7/22に、埼玉県伊奈町で開催された、オートジャンボリーへ行って参りました。
かねてより、その存在は知っていましたが、実際に行ったのは今回が初めてです。
それでは早速、琴線に触れた名車のご紹介を。
初代 アルト ワークス
2代目アルトで追加されました。
特筆すべきは、軽自動車初のツインカムターボ。
そのハイパワー故に、この車が現在に至るまでの、軽自動車64馬力規制を施行させた張本人です。
この時の規格は550cc。
でも馬力は64psと同じなのですから、そのパワフルさたるや、言わずもがなです。
この車はRS/Rなので、フルタイム4WDです。
同じエンジンでFFのRS/Sという、とんでもないグレードもありました。
廉価版という位置づけらしいのですが、操縦性は・・・?
外観は普通のアルト感してましたので、デザインはこちらの方が好みでしたね。
2代目スターレット(KP61)
80年代の初めの起こった、FF化へのビッグウェーブ。
トヨタは、FRからFFへの変革にすこぶる慎重でした。
ホンダは、N360から続く乗用車では、既にFF化完了。
日産も、日産系サニーはFRでしたが、プリンス系パルサーは既にFFで実績あり。
十分ノウハウは積んでいます。
対してトヨタ。
FF初のターセル/コルサは、等速ジョイントの問題からか、あっと驚く縦置きエンジン。
そんな事情でしたから、スターレットは言わば「FFの波に乗り遅れた車」だったのです。
ところが、その古典的なレイアウトが、結果的には「軽量コンパクトなFRスポーツ」という巷の評判に。
スターレットは、レースに峠にと大活躍! となった次第です。
それにしても、この車、見事なまでにノーマル然としています。
マフラーから察するに、この「DX」のエンブレムに偽りなしと思われます。
サニー トラック
この車も、先程の80年代FFビッグウェーブの中、稀有な運命を辿ることになります。
サニーも、時代の流れに合わせて、B11系にてFF化。
ですが、このサニトラ。
3代前のB110系のまま、継続生産となっていました。
そこに着目した、走り屋のみなさん。
スターレット同様、「軽量コンパクトなFRマシン」という、予想だにもしない評価をされます。
そして、想定外の運命を辿ることになるのでした。
しかもこのB110サニー。
TSレースでは、大活躍をしていました。
その活躍ぶりたるや、ホモロゲーションの延長され、現役として長らくレースで活躍。
逆にヒストリックカーレースでは、サニーワンメイク化を恐れ、しばらく出場禁止期間があったとか。
サニトラも、フロント半分はまんまB110サニーなので、エンジン系部品はそのまま流用出来ます。
大むかし、大垂水峠で荷台に砂袋を積んでトラクションを確保している、とんでもないサニトラを見たことがあります。
それにしても、このナショナルカラー、いい味出しています。
このナショナル坊を見ると、よく似ていた友人を思い出します。
レイトンハウスサニー
1986〜1988年に、影山正彦さんがドライブしていた車のレプリカです。
エンジンチューンは、トリイレーシングだったのですね。
エンジンルームなんですが・・・
あれ?
オイルパンが付いているのに、その下にアンダーガードがあります。
別体オイルタンクのドライサンプなら、エンジン直下にアンダーガードも付けられると思うのですが・・・
あっ! エンジンマウントにブロックを入れて、エンジン搭載位置を上げて、オイルパンを逃しているのですね。
TSカーって、ここまでやっているとは知りませんでした。
浅野自動車 スターレット
サニーもB110からB310になった頃には、スターレットもKP47からKP61に代わっています。
KP47の様な、オプションヘッドのDOHC16バルブではありません。
ノーマルと同じ3K(ひょっとして4Kかも?)の、OHVエンジンです。
ホンダ145クーペ
これ、かなり希少ではないでしょうか。
最近よくヒストリックカーイベントに行きますが、145クーペは初めてかも?
最近、ホンダ自らも失敗作と呼ぶ様になった、本田宗一郎さん渾身の空冷エンジン車、ホンダ1300がベースです。
そこに、非CVCCの初期シビック水冷エンジンをベースに、1450ccへ排気量アップしたエンジンを搭載しています。
新車当時でも、あまり見かけなかったかも?
しかも、まだキャブ車全盛の時代に、機械式インジェクションを搭載したモデルもありました。
ヤマハ FZ400R
今回ツボだったのが、これでした。
繊細なイメージがある、ヤマハのバイク。
これは、それに反して無骨なイメージがあります。
この配色も、非常にかっこいい!
YZFにこのカラーがあったら、心揺れるかも?
そういえば、FZ400Rの東京モーターショー発表時。
F3レーサーのFZR400と並べてあって、「ここまで同じで大丈夫なのか?」と、逆に心配になったりもしました。
これ、ダイシン管が付いています。
ノーマルでも、結構野太い音でしたが、ストレート構造のダイシンなら、泣ける様な絶叫なんでしょうね。
今回の感想、ずいぶん寂しいイベントだなぁと、思いました。
そうしたら、土曜日はプレイベントで、本番は日曜日だとか。
えっ? そうだったの?
来年は、日曜日に行く様にします。