y's papaのブログ一覧

今期アニメ、お気に入りもいくつかあって楽しんでいる。

葬送のフリーレンは大人向けのゆっくりのんびりととして心に染み入る良作。でこぼこ魔女の親子事情はうちが大好きな日常系コメディ。


期待していた薬屋のひとりごとは小説を元にせず2種類のコミカライズされたものの一つを元にしたようなのでかなり微妙で原作小説既読の妻も私も不平不満がつのっているW
アニメはそんなところ。

子供は高校生だが夏はコロナがはやり、今はインフルが猛威をふるっていて、なんとなく家にも持ち込まれている気がして喉がおかしいような気がする。くしゃみもたまに出るから低気温か花粉のアレルギっぽいかなぁ？
ということでインフルとコロナは注意かな。

ま、いろいろあるけど今はこのへんでW

私の画像編集用デスクトップPCのDVDドライブは購入1年でディスクの読み込みができなくなっていたが、今時光学ディスクメディアを使うことも稀なので放置していた。

が、DVDドライブも入手できるものが少なくなっているし、手持ちの音楽CDもとりあえず読めるようにしておきたいので、ようやく交換。

バルク品で2000円くらいなので箱にも入っておらずプチプチに包まれただけでビックリしたが、昨日載せ替えて今のところ無事に動いている。

旧品と品番は同じだがパネルのデザインが変わって、まっ平まっ黒から丸みを帯びて文字が印刷されたものに変わった。まぁPCにカッコよさなど求めていないので「ふーん変わったんだ」程度にしか思っていない。旧品のパネルに載せ替えようとも思ったが面倒なので止めたw

さて今度は長持ちしてくれることを期待しよう。

以前、グルベローヴァさんがイングランド王妃アンナ・ボレーナを歌うドニゼッテ「アンナ・ボレーナ」のフィナーレ「邪悪な夫婦よ（Coppia iniqua ）」を紹介したことがある。最後の高音が難易度高く、音を下げたり失敗してしまったり実際に演奏会で聴ける機会も少ない。


それでここからが本題ｗ
ここのところ続いたテノーレ・リリコ・レッジェーロの声質の歌手が、同曲のリッカルド・ペルシー卿が第2幕第3場 ロンドン塔で歌う「君は生きるのだ、私はそれを望む（Vivi tu, te ne scongiuro）」もなかなか凄い。これを歌える歌手が現在にいるのだろうか？と思う難曲で、こちらも失敗を避けて最後の高音を歌わないことが多いようだ。
因みにグルベローヴァさんとブロスさんが共演しているCDではグルベローヴァさんはCoppia iniquaの高音を長々と圧倒的に歌い、ブロスさんはVivi tu・・・の最後の高音は歌っていない。

1980年台のアメリカのテノール、クリス・メリットさんが有名で、同じくアメリカのテノールのグレゴリー・クンデさん、同じくアメリカのテノールのロックウェル・ブレイクさん以外の実際この曲の映像、録音はほとんど無い。たぶん、現在この曲を実際に聴ける機会は無いと思う。

というわけで、アンナ・ボレーナはソプラノ、テノールともに高難易度で、今現在、実際に歌える歌手がいるのだろうか？

クリス・メリットさん


グレゴリー・クンデさん


ロックウェル・ブレイクさん



グルベローヴァさんの"Coppia iniqua"


2003年のリサイタル「チューダー朝の女王たち」のプログラム。「よこしまな夫婦よ」がCoppia iniqua


追記
今の歌手では先日紹介したエドガルド・ロチャさんのが最後の高音避けてるけれどとても感情豊かに柔らかく歌っていて好き。

先日から紹介しているロッシーニのアルジェのイタリア女、アルゼンチンのコロン劇場での公演で、アルゼンチンの若いテノール、サンティアゴ・バッレリーニさんが歌う第1幕 第1場 第2曲のカヴァティーナ
・「美しき女に恋焦れ」（Languir per una bella）」
は既に動画を載せた。

その直後に太守のムスタファが奴隷のリンドーロに「お前にオレの妻をあげよう」と言った後に歌われるムスタファとリンドーロの二重唱
・「もし妻を娶る気になったとしたら（Se inclinassi a prender moglie）」
がまたなかなかの出来なので改めて紹介。

第1幕 第1場 第3曲:二重唱「もし妻を娶る気になったとしたら（Se inclinassi a prender moglie）」


テノールのサンティアゴ・バッレリーニさんはもちろん、太守ムスタファを歌うチリのバス・バリトン、リカルド・セグェル（Ricardo Seguel）さんも見事にロッシーニのコミカルさを歌っているので注目。セグェルさんは南米とスペインのオペラハウスで歌っていて日本では恐らく全く知られていないと思う。

彼が歌う第1幕 第3場 第6曲:アリア
「もはや胸のなかには異常な興奮が（Già d' insolito ardore nel Petto）」
もバス・バリトンではあるが軽やかでロッシーニの喜劇を上手く歌っている。


尚、対訳はこちらの「オペラ対訳プロジェクト」が全曲わかるので良いと思う。
ここに掲載の動画は共演者でイザベッラを歌うメゾ・ソプラノのマリア・フローレンシア・マチャド（María Florencia Machado）さんのYOUTUBEチャンネルからお借りした。



今日は、昨日から2年前の18日にグルベローヴァさんが亡くなりその知らせに頭が真っ白になっていたのを今でも覚えているので、彼女の歌を思い出してセビリアの理髪師でもと思ったが、これからの成長を期待する若手を書いた。


追記
リカルド・セグェルさんはアムステルダムのコンセルトヘボウでの同曲、アルジェのイタリア女がCDになっていた。道理で上手いわけだ。

YouTubeでイタリアのバリトンのレオ・ヌッチさんの歌唱を聴いたら、オススメにスペインのバリトンのカルロス・アルヴァレスさんの動画が出てきた。

アルヴァレスさんもまだ無名の頃に聴いているのでその時配られた曲目リストを資料として載せておこう。

9２年のプラシド・ドミンゴさんのリサイタルで若手2人、キューバのソプラノ、ミラバルさんとアルヴァレスさんもドミンゴさんと2重唱を歌った。後日、テレビでも放送されたので映像も残っていると思う。
今ではアルヴァレスさんも超一流となりまだまだ活躍中！なのは嬉しいかぎり。


カウフマンさんのオテロでもイヤーゴ役をアルヴァレスさんが歌っている



追記
後年の新国立での公演でインタビュー記事が載っていた。