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2017年11月12日 イイね!

サイドカーっぽい小ネタテク

レーンチェンジ

操舵も保舵も必要ありません(実際にはハンドルは切れていますが)。

カー側の車線変更は、スロットルオン→オフで。

バイク側の車線変更は、スロットルオフ→オンで。

スロットル操作一発なので、ちょっと楽しいです。ただし周りの車等の速度に合わせる必要がないときのみですが。


カー側Uターン

SR-URALのリヤブレーキですが、SR400のリアブレーキペダルの下に、カー側ブレーキのペダルが横から入り込んでいる構造です。普通にリアブレーキペダルを踏むと、その下のカー側のペダルも押されて、バイク・カーの両方にブレーキがかかります。

足をちょいとひねると、バイクのリアブレーキペダルを踏むことなく、カー側のブレーキペダルのみを踏むことができます。

カー側のブレーキをかけて、カー側にハンドルを切ります。スロットルをクッと開けると、カー側のタイヤを中心としたイメージでくるりとUターンすることができます。

2車線分の幅があったら楽勝です(実際はもっと狭くてもいけます)。

まあ、道を間違えた時以外使わないテクですが.....。

Uターンではなく、通常のカー側コーナーリングでも、カー側ブレーキのみをかけてスロットルを開けるとグイグイ曲がっていきます。ただし何かあった時にバイクのリヤブレーキをかけるのに足を踏み替える必要があるので、私はリヤブレーキ+スロットルでコーナーリングしています。これでも曲がりきれないってことはありません。

ちょい小ネタでした。
2017年11月11日 イイね!

バイク側はガマンと腕力。

サイドカーのバイク側のコーナーリングですが、基本的にはカー側のコーナーリングの逆となります。まあ減速し続ければいいのですが...。

コーナーに入る前に軽く減速します。減速しますとバイク側に曲がろうとしますので、当て舵をして直進するようにします。

曲がり始めるポイントまできたら、その当て舵を抜いてコーナー内側に体重移動をすると、バイク側にハンドルがきれてきます。

前後ブレーキでも、エンジンブレーキでも減速し続ければ、さほど保舵力も必要なく曲がって行きます。

「減速し続ければ」ですが....。


下りならまだしも、上りのバイク側のコーナーリングですとみるみる速度が落ちていきます。

それじゃあんまりなので、クリッピングポイントを超えたらアクセルを開けるのですが、アクセルを開けるとカー側に曲がる力が発生し、切ったハンドルが戻ってきてしまいます。

これは他に方法がないので、ハンドルを力技で押さえ込みます。

手のひらで押し舵すると楽なのですが、私の場合は右カーで右ハンドルを手のひらで押す形になりますが、フロントブレーキを使う場合があるので、左ハンドルを手前に引く引き舵で押さえ込んでいます。

アクセル開度次第ですが、これがまあ重いのなんの....。左ステップを踏みしめながらハンドルを引いています。

ここの腕力勝負だけは避けようがありません。テクニックもくそもありません。

ですからクリッピングから先はちょっと楽しくないんです。


じゃあクリッピングまでは楽しいのか?となりますが、これは意外と楽しいです。

減速で曲がるコーナーリングになりますので、減速の加減でマシンをインにいれることになります。

直線での減速をコーナリング中に更に強めるのでも良いですし、エンジンブレーキだけの状態から前後ブレーキをかけるのでも良いです。

しかし一番効くのはフロントブレーキです。

ガツンとかけると転覆の恐れがありますが、ギューっとかけていくと面白いように鼻先がインへ入っていきます。

SR-URALの場合、そんなにフロントブレーキが効かないので(所詮SR400)、人差し指1本で強めに握りこんでいくとちょうといいくらいになります。

バイク側のコーナーリング、私の場合はちょいオーバースピード気味でコーナーに入っていきます。前後ブレーキはかけたままで。コーナーが奥で曲がりこんでいた場合、リヤブレーキは外してフロントブレーキをギューっと握りこんでいくとグイグイ曲がります。クリッピングを過ぎたらブレーキを外して、アクセルオン、腕力勝負でハンドルを押さえ込みます。

登りはうんざりですが、下りはブレーキングでラインを簡単に変更できるので楽しいです。
2017年11月10日 イイね!

カー側はスローイン・ファーストアウトで。

一番難しいと言われる、サイドカーのカー側コーナーリングです。

まずはコーナー手前でスピードを十分に落とします。落としすぎるくらいの方が安全確実です。

ブレーキングもしくはエンジンブレーキでの減速となりますので、バイク側にハンドルが切れてきます。これを手のひらでハンドルを押す当て舵でコントロールし、直進するようにします。

曲がり始めるポイントに来たら、ブレーキを外し、スロットルをオンしつつカー側に体重移動します。するとバイクのセルフステアと同じ様にハンドルが切れてきます。

サイドカーはハンドルを切って曲がると言われますが、ハンドルを切る=操舵は、スロットルやブレーキをいい具合にかけることによりほとんど力は必要ありません(極低速の取り回しを除く)。

ただし戻ろうとするハンドルを抑える=保舵(当て舵もある意味そのひとつ)はどうしようもない場面があります。

カー側のコーナーリングでは、この保舵力もほとんど必要ありません。

スロットルを開け続けることでハンドルがほとんど戻ってこないのです。

カー側のコーナーリングは、操舵も保舵もスロットルを開けるだけで、腕力が必要無いので楽チン&気持ちよく曲がって行きます。


では何が難しいのでしょう?

それはコーナーが終わるまでスロットルを開け続けなければならないことです。ブラインドコーナーで思っていたよりもコーナーが続いているとしたら、スロットルを開け続けてスピードが上がりすぎ、コーナー外側へはらんでいって「さようなら」です。

かと言って腕力でハンドルを切り足すと、前回の話の通りカー側が浮いてきます。そのまま転覆するか、転覆をさけてハンドルを戻すと、やっぱりコーナー外側へ。

いやいや、スロットルオフかブレーキかければどうだ?

もちろん減速はバイク側へ曲がっていく力が働きますので、コーナー外側へはらんでしまいます。

ああ結局コーナー手前で十分すぎるほど速度を落とすしかないのか.....。

しかし!

旋回半径を小さくする方法がひとつ残されていることに気づくバイク乗りの方はいらっしゃいますよね。

そうです、スロットルを開け続けたまま、リヤブレーキをかければ良いのです。

これでカーが浮くこともなく、旋回半径を小さくすることができます。

私はコレに気がつくのが少々遅く、3回ほどガートレールに突っ込みそうになりました(笑)。


また、コーナーリング中のシフトアップもうまいことやらないと、駆動が切れた時にコーナー外側に振られます。低めのギアで一気にトラクションをかけて曲がるというよりは、一段高めのギアでシフトアップの必要無しにゆっくりスロットルを開け続ける方が綺麗に旋回することができます。

次回はあんまり楽しくないコトもある、バイク側コーナーリングについてです。


【補足(蛇足)】
今夏、北海道でサイドカーの死亡事故がありました。

やはりカー側のコーナーリングでした。詳細は分かっていませんが、ドライバーがこのスロットル+リヤブレーキを知らなかった可能性もありました。

というのも4輪免許で乗れるタイプのサイドカーだったからです。

カー側の車輪も駆動するタイプは、トライクと同じ様に普通自動車免許で運転することができます。ただ事故となったサイドカーはオフロードのぬかるみ脱出の時だけカー側を駆動するタイプです(パートタイム方式、しかもデフ無し)。通常走行の時はカー側は駆動されず、全くもって通常のサイドカーと同じ挙動となります。

さすがに納車の時にスロットル+リヤブレーキのテクを教えてはもらってないでしょうか....。

更に不幸を増大させたのは、トライクと同じ扱いとのことで「ノーヘル」だったこと。乗車定員限界まで乗ってた(運転席+タンデムシート+カー側)。そしてコーナーからはらんだ先が2メートルほどの崖だった。

ご冥福をお祈りします。

サイドカーに限らず、みなさん事故には気を付けましょう。過信は禁物です。
2017年11月09日 イイね!

サイドカーはコケないからいいよね!?

「サイドカーはコケないからいいですよね〜」

とよく言われます。

確かに極低速時や停車時のいわゆる「立ちゴケ」はしません。

が、「転覆」はします(なんで転覆って言うんでしょう?カーの人が乗る部分を「船」というからでしょうか?)。

4輪車であったとしても、重心が高くハンドル操作を誤れば横転しますしね(大概はタイヤが滑るだけですが)。そこから1輪少ない3輪車なら余計に不安定ですよね。

バイクでコーナーリング中にハンドルを切り足すとどうなるでしょう?

旋回半径が小さくなる帳尻を合わせるために、車体が起きてきますよね。

同じことがサイドカーでも起こります。

ただしサイドカーはバンクしませんので、コーナーリング中にハンドルを切り足すとコーナー外側に倒れようとします。

カー側のコーナーリングだとしたら、バイクはコーナー外側に倒れて、カーが浮いてきます。だいたい45度を超えてくると横転します(涙)。カー側のコーナーリングがサイドカー・ドライビングで一番難しいのです。

逆にバイク側のコーナーリングだとどうでしょう?バイクはコーナー外側に倒れようとしますが、そこにはカーがついています。あ、こちらは大丈夫です。

と思いきや、ここで道に鹿が!(本宮山スカイラインによくいます、笑)

フロントブレーキをガツンとかけますと、リヤタイヤが浮いてきて斜め前方に前転します(涙)。ドライバーは前に振り落とされて、最悪自分のサイドカーにひかれるなんてことにも....。

4輪車の前輪が1輪無い状態を考えていただけると分かりやすいかもしれません。ちょっとブレーキをかけただけで、前輪が無い方向へ転がろうとしますよね。同じことです。

とまあ結局左右どちらにも転覆するのがサイドカーです。

そのためのコーナーリングのテクニックがキモになってきます。


私も最近まで知りませんでしたが、上記のように4輪とも2輪とも違う独特の運動特性により、側車付2輪免許というのが昔はあったそうです。乗る人が少なくなったので、2輪免許に統合されて今はありません。

4輪免許で乗れるサイドカーってのもありまして、またややこしいことになっていたりもしますが(今夏北海道で事故しましたのがこちらのタイプ)。


次回はサイドカーの花形?カー側コーナーリングについてです。


【補足(蛇足)】
基本的にはやらないパッセンジャーの体重移動ですが、通常のサイドカーの場合

藤島康介:ああっ女神さまっ 15巻 のベルダンディー

をご参照ください。

パッセンジャーの動きがキモのレーシングニーラーの場合

藤島康介:ああっ女神さまっ 18巻・19巻 のベルダンディー
皆川亮二:D-LIVE!! 11巻 のロッコ・レイモンド

をご参照ください。
2017年11月08日 イイね!

サイドカーの特性と直進について

整備に出していたSR-URALサイドカーがようやく戻ってきました。サンビシモータース(KTM東海の本体)で無理を聞いていただきました、ありがとうございました。

これから何回かに分けて、サイドカー・ドライビングについて書いてみようと思います。

「サイドカーってパッセンジャーが大きく体重移動してトラクションコントロールするんでしょ?」

なんて思っている方は「つうかあ」に影響されすぎです。「つうかあ」とは女子高生ペアがレーシングニーラーに乗るアニメです。ニーラーのうんちくはいいんですが、ストーリーは面白くないです(バッサリ)。

ちょっと脱線しましたが、もちろんパッセンジャーが体重移動しなくても、乘っていなくても普通に走れます。

が、車ともバイクとも違う特性があります。


サイドーカーとは「平坦路を定速」で走行する「以外」は直進しない乗り物です。つまり常に右か左にフラフラするということです。


これは物理でおなじみの「慣性の法則」で説明できます。

サイドカーは「加減速できるバイク」に「駆動力のないカー(側車のコト)」が横に連結されています。

スロットルを開けますと、カーは定速で進もうとしますが、バイクは加速します。このためカー側に曲がろうとします。

逆にスロットルを閉じたり、ブレーキをかけたりしますと、これまたカーは定速で進もうとしますが、バイクは減速します。このためバイク側に曲がろうとします。

とまあ、簡単に書くとこんな感じです(実際のコーナーリングはもうちょっと複雑です)。


このため直進するためには切れてくるハンドルを手のひらで押す「当て舵」をする必要があります。

私などは腕力がありませんので、当て舵を長時間続けるのはちょっとキツイです。

ですので、体重移動で当て舵を緩和しています。

実はサイドカーは体重移動だけでも、少しだけ進路を変えることが可能です。コーナーリングで体をインに大きく入れているのは、遠心力対策だけではありません。

私のドライビングを外から見てると、上体を左右にブンブン振っている感じです。

「まっすぐ走ってるのに何やってるんだろう?」

と思われているでしょう(笑)。

加減速に加え、ワダチやら舗装の修理箇所やら、そもそも舗装路はかまぼこ状だったりして、本当にサイドカーは直進しません。

加速が特にそうですね。スロットル開けるとカー側に曲がろうとし、シフトチェンジで駆動力が一瞬切れると直進しようとします。ゆっくり丁寧に加速してればいいんですが、全開加速なんてしようもんなら、左右フラフラです。

はよコーナーにならんかな、と思います。

サイドカーの特性と直進についてでした。キモのコーナーリングは次回以降で。


【補足(蛇足)】
バイク側に曲がるとか、カー側に曲がるとか、まどろっこしい書き方やなと思いませんでしたか?

実際まどろっこしいんですが、サイドカー乗りには分かりやすいんです。

というのは、サイドカーにはカーがバイクの左についている「左カー」とカーがバイクの右についている「右カー」があるためです。この二つはコーナーリング特性が真逆になります。

左カーに乗っている方のブログで「左にコーナーリングする際はうんぬん」という記述があった場合、右カーに乗っている人はいちいち「右にコーナーリング」と読み替えなければならなくて面倒くさいんです。

で、バイク側・カー側というように書きますと、どちらの方でも読みやすいと。

バイク側コーナーリング:左カーの右コーナー、右カーの左コーナー
カー側コーナーリング:左カーの左コーナー、右カーの右コーナー

となります。

ちなみに私の乗っているSR-URALは右カーとなります。左ハンドルの外車に乗ってるような気分です。

この右カー・左カーどちらが良いか論争もありますが、また機会があれば。

プロフィール

「「貧乏トゥインゴ」最高?ただし本国仕様。 http://cvw.jp/b/2327523/41888094/
何シテル?   08/28 21:29
「ちょし!」です。 ほぼほぼ「マチノリ」でバイク生活を楽しんでおります。
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