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６GTIで音響調整を終えたアルパインの音、わたし的には、なかなか、替えがききません。
いい音、の定義はそれぞれですし、ましてや好きな音、となると多様にすぎてきて、客観的なベストは決め難いのだとも思います。
アメリカの新車で出来合いの音響をきかせてもらうと、車室内、こころもち中央ちかくで定位を追い込んでいるようで、それはそれで臨場感豊かだと感じますが、アルパインはじめ国内のメーカーだと、これが少し前方で定位を狙っている感じで、オーケストレーションを堪能しようとすると不利なのですが、ボーカルとの向き合いでは圧倒的に繊細な声質感を感じさせて、替えられないワケです。
とはいえ、国内の各メーカー、ドイツ車にも諸外国の車にもOEM含め、ビジネス提携あるわけですから、どこまでが狙ってどうしているのか、実際には想像の域を出ないのですが。
代車で７やその他のワーゲン車、長く借りることも多く、音響の進化は如実に感じるのですが、ここらへんはやっぱり、全方位的な拡がり感で、オーケストレーション優先、強いていえば、割れないトコまでの倍音の追い込みで低域を出しているので、感覚的に、奥行きあるなあ、とか思わせる演出があり、好ましい。
でも、ここらへん、やっぱり薄くて、ちょっとボリュームを上げながら聴いていくと早々に馬脚をあらわすので、あれまあ、という感じなのですね。
ただ、ここらへんは、方向性とコストの問題、長所のみに目をむけるべき箇所だと割り切るべきでしょうね。
純正の進化、この、音の問題に限らず、どこか、求めてない利便や合理、時勢に支配され、膠着を強いられてる思い、日々強くなってますが、気にしてもしょうがないことなのでしょうね。
むしろ５，６のオーナーは、自分たちのオーディオユニットが積極的にアップデート可能だという特権を楽しむべきなのでしょう。
これからはどんどん、リアルも自由も奪われ無くなって行って、コピーとレプリカばかりになる世界が待っているのですからね。

バランスの良さと、ヴィジュアル、優れていると思います。

いまとなっては、これぞ、ウェルバランスのたまもの、と感じるトコです。

替えはきかない一台。それに尽きるかなあ。

足の締め上げをどこまで、どうするか、で、ずいぶん変わるクルマです。ブレース追加の効果が顕著に出るのは、そもそも狙ったツクリということなのかなあ。