備忘録～ヘッドホンアンプDAC-X6PROの動作チェック

プライムデーのセールで買ったDAC内蔵ヘッドホンアンプが届いたので早速動作チェックと音質確認。
1号機と同じ格安中華品のDAC-X6PROでヘッドホンアンプ部のオペアンプはNE5532Pで、2号機の前段と同じで似たような音がするがその他の構成が異なるので同じではない。2号機の方が若干柔らかい音がする。各イヤホンとの相性はざっと以下の通り。

CARBO BASSO：かなり強い音で、声は一番強い。歌手の実力以上の強さで、これはこれで魅力的。中高音が歪っぽい？ようでそこから上はあまり伸びていない？のでバイオリンはちょっと違う音が加わるかな。低音は重く沈み込まずに切れが良いくレンジも下まで伸びているのでオケの低音楽器はそれらしく鳴るし管楽器も硬めだがそれらしいこの強さは魅力的なのでBASSOを使うならばこのままと言う判断もあり。

E3000：個々の音の力が若干抜けて実在感に欠ける。1号機の密度感とか強さと柔らかさが共存した音を知ってしまっているので、このままで行くと言う判断は無いかな。

E1000：ポピュラー系に合うかなと思っていたが声が意外とダメで均質感が無く音像が汚い？と言うかいびつと言うか不自然。高音域の繊細感も足りないので、ポピュラー向けでこのままと言う判断は無いかな。クラシックは力が抜けて柔らかい音でピアノだったり軽い演奏のものが意外と良かったのはメモしておく。

中華系は未確認。明日以降ちょっと聴いてみるが、わざわざこれに合わせる必要があるのか？E3000に合わせれば自ずと良く鳴るので、これは特に考えなくても良いだろう。


まぁ、どのイヤホンに合わせるかで判断は異なるので、イヤホンをどれにするか決めないと先に進まない感じだな。

BASSOで強さを求めるなら現状維持、finalを鳴らすならやはりMUSES01Dに載せ替えと言うところか。

MUSES01Dは送料合わせて4000円。これだと3000円台のBASSOの兄弟分のTENOREやMEZZOが買えるんだよな。TENOREはクラシック向きだと言われてるとのことだからそっちに行くのもあり？とも思ったがZERO AUDIO系とDAC-X6PROを合わせると楽器や歌手の直近真ん前で聴くような強い音になるから実際には有り得ないんだよな。
となると、やはりMUSES01Dか？

取りあえず手持ちのNE5532P互換の新日本無線NJM5532DDに載せ替えて聴いてみるか？2号機での結果からすると期待薄だけども・・・


追記
改めて無改造の状態で、E3000を聴くと音が軽い。音の密度が足りない。BASSOを聴いたときにはあれだけ強く鳴るのに不思議。この状態でのE3000はあり得ないのでMUSES01Dに載せ替えを考える。そのためにMUSES01Dに載せ替え済みの1号機で改めてBASSOを聴く。
BASSOは先日イヤピースをfainalTypeEのMサイズからLサイズに替えているためか？以前の印象と異なりガン鉄サウンドにはなっていない？それとも耳が慣れた？エージングが進んだ？それとも全部？確かに強い音だがガチガチの角ばって平坦な音ではなく全然許容範囲。まぁMUSESの音なので響きがウェットな感じなのはどのイヤホンでも同じ。オリジナルのNE5532Pだと乾燥した感じで響きは少な目に感じてそちらも魅力的なのだが、E3000を鳴らすことを考えるとMUSES01Dがやはり正解だと思う。
まぁ１号機があるので急がず、気が向いたら発注して乗せ換えるとするかな。

追記2
新日本無線のNJM5532DDに載せ替え。NE5532のセカンドソースなので載せ替えて使うのに安心感がある。
すぐにこのメーカーの音だとわかるMUSESのような音。バランスはNE5532Pのそれに近いが全体にウェット感がありNE5532Pのパサつきを感じるドライな音とは対照的。
高音は素直に伸びていて広がり感、繊細感もあり、低音もMUSESのようには沈まず切れ上がり軽め。2号機で感じた低音不足では無く強調感の無いスマートな低音。レンジが狭いわけではなく上下にしっかり伸びている。
音の強さや音が空間を満たす感じはMUSES01Dには及ばないが、とても聴きやすい滑らかで、これはこれで気持ちの良いハイファイサウンドｗ
声の出方もNE5532Pのいびつ感はかなり解消されていてマイクに凄い近い感じだが自然。
BASSOが1号機＋E3000のように鳴るのは驚きｗでこれもあり！だと思う。BASSOだけ使うならこのままでもいいと思った。
E1000も柔らかくキレイに良く鳴っていて安く済ませるならこれで良いと思う。
でもまぁ、E3000の能力を引き出して使いたい！と考えるとMUSES01Dにするのが良いだろうな。コスパは最悪だけど。

で最終はこのようになった。