
思わぬ降雪に見舞われた今日。
仕事のことで、とある会社へ。
すると、ここへお勤めのご近所の奥様が
「3月になってブログ更新サボってるでしょ!
ちゃんとやらなきゃ~!!!」
と、宣われました。
おう!今日更新したぞ!!どうぞ読んで下さいまし。
ともあれ、読者がいるってのは嬉しいですな。
さて、本題。
誤解を恐れず、正直に言いましょう。
オイラ、
アルミテープの効果については懐疑的でした。
以前、頂いたアルミテープを貼ってみたことがあるんですが
この時は全く効果が感じられませんでしたし、何よりオカルトくさくって・・・
その反面、あのトヨタが特許まで取得してることが引っかかってもいました。
そんな時、ある記事と出会うことに。
SaeXaさんの「アルミテープ効果の”見える化”と検証」
下のリンクは、SaeXaさんのまとめ記事です。
アルミテープ効果の”見える化”と検証
サイクロン掃除機を使って、そもそもアルミテープの除電効果はあるのか?
から始まり、形状による違い、気流に対する角度、色つきテープではどうか、
導電性の糊でなければいけないのか等々を、実験を踏まえて検証されてます。
なにより、感覚的な言葉ではなく、写真という
見える結果で示されてみえるので
とても良く分かる!
百聞は一見にしかずとは、まさにこのことです。
うーん、目から鱗がボロボロと・・・
オイラも「怪しい、怪しい」って言ってないで、実験してみよう!
そう思うに至りました。
記事に入る前に、自身の記事の引用やご紹介をさせて頂くことを
快く了解下さったSaeXaさんに厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございます!
用意したのは、工場用大型扇風機とレコード巻き(ペラペラの細く裂けるアレね)
もちろんアルミテープ。そして農業機具倉庫(空きです)
そう、実車による風洞実験をしてみようという魂胆。
前もってアルミテープは切り出しておきました。
シルバーのは見えない部分用。長さ15cm、幅5cmです。
ブラックの方は見える部分用。小さいものが長さ5cm、幅2cm。
貼る予定位置によって大きさを変えてあります。
形状は、SaeXaさんのブーメラン型+トヨタ純正くし形のミックスとしました。
各部の先端が尖っていた方が放電効果が高いのでは?ッてことです。
また、この技術の開発元たるTOYOTAへの敬意も・・・(笑)
ま、ハッキリ言えばパクリですな(爆)
これらを携え、いそいそと秘密基地へ・・・
【簡易風洞実験】
まずは車体表面に、細く裂いたレコード巻きを貼り付けます。
ただでさえ静電気を帯びやすい材質のものですから、あちこちに張り付いて大変!
アルミテープを貼る予定なのはフロントバンパー・リアバンパー・フロントガラス
そして、どうしても気になる突起物・ドアミラーですので、そこを中心に。
この張付位置や向きも、TOYOTAの例を
パクリ参考にしています。
まずは実績のあるものを真似ることから、ですな。
また、SaeXaさんの実験結果から、
気流と平行に貼った方が効果がある
と考え、これも念頭に置いて貼り付けを行いました。
んで、実際の張付位置は以下の通り。
ついでに吸気系にも・・・
あっ!ここでミスに気付きました。
ホントにたった今!
リアバンパーの張付位置が側面ではなく、後面になってました。
やっべえなあ。
素人細工ってことでご勘弁を。
そのうち修正実験をしてみます。
この状態(ビフォー・アフターともに)で、扇風機の風を当てます。
この時の気温は15℃くらい。湿度は30%ほどと、願ってもない静電気日和!
では、実験結果をビフォーアフター形式で。
風流により静電気が溜まるよう、5分ほど放置。
その後15分くらいじっくりと観察をした結果です。
動画だと良かったのかもしれませんが、動画投稿のノウハウがありましぇーん!
そこはお詫び申し上げますm(_ _"m)ペコリ
(気がする)とした部分は、確信を持って言い切ることが出来ないものです。
唯一の言い切ってる部分、
フロントバンパーのコーナー部。
ここだけはハッキリと違いがありました。
その他の部分については(気がする)とした通り・・・
ハッキリと違いがあるとまでは、どうしても言えないですね。
むろん、今回の実験には問題点もあります。
風源が面ではなく点であること、風量・風速ともに不足気味であること
風洞構造ではないので周囲へ風が逃げるため走行状態とは違うことなど。
一個人の実験の限界ですかねえ。
はっ!ビニールハウスで排煙用ファン・・・機材がそろわないよぉ。
「見える化」としては、不十分な結果となってしまいましたが
どうやら何らかの効果はあるようだ、という結論となりました。
【走行インプレッション】
ここからは、オイラの主観に委ねられます。
この感じたものが正しいかどうかは、各自ご判断下さい。
走行時の気温12℃ほど、湿度約30%。
流れの良い堤防道路~市街地~山道を走ってみた感想です。
堤防道路。
時速50Km/hくらいまでは、とくに変化無し。
60Km/hを超えたあたりで、転舵初期が重くなったような気が。
直線走行時にはフロント上部から押さえつけられるような感じがします。
これって、接地感が向上してる?
気流の剥離が減って、ダウンフォース(空気抵抗かも)が増えた?
これが最初に気付いた点です。
そういえば、修正舵の頻度も減少したような気がします。
直進性が向上したのか?
大型トラックとのすれ違いでも、さほど影響を受けていないような・・・
そんな印象を受けました。
市街地。
特に変化は感じられず。
山道。
強いて言えば、方向安定性が良くなったような気がします。
巷間言われる、サスの動きや回頭性の向上については分かりませんでした。
吸気系に貼ったテープの効果は感じられませんでした。
これがファーストインプレッションです。
オイラには、直進安定性の向上と接地感の向上として感じられました。
【棚からぼた餅、もしくは怪我の功名】
この明くる日、GSへ給油に。
フルサービスのお店なので、ガラスを拭いてくれるのですが
この時、フロントガラス左側のテープが脱落!
鋭角な形状にしたのが裏目に出たようです。
また貼ればいいので、そのまま帰宅。
んで、はっと気付きました。
この状態で変化はあるのか?
GSから自宅までは、スピードの出る道ではないので気にもしてませんでしたが
ある程度スピードののる堤防道路ではどうなのか?って。
早速、実験走行です。
右側のみテープは残ってます。
走り始めてすぐに、左右に落ち着きが無く修正舵が必要なことに気付きました。
ちょっとした路面の不整でもフラフラ・・・
上から押しつけられるような感覚も消失。
やや!これは・・・
今度は右側のテープも剥がして走行。
ふらつきは減少しましたが、押しつけられる感覚も無し。
ま、まさか!
帰宅し、上の写真のフロントガラス改良型テープ(長さ8cm、幅2.5cm長楕円形)
を作製し、またもや右側だけ貼り付けて試験走行。
やっぱりふらつきがでます!
両側に貼り付けてみると・・・
ふらつきは解消。
しかし、くし形の時に比べ、押しつけられる感じは小さくなりました。
この結果から
フロントガラスへのアルミテープ貼り付けは効果あり
そういわざるを得ません。
ただし、
法令でフロントガラスへのステッカー類貼り付けは禁止されてますので
試す際は、自己責任でお願いします。
オイラはガラス周囲の黒い部分内に貼ってます。参考までに。
フロントガラスでの実験結果から、アルミテープの効果を引き出すためには
形状も重要であろうことが分かります。
ひきつづき、剥がれにくく放電効果の高い形状を探ってみたいですね。
また、SaeXaさんの検証結果やオイラの実験結果をかんがえると、
テープの大きさや貼り付け位置、貼り付けの向きも影響すると思われます。
以前、貼った時は適当だったからなぁ(汗)
アルミテープの効果をもっと知るためには
さらにたくさんのデータ数が必要なようです。
皆さんの経験もご伝授下さると幸いです!
意見交換しながら最適な方法を見つけてゆきたいですね。
まだ分からないことだらけのアルミテープチューン。
ちょっと面白そうな気がしてきましたよ(笑)
どうやら本当に、車体表面の気流を変化させるアルミテープ。
この気流の変化が、スポイラー類のようにドラッグを増大させるものなのか
はたまた、車本来の性能を引き出すものかについては、さらに検証が必要です。
オイラは今後、燃費性能からこれを検証したいと思います。
空気抵抗の変化は、燃費にも少なからず影響するでしょうからね。
今後5000Kmほどの平均燃費を取って、昨年の同時期との比較により
データとしての「見える化」 これを目指します。
面白い結果が出ると良いなあ。