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イイね!
2015年11月21日

オイルだけではありません

オイルだけではありません ♫は〜しれ、走れ、いすゞの〜 もあるよ。

そんなオチではありません。


今もやっているのかわかりませんが・・・

この会社、油屋さんの本業以外に、こんなこともしています。

新技術の開発支援

これもそうだったのね、っていうのが結構あります。



ティレル P34

昭和の男の子には、「タイレル」でお馴染みのアレです。

元々の狙いは、前輪の前面投影面積減少を狙った空気抵抗の削減。

剥き出しのタイヤって、空気をかき乱すことで、空気抵抗を増大させているんだそうです。

なので、このタイヤをフロントスポイラー(ウイングでないところが時代ですね)に収めたいと。

で、小径タイヤにしちゃいました。

ところが、今度はグリップが足りない・・・

そこでもう1輪追加して、合計6輪と相成りました。

最初は「そんなギミックで・・・」みたいな否定派が多かった中、走ってみたらこれが速い!

結局、デビューした1976年はコンストラクターズ3位になっちゃいました。



ルノーRS01

1975年、ルノーはスポーツプロトカーでルマン制覇に挑んでいました。

また並行してそのエンジンを流用して、F1参戦も計画されました。

当時は、コスワースDFV (3L V8)の全盛期。

1.5Lターボは、あまりにハンデが厳しすぎると、敬遠されていました。

ところが、ルノー。

前出のスポーツカープロト用2L V6をスケールダウンして、1.5L V6ターボを開発。

1977年より前例のないチャレンジを開始します。

当初はターボの熱によるトラブルが続出。

完走もままならない状況でした。

そして参戦3年目の1979年、地元フランスで悲願のF1史上ターボ車による初優勝!

その後、1980年代のターボ全盛時代への扉を開くことになりました。



エルフ-5

2輪でもやってます。

1978年、既存の形にとらわれないモーターサイクル、ということで、開発スタート。

最初のelf-xでは、フレームを持たず、エンジンに直接前後サスペンションを結合。

そのサスペンションも4輪のダブルウィッシュボーンの様な形でした。

それをモータースポーツの場で開発。

途中からホンダもプロジェクトに参加しました。

1983年には、鈴鹿8耐にも参戦しています。
(結果はリタイア)

その後、カテゴリーをGP500へ変更。

その集大成が1988年のelf-5です。

レースの場では、大きな戦績は残せませんでした。

ですがこの技術、昭和のバイク小僧には憧れのものとなって、市場に降りてきました。



ホンダNR

後にも先にもこれっきりになるだろう、楕円ピストンエンジン車です。

エルフが関与しているのは、エンジンではなくてリアサスペンション。

そう「プロアーム」です。



プロアームは、エルフからパテントを買っていますので、この様なプレートが付いています。

初採用だったVFR400Rにも、プレート付いてましたね。



今、私は2輪、4輪共にエルフのオイルを使ってます。

こういう話、結構好きなんですよね。
ブログ一覧 | よもやま話 | 日記
Posted at 2015/11/21 16:02:53

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この記事へのコメント

2015年11月21日 17:15
ああ、なんちゅうもんをアップ・・・
’76、’77の富士F-1はTVかじりつきで見てましたよ。
ロニーやラフィーが好きだったなあ。
マトラV12のあの音。もう一度聞いてみたいものです。
ルノーも当時としてはビックリのマシーンでしたね。写真はジャブイーユですか。懐かしいなあ。
秘蔵の本を久しぶりに取り出してみようかなあ。著者はビル大友(知ってます?)
これだけはオイラが墓まで持っていくのだ。

そしてエルフ5ですか!まいった!
あれってどうなってるのか、いまだに理解できてませんからねえ。素人目には、ノーズダイブした時のキャスター変化が大きく思えましたよ。どうだったんでしょう?

いやー、イイもの見せてもらえた!

コメントへの返答
2015年11月21日 23:08
コメントありがとうございます。

これ、ウェットなんで1976年ですかねぇ。
テレビ中継されていたのですが・・・
小学生の私、見ておりません。
うっすら記憶にあるのは、翌年のヴィルニューブの事故。
コジマ、マキの参戦もあって、第1期富士のF1はいろんなことがあるカオスな楽しみがありますね。

ルノーF1、トラブル多発から「ケトル」と言われていたのは、覚えています。
一つ残念なのは、ターボ時代を開いたルノー。
参戦中は1度もタイトルが取れなかったことです。

モトエルフのハブステア。
ノーズダイブ時のキャスター、トレールの変化が少ないってことがメリットらしいのですが、因果関係が私もよくわかっていません。
ただ、かっこいいけど、ちょっと重そうかなぁ。
2015年11月21日 17:33
ジョディ・シェクターの乗る6輪の写真も珍しいのですが
前がウエットで後ろがドライ って組み合わせは
初めて見ました。。。

供給量が少なかったこのサイズのタイヤは
ウエットも少なかったので 仕方なく でしょうか?

F1インジャパンの時に富士の第一コーナで見た
ティレルはカッコ良かったなぁ~
コメントへの返答
2015年11月21日 23:18
コメントありがとうございます。

言われてみて、改めて写真を見ました。
ほんと、これって戦略? 台所事情?
この小径タイヤ、ティレル専用なので、入手には苦労していた様ですね。

1コーナーで見た、ってことは、実際に行かれたってことですか?
羨ましすぎです!
2015年11月21日 20:14
こんばんは、

これは面白いテーマですね!

親のTOTALも含め、このフランスの
石油メジャーはモータースポーツに
多大な貢献をしていますね。

イタリア人もそうですが、
ラテンの人たちは本当に
モータースポーツが好きですね(笑)
コメントへの返答
2015年11月22日 1:50
コメントありがとうございます。

新技術を育て上げる、それも企業にとっては大事なことと思います。
最近、こういう話を聞かないので、今はってないのですかねぇ。
2015年11月28日 9:57
こんにちは。

この 「たいれる」が、富士を走ったジャパンGP

1コーナーで観てたのを思い出しました。

雨上がりの、1コーナー

水たまりを観察しに、タイㇾル監督がシェクターを連れて・・歩きで・・・

1コーナーの観客から・・「たいれる」コール

御大が手を振ってくれて・・大歓声でした
コメントへの返答
2015年11月28日 11:26
コメントありがとうございます。

実際に見られたんですね。
小学生だった私、テレビ観戦もしていなかったことが今になって悔やまれます。

ティレルもわざわざ「たいれる」、「しぇくたぁ」とひらがな表記のファンサービスなんですよね。

80年代ほどメジャーではなかった日本のF1で、こんなサービスは嬉しいですね。

2015年11月28日 13:46
あの頃は、今より過激なタイヤ戦争?

メイカーは、GYオンリー

たまに・・・ピレリが参戦とか

GYが、ストライキ?ヘソを曲げて撤退表明すると

エイボンが出て来たりしても

「怖くて走れない」と、ドライバーから苦情の嵐だったとか?

GYは、有力チームにはドライバー毎にタイヤマン専属で

毎レース、担当車両のために数百本のタイヤを用意して付いて行く

ドライバーは、タイヤマンに自前でボーナス$

自分が、どのコンパウンドを使うのかチームメイトにも絶対秘密だったらしいですね

タイㇾルが6輪を止めたのも、コンパウンド開発が4輪勢に遅れ始めたから?

とか・・ブレーキ調整が大変過ぎたから?

とか・・数年で4輪車との優位性が無くなったから止めたらしいですね

近年では、政治力と資金力の格差が調整されたルールに成ってますね
コメントへの返答
2015年11月28日 15:00
コメントありがとうございます。

この時期、6輪車が俄然注目されました。
他メーカーでも試作車を作っていましたし。

ですが、仰る通り、衰退の原因はタイヤ。
この小径タイヤは、ティレルの専用です。
1チームしか使わないタイヤの開発は、一般的なサイズのものに比べて後回しにされるそうで。

結局、チーム要望にGYが対応出来ないことから、6輪のアドバンテージがなくなってしまったと。
そういう事情らしいです。

今はレギュレーションでも禁止になっています。

プロフィール

「@中島乗り さん 片山さんって、渡米前から有名人だったんですね。」
何シテル?   08/21 21:22
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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