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公開以来ずっと観たかった『ラッシュ／プライドと友情』をやっと観てきました。
公開日最後で21:40～23:55のレイトショー。

評判が凄く良い映画で、「ガソリンの匂いがするほどリアル」とか「レースに興味がなくても楽しめる」とか絶賛されています。

ニキ・ラウダとジェームス・ハントの1976年のF1でのチャンピオン争いを描いたストーリーです。
史実に非常に忠実に作ってあって、ある意味ドキュメンタリー映画のようでした。

もう公開は終わったので、ネタバレしても良いと思いますが、見たくない方はここまでにしてください。

↓下につづく



















さて、この映画、かなりマニアックです。

「レースに興味がなくても楽しめる」とはとても思いませんでした。

レースのシーンは確かに迫力がありますが、スピード感は今ひとつ。
音も当時の12気筒エンジンはもっと澄んだ音がしたはず。

マニア受けはそこではなく、フィオラノでのテストでラウダがエンツォの前で堂々とマシンにケチをつけたり、イタリアの田舎でエンコした車の横で美人（後の奥様）がヒッチハイクしてるのに、通りかかったティフォシは、急ブレーキで止まったあと美人には目もくれずにラウダに駆け寄り、「ラウダだろう？」って抱きついたり、「ジャッキー・イクスは堅実だが彼では勝てない」と言うマクラーレンの幹部（監督？）とか、そういうところでニヤッとしちゃいましたね。

要するにF1好きが作ったF1好きのための映画です。
レースに興味のない人に取っては、ただうるさくていがみ合ってるだけで、面白くないと思います。

僕は楽しかったですけどね。

見逃した方はブルーレイかDVDでどうぞ。