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Koji GSⅡの"ファミリア XG" [マツダ ファミリア]

三次試験場50周年マツダファンミーティング(その9)

投稿日 : 2016年02月27日
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1996年式 ユーノス プレッソ

7代目BG系ファミリアと車台を共用するスペシャリティ・クーペです。

形式はEC系ですが,エチュードの社内呼称は「EB」と呼ばれていたそうで,実質的な後継車は,このユーノス・プレッソ/オートザムAZ-3となります。

海外向けには「Mazda MX-3」として輸出され,ユーノス・プレッソには発売当初,K8-ZE型 V型6気筒エンジン(1.8L)のみのラインナップでしたが,1993年9月のマイナーチェンジの時にオートザムAZ-3に設定されていた,B5型1.5L 直4エンジンがユーノス・プレッソにも追加され,AZ-3にはV6エンジンが搭載されるようになりました。
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2001年式 マツダスピードファミリア(BJ5P改)※後ろからの写真しかありません。

1998年6月に,9代目にしてファミリア最後のフルモデルチェンジが行われました。

このクルマは,セダンタイプのスポーティーバージョンとして,2001年5月に100台限定として発売された限定車ですが,109台が追加生産され,合計209台生産されたと言うのは一部では有名な話。

エンジンはSワゴンのスポルト20用のFS型エンジンを,戸田レーシングのハイカム,ハイコンプピストン,ポート研磨,ピストンのクリアランス最適化,ステンレス製エキゾーストマニホールド,専用低排圧サイレンサでチューンして搭載されていました。

「BJ5P改」と言う型式から判るように,1500ccのセダンに2000ccエンジンを載せた改造車と言う扱いになっているクルマで,「メーカーが型式認定を取らずに改造車を販売するのはけしからん」と発売後に当局からお叱りを受けたとか受けなかったとか。

ハイカムのせいでアイドリングが不安定と言うクレームが多発したため,希望者にはデチューンされた専用カムシャフトへの無償交換があったそうですが,変態車を扱う某中古車店で「カム無交換」と言うのをセールスポイントにしていたのを見て,思わず唸ってしまいました(笑)
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1994年式 オートザム・レビュー(DB3PA)

マツダ製の初代DA系フォード・フェスティバ用の車台をベースに開発されたクルマで,1990年10月にマツダ5チャンネル化によって誕生した「オートザム店」待望の小型車でした。

同じくオートザム店扱いの2代目キャロルのイメージを踏襲した,丸みを帯びたスタイリングが特徴の「2.5ボックスセダン」ですが,女性ユーザーを狙いすぎたせいか,国内での販売はイマイチ。
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当ガレージでも同型車を一時愛用していましたが,短い全長の中ににも大人4人がゆったりと乗れる車室空間と,意外に広いトランクルームを持つパッケージングに優れたセダンで,ボディも軽かったので軽快に走る良いクルマでした。

海外へは「Mazda 121」の名称で輸出されましたが,可愛らしいスタイルやパッケージングの良さなどが評価されて大人気となったようです。
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このクルマには,レアな純正アルミホイールが付いてましたが,これと同じホイールを履いた同色のオートザムレビューが,いま某中古車サイトで売り出されてました・・・。
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1997年式 デミオGL-X(DW5W)

バブル期のマツダ5チャンネル化戦略の大失敗で,マツダ恒例の経営難に陥っていた1990年代後半に,危機的状況を立て直すための量販車種として,前出のオートザム・レビューの車台を元に,初代DWデミオが開発されました。

初代ワゴンRにも通じる,素っ気ないくらいの実直さや優れた実用性が功を奏し,直接的な競合車種のユーザーだけではなく,上級車や軽自動車からもユーザーが移行するなど,幅広い支持を得ることに成功しました。

マツダはこの初代DWデミオのヒットによって経営危機を危うく脱することができ,「マツダの救世主」とも言われます。

このスパークルグリーンのデミオGL-Xは,しいな丸 水産急行さんの愛車で,最上級グレードでありながらブラックバンパー仕様と言う,初期型にしかない組み合わせで,サンルーフやデュアルエアバック等のラインオプションがフルに装備され,しかも5速マニュアルミッションと言う奇跡の個体。
7
展示に備え,ステアリングやシート,マフラー等をノーマルに戻され,さらに純正オプションのサイドストライプのレプリカ版を製作(本物も所有)して貼り付けてくると言う気合の入れようでした。

父親の最後の愛車となったのも1999年式の初代デミオGL-Xでしたので色々思い入れがあります。

なお,初代デミオも来年でデビュー20周年を迎えますが,前期型は殆ど見かけなくなりましたね。
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2002年式 デミオSPORT(DY5W)

オプションカタログから抜けて出てきたようなスターリーブルーのDYデミオはRYOデミ蔵さんの愛車です。

弊ファミリアXGも,わずか納車15日後の展示でしたが,RYOデミ蔵さんの方は,前の愛車DYデミオがミッショントラブルで箱替えとなり,こちらはなんと納車5日目とのことでした(笑)

しかもノーマル状態はこの一瞬だったようで,本人曰く「2度と展示車にはなれない状態」なんだそうです。

さて,続いてはDE系,DJ系デミオのご紹介になりますが,不覚にも写真を撮っていないことから,割愛させていただきます。

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この記事へのコメント

2016年2月28日 7:10
おはようございます。
ちなみにDJデミオの展示車両は私のデミオです(^^)

三次試験場50周年ミーティング、本当によかったですね!
あのミーティングに参加したことでマツダの素晴らしさを実感したし、改めてノーマル状態の素晴らしさにも目覚めました。
コメントへの返答
2016年2月29日 0:03
こんばんは。

実は,展示車両のうち取り損ねているクルマ多数で,大変申し訳ございません。

本当に素晴らしいイベントでした。

100周年の時も期待ですね!

実はあのイベントのために,苦労してノーマル戻しした人をたくさん知っています。

ノーマルが一番の状態とは決して思いませんが,NAロードスターの人でも,最終的にはノーマルに近くなっていく現象も良く見ています(笑)

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