1990年式 ルーチェ ロータリーターボ リミテッド(E-HC3S)
1986年に登場した5代目のHC系ルーチェは、先代HB系で「兄弟車」となったコスモと別れ、マツダのフラッグシップカーとして、クラウンやセドリック/グロリアをライバルとする高級車に進化しました。
5ナンバーフルサイズまで拡大されたボディは、コンピューター解析やレーザーによる強度測定などのテクノロジーを総動員して新開発された、「スーパーモノコックボディ」と呼ばれ、リアサスペンションには、独自開発のE型マルチリンクを採用。
当時としては高剛性なボディと高性能なサスペンションの組み合わせは、優れた乗り心地と走行安定性を実現し、クラウンやセドリック/グロリア等のライバル車とは違い、ラグジュアリー性よりもどちらかと言うと走行性能を追い求めていたところがマツダらしいと思います。
特にこのルーチェは、見た目はごく普通のスタイリッシュな4ドアハードトップのボディながら、心臓部はFC3S譲りの13B型ロータリーターボ。
FCより約200キロも重いボディを、軽々と引っ張る動力性能を誇る強心臓です。
(個人の感想です)
ロータリーエンジンはトルク変動が4ストロークレシプロエンジンより小さく、2ローターのロータリーエンジンでは、レシプロエンジンの6気筒並みの滑らかさであるとされるのも美点です。
(3ローターだと8 - 12気筒並みとされます)
HC系ルーチェは、新開発のV6エンジンが主力のパワーユニットになってしまいましたが、後継車種のHD系センティアからは完全にロータリーエンジン搭載車の設定が無くなりましたので、マツダが「ロータリーエンジンを載せた最後のセダン」となります。
ロータリーターボのルーチェ(HC3S型)の生産台数は4,807台で、その内訳は前期型が3,560台、当車と同じ後期型は1,247台だそうです。
現在の現存台数は約150台前後であり、まさに絶滅危惧種と言えます。
20年くらい前からずっと気になっていたんですが、ご縁をいただき、当ガレージの一員になりました。
■Tuning&Other
●マツダ純正オプション
フロアカーペット
ルーフサイドバイザー
リアスポイラー
●タイヤ
DUNLOP LE MANS V 195/65R15 91H
●ホイール
BBS RG
●サスペンション
マツダ純正 Automatic Adjusting Suspension
●エンジン
MAZDASPEED ROTARY OIL FILLER CAP
BOSCH 国産車用オイルフィルター(Z-2)
●電装系
ENEOS VICTORY FORCE SUPER PREMIUM Ⅱ VFL-100D23L
●インテリア
マツダ純正 ボス,ステアリング ホイール H364-32-980D96
SHARP プラズマクラスターイオン発生機(IG-FC1-B)
●油脂類
エンジンオイル:マツダ純正ゴールデンSN(5W-30)
ボデーカラー:クリスタルホワイト(UC)
■車両情報
メーカー:マツダ
フレームNO:HC3S-201※※※
マーケット:日本
場所:日本
車名:ルーチェ
生産年月日:1990/03/29
カラーコード:UC
トリムコード:HE1
型式類別:05490-0021
■工場出荷時オプション / スペック
ノ-マルル-フ
ハ-ドトツプ
4-ドア-
EGI
LPG オ 除く
タ-ボ
RE
13B
2ーローター
EC-AT
AT
4-スピ-ド
フロアシフト
A.A.サス
4-デイスク
ノ-マルデフ
A. ブレ-キ 無し
I.R.サス
STD. スプリング 付き
カソ-ナシ
ニツポン