アルトSレビュー

・走る。
　加速感は、可もなく不可もなし。
　52ＰＳのＮＡだが、車両重量が650kgしかないので(アルトＳ、2WDの場合)、これで必要十分。

　ただし、踏み込むと“うぃぃ～～～～～～んっ”ていう感じで唸り出す。この時の音質は非常にガサツ。3気筒のＮＡエンジンなんだなあ、としみじみ。
　3気筒特有の振動については、特に気にならなかった。先日試乗した、バレーノ(1リッターターボ)の方が、よっぽど軽っぽい＾＾；

・曲がる。
　曲がるのは苦手＾＾；。

　コーナー手前で思いっきり減速して、フロント荷重を目一杯かけないと、曲がらない。
　スタビライザーが無いので、外側に目一杯ロールしているから、次のコーナーに飛びこむ時には、まず姿勢を戻さないと、飛びこめない。
　連続コーナー区間を走らせると、前後左右にグワングワン揺れるので、非常に怖い。

・止まる。
　ブレーキタッチは、ごく普通。後ろがドラムだが、車重が軽いので十分止まる。(4WDだと、どうなんだろう？)

　ただし、停止直前にガクガクしてしまうのは、大いに減点。
※ブレーキの問題では無く、ＣＶＴの制御の問題。燃費を稼ぐために停止時はクラッチを切るようになっているのだが、この機構が働くタイミングが悪いのだ。
　完全に停止して数秒立ってからクラッチを切るように、改善を強く求む。

　アクセル放すと、回生ブレーキが作動。その作動は自然であり、ＭＴのエンジンブレーキのようなフィーリング。この制御は、とても良い。

　ポワンポワンしていて、グラグラ。
(80扁平のタイヤ、柔らかいバネとショック、スタビライザーが無いことによる、不安定さ)

　長距離は辛いだろうなー。

　トランクは狭い。(代わりに、後席が広い)
　大量の荷物を積むときは、4人乗車を諦める必要がある。

　車載燃費計で、15.7km/ℓを記録。
(借りてすぐにリセット済。嫌いなので、アイドリングストップは未使用。特にエコランは行わず)