2015年05月02日
ハイレゾブームが到来して、カーオーディオでも純粋なハイレゾ音源を再生できるプレーヤが登場していますよね。
私が購入したのは、CD音質に変換してハイレゾを再生するプレイヤーですが。。。w
みなさん、ハイレゾというとどういったものを想像するのでしょうか?
迫力が増す。繊細な音を奏でる。精神衛生上、気持ち的に豊かになれる。
と色々あるかと思います。
いまでこそハイレゾと呼ばれていますが、実はもう15年以上も前からハイレゾ音源は存在していました。
ハイレゾとは、CDより音質がよい音源のことで、厳密に言うと今の定義では24bit、48kHz以上の音源をハイレゾと呼ぶそうです。
当時のビット数は16bitでしたが、その頃販売されている音源のマスターは48Khzで録音されています。
今はオワコンとなった機材ですが、DATと呼ばれるカセットテープよりも小柄な磁気メディアの媒体で録音されています。
もちろん、その前には巨大なリールで多チャンネル録音するPCMマルチトラックという洗濯機ぐらいの大きさの機材で録音して、最終的に2chのステレオマスターを落とす場所としてのDATなのですが、結果的にマスターは48kHzだったとういことです。
それをCDの44.1kHzにダウンコンバートして世の中に出していたわけです。
ではハイレゾとはなんで出来たのか。
これは一般に売るためのうたい文句です。
それまでもCDよりも音質が高いSACDやDVD-Audioも販売したのですが、需要がなかったため衰退していました。
そこからメモリープレイヤー時代になり、フォーマットに左右されなくなることに繋がって、CD音質よりも高く売れるハイレゾ音源をとなったわけです。
しかしブームというのは恐ろしいものです。
それまではipodに沢山の曲を入れ込むために、CD音源を劣化させてmp3やascに変換していたのに、急に真逆の高容量の高音質音源ブームになっているからです。
ですが、これは一時期的な流行とういもので、結局は利便性に戻ってきてしまうような気もします。
値段がどのフォーマットでも同じであれば変わるだろうと思いがちですが、一般の方でハイクオリティを求める方はごく一部の方です。
私は仕事柄レコーディングやビデオ撮影にたずさわるので直に実感する部分なのですが、
SDからHDにしても、未だにブルーレイとDVDの売り上げは8割がDVDなのです。。。
理由を聞いて驚くのが、DVDだと再生できる環境が多いので、出先用の機材やPCで再生できる
DVDを選択する方がいるという現実。。。
さらに、ライブ作品となると映像に音も入っているからDVDだけでいい。CDはいらないとなり、
音源のみへの魅力が悪化しています。
それが現代のCD売れないという現状になっているのです。(もちろん不正ダウンロードや、1曲
購入できるといった理由が大きいです)
そこで音楽販売業界の救世主と出されたのがハイレゾなのです。
でもこれも作られた流行りです。
3Dが主流だと刷り込んだ2年前。今はどうでしょう。
2D映画ばかりに戻っていますよね。
とういことで、ハイレゾブームも一部のマニアだけで終わる気がします。
私的には、音源だけでも売れるならハイレゾでも何でもお願いしますっという感じではあります。
国営テレビの某歴史ドラマの音源フォーマットも48kHz配信です。
その理由は、マスターが48kHzで製作されているからです。
なぜ今の時代に48なのか。と思う方もいるかと思いますが、楽曲製作者側の実情が背景にあるのです。
早く帰りたい。これが一番の理由です。
44.1のデーターと96kHzのデーターでは96kHzは単純に倍のデータ量があります。
1曲だけならいいのですが、OSTのような莫大な数。莫大なchのオーケストレーション製作の場合、HDDにコピーするだけでも相当な時間がかかります。
今はスタジオで完成させるのではなく、スタジオで録音したデーターを自社スタジオで編集し、コストや時間を稼ぐ方向が一般的になっています。
録音スタジオを借りる経費は相当なものです。
海外のスタジオで録音される歌手の方がいますが、あれもコスト削減です。
国内のスタジオを1週間借りると膨大な金額になりますが、海外であればそれがカバーできてしまうので、そこは言わないで環境の面でごまかしている方も少なくないのです。
使っている機材もさほど変わらず、国内スタジオの機材の方が状態がよいなんて事も。
とうことで、録音とミックスは分けるエンジニアの方も増えつつあります。
ましてや1曲5分の曲でも、一発録音ではないので、テイク分増えていきます。
と考えると、時間の節約でやむなくという現実もあるのです。
これからPCや転送スピードがアップすれば解決する問題ではありますが、世の中そんな簡単な問題でもないのです。
レコーディング業界が容易に機材を入れ替えられるほど儲かってなく、衰退しているのが現状です。
未だに青色Protools、HD7,8を使って、旧旧macproでつないでいるスタジオも沢山あるのです。。。。
ということで、ハイレゾブームは業界にとっては続けば救世主。ブームで終われば、早すぎる投資となるのです。
3Dブームと同じになるのか、どうなのか。私は一関係者として音質よりも興味がある部分です。
Posted at 2015/05/02 15:34:34 | |
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2015年05月02日
記憶が定かのうちに、整備した記録をつけました。
説明がくどいですが、どなたかの整備に役立てばと思っております。
やはり、リアカメラの施工が一番難儀したので、文面が長くなってしまいました。
大変だったけど、楽しかったなぁw
Posted at 2015/05/02 03:03:26 | |
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