三次試験場50周年マツダファンミーティング(その10)
投稿日 : 2016年02月27日
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コスモスポーツ(L10B)
コスモスポーツは,1967年5月30日に,世界初の量産型2ローターロータリーエンジンを搭載した車としてデビューしました。
クラウンのデラックスが約100万円で買えた時代に,前期型は148万円,後期型は158万円で売り出されました。
いまの貨幣価値に換算すると,約1000万円くらいか,それ以上のクルマになると思いますが,こちらは後期型のL10Bになります。
専用ラインで,ほぼ手作りのような生産方式が取られ,1967年から1972年までの間に生産された台数は1176台です。
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こちらは,先日マツダのプロジェクトスタッフによるレストアが完了したマツダ110S(コスモスポーツの輸出仕様:L10A)ですが,外装は前期型に準ずるもので,フロントマスクやホイールベースも異なっています。
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コスモAPリミテッド(CD23C)
コスモスポーツが製造された3年後の1975年にデビューしたのがコスモAPです。
「AP」とはアンチ ポリューション・公害対策の意味で,排出ガス規制の影響で,数々のスポーツモデルが消えて行く中,公害対策を行ってもパワフルなコスモAPは,発売直後から高い人気を誇ったそうです。
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前期型は特徴的なフロントグリルと丸型4灯のヘッドランプと,L字型のテールランプが特徴でした。
弁当箱のような四角いマフラーのディフューザーは,当時のマツダ「AP」車の証でした。
このクルマは,CD23Cさんの愛車で,北海道の美瑛町から自走で来られました。
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コスモ2000SG-X(CD3MC)
1979年のマイナーチェンジで,異型角形2灯のヘッドランプと格子調のグリルに変更された,通称「プログレスコスモ」です。
こちらは,OSACOSMOさんの愛車で,神奈川県から自走での参加です。
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コスモ4ドアハードトップ ロ-タリーターボ リミテッド(HBSN2)
1981年に登場した3代目コスモは,4代目ルーチェと姉妹車になりました。
ボディバリエーションは,2ドアハードトップ,4ドアハードトップ,4ドアセダンで,レシプロエンジンが先行発売された後,ロータリーエンジン搭載車発売された。
ロータリーエンジン車は当初6PIのNAモデルが発売されましたが,後に12Aロータリーターボモデルと,13Bロータリー・スーパーインジェクション(SI)車発売されました。
4代目ルーチェは1986年にモデルチェンジされましたが,3代目コスモはハードトップ系のみが残り1990年まで継続製造されていました。
こちらは,mazda-manさんの愛車で,神奈川県から自走での参加です。
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ユーノスコスモ TYPE-E CCS(JCESE)
4代目コスモは,ユーノスチャンネルのフラッグシップモデルとして,1990年4月に2ドアクーペのみとなって発売されました。
従来の2ローターロータリーエンジン(13B-REW)の他,量産車初の3ローターロータリーエンジン(20B-REW)を搭載したモデルもあり,世界で初めての「CCS」と呼ばれるGPSカーナビ(三菱電機と共同開発)を搭載したモデルも設定されていました。
この個体は,REドライダーさんの所有で,20B+CCSの最上級車です。
ロータリーエンジンファンとしては,1度は3ローター車を所有してみたいものです。
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