嫌いじゃないんだと思う。
ちょこちょこ入るナンセンスギャグっぽい描写が結構ハマる。
この監督、要チェックやわ。

人魚と少年の青春ラブファンタジー。

テーマソングの斉藤和義の名曲「歌うたいのバラッド」がしっくりくる。
82点。感性の感度が高くないと結構キツイと思う。

安土桃山時代のお話は、きっと日本人には一番しっくりくるんだと思う。
時代背景の説明がなくてもわかるし、魅力的なキャラクターが多い。
ザ・時代劇というか、その時代でいろんなストーリーが作りやすい。
今回は秀吉はヒール。

華道の池坊のご先祖様、池坊専好が主人公のこの映画。
圧政を敷く天下人秀吉に、花で戦いを挑む、といったストーリー。
野村萬斎じゃなきゃ雰囲気が出ないかな。
日本人なら普通に楽しめる作品。
劇中で作られる、生け花の作品が素晴らしい。
78点。あぁ京都行きたい。