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くまとっどのブログ一覧

2022年04月15日 イイね!

人助け 最初に1人になって

人助け 最初に1人になって今回は急遽予定を変更して、昨日あった出来事を。

この日は前日から気温が10度以上下がり、冷たい雨が降る一日でした。

仕事を終えて、帰宅の途につくべく、アクティの元へ。

私の通勤時間は、おおよそ30分。

朝は一刻を争うので、最短ルートで行きます。

ですが帰りは特段の制約もないので、ただ帰り着くだけ。

30分だと走り足りない私は、ちょっと遠回りをして帰っています。

いや別に家に帰るのが怖いとか、そんな事は決してありません。

この日も、ちょっと・・と言うか大分遠回りをして、赤城山山麓経由で自宅へ。

山は霧が出ていて、眼前は白く煙っていました。





暫く走ると、前方にテールライトがぼんやりと。

よく見ると・・・あっ、停まってる。

更に目をこらせば、その先には電動のシニアカーが・・・しかも逆走。

あのクルマ、よく気付いて衝突しなかったよなぁ。

何やら前方のドライバーとシニアカーのお婆さんが、会話しています。

そのうちクルマ・・・行っちゃいました。

あれ、助けを求めていたんじゃないの?

お婆さんはシニアカーに戻り、今度は正しい車線を走行し、私の横へ。

あれ? そのまま通過しちゃうの?

私から声を掛けてみました。

どうやら、知り合いの家に行く途中で迷ったらしいのです。

時刻は20時を過ぎ、あたりは霧。

場所は赤城山山麓で街灯などはありません。

しかも、この辺りに人家もありません。

このまま見過ごすのは・・・ちょっとヤバい感じがします。






訪ね先の住所は、よくわからず。

時間も時間なので、そこへの訪問は諦める様に説得しました。

そこは納得してもらったのですが、自宅までは自力で帰ると言うお婆さん。

まずは家族が心配しているだろうと、お婆さんの自宅へ電話をした方が良いかな。

お伺いすると、自宅の住所と電話番号はしっかり言えてました。

ただ自宅は・・・・ここから5kmくらいは離れている、ふもとの町。

確かシニアカーって、早歩きくらいのスピードしか出なかったはず。

しかも、バッテリー残の警告が発令中。

これ、絶対自力じゃ帰れないよなぁ。

まずは無事の知らせをお婆さんの自宅へ電話をするも、生憎の不在。

辺りは寒くなってきたし、自宅は大体わかったし、クルマはアクティだし。

私が送って行くのが、一番速くて安全じゃないかな。

最初はお婆さんも遠慮してか断っていましたが、流石に「あっ、そうですか」とはこちらも引き下がれません。

なんとか説得して、同意してもらいました。






現場には、アクティとシニアカー。

そして、お婆さんと私。

今日は通勤だったので、スロープやタイダウンベルは、持ってません。

原付ディオだったら一人で積めるので、シニアカーもなんとかなるだろう。

まずはフロントから・・・うわっ、重っ!

ボディはプラスティックなので、そこは持てません。

その奥にあるフレームを掴んで、なんとか前輪を荷台に接地させました。

続いてリアは・・・わっ! もっと重い!

そうかぁ、バッテリーとモーターが入っているんだ。

ヤベッ、全然持ち上がりません。

途方に暮れていると、遠くからヘッドライトの光が・・・

両手を大きく振り、停車を促します。

良かった! 停まってくれました。

降りてきたのは、40代くらいのご夫婦。

事情を説明して、シニアカー積み込みを手伝ってもらいました。

いやぁ、マジで助かりました。

こんなご時世ですからね、停まってくれないんじゃないか、内心ドキドキだったんです。

無事シニアカー積み込みも完了して、いざご自宅へ。

目標の建物近くまで来ると、道の記憶はしっかりしてまして。

無事にご自宅まで送り届ける事が出来ました。

よかった、よかった。






過去にも私、熱中症で路上に倒れているお爺さん、自転車の飲酒運転で転倒していたお爺さんに、遭遇した事があります。

そういう時って、周りに人がいたり、横をクルマが通過したりしてるんです。

ですが誰も、近くには行けない。

やっぱり怖いですよね。

もし大怪我していたら・・・血だらけだったら・・・とか考えると。

でも誰か一人行くと、遠巻きにしていた人が近付いてきてくれたり、クルマも停まってくれたりするんです、私の経験上。

それに近付いて来る人達は、「手伝って下さい」とお願いすれば、断ったりはしません。

私も何度かお願いした事ありますが、一度も拒否された事はありません。

大事なのは、最初の一人なんですよね。

だから私は、最初の一人になる様にしています。

もし自分で対処出来なくても、周りの人にお願いすれば何とかなります。

困っている人が助けを求めてきた時、拒否する人はいないんですよ、日本という国では。

例えば、今回のケース。

前のクルマ、突然の事で驚いたんでしょうね。

夜、霧の中から出てきたお婆さんに、話し掛けられたから。

これもがもし、走行順序が逆だったら・・・

先に私がお婆さんに出会って、シニアカーの積み込みを前のクルマの人に頼んだとしたら・・・

きっと手伝ってくれたと思います。


座右の銘のひとつ「やらずの後悔より、やっての後悔」

これも同じです。

「こんな事になるんだったら、助けてあげれば良かった・・・」

こんな思いは、したくないですよね。
Posted at 2022/04/15 11:37:44 | コメント(7) | トラックバック(0) | よもやま話 | 日記
2022年04月08日 イイね!

クルマ原体験 1970's

クルマ原体験 1970's私の生まれは、1967年。

クルマに興味を持ったのは、幼稚園に上がる前だったでしょうか。

ケンメリのトミカを買って貰ったのを、よく覚えています。

そんな私とクルマとの出逢いは、1970年代の日本車なんです。



この時代の日本と言えば・・・

大阪の万博の開催と共に、明るい未来の幕開け。

明日は今日より素晴らしい、右肩上がりの経済成長。

これからも益々発展するものだ、そう思われていました。

ところが、いざフタを開けてみたところ・・・

それまで続いていた高度経済成長という名のお祭りも、いつしか終焉。

進化目覚ましくニューモデルが発売される度に話題となった新型車にも、その影響があったのです。

1970年代に入ると一転、オイルショックに公害問題と問題山積。

スピードからクリーンへ。

時代は確実に変わっていたのです。






それまでのツケを返すが如く、クルマも暗黒時代へ突入する事になります。

どんなにパフォーマンスが低下しても、クルマを無くす訳にはいきません。

今までとは違う方向で、技術開発を邁進していく必要に迫られます。

ガソリン無鉛化、エレクトロニクス化による燃焼制御、触媒の活用により、どうにか排ガス規制をクリア。

暗黒時代の長いトンネルも抜け、1980年代には新たなパワーウォーズへ繋がっていきます。

そんな谷間の時代だった、1970年代。

1967年生まれの私には、1960年代のお祭り騒ぎは実体験がありません。

かと言って、トイレットペーパーの買い占めも記憶にないです。

当時で覚えているのは、ガソリンスタンドの日曜休業、テレビの放送終了時間の前倒しくらいでしょうか。

モータースポーツは、軒並み中止の追い込まれ、スポーツモデルも次々に販売終了。

それでも残ったクルマには、排ガス規制という重い足かせをされてしまい、走りは期待出来ないものでした。






この時代のクルマは、とにかく走りません。

私も51年規制のNAPS車、スカイライン ジャパンのTIに乗っていたので、身をもって感じています。

規制クリアさせない事には販売出来なくなってしまうのですから、仕方ありません。

クルマ本来の走る楽しさが、大幅にスポイルされているからでしょうか。

この時代のクルマは、ほとんど残っていません。



全然走らないのが特徴の1970年代車には、もう1つ特徴があります。

それは曲面多用のデザイン。

多分にアメリカの影響だったんだと思います。

その曲面の使い方も、結構きわどくて。

時にはやり過ぎ感が否めないものも、正直ありました。

特にその傾向が強かったのは、日産だったでしょうか。

当時はアメリカで「DATSUN」ブランドを展開しており、省資源を追い風に日本車の販売拡大にかなり貢献していました。

モデルによってはフェアレディZの様に、アメリカの方が販売台数が多い、そんなクルマもありました。

1970年代を象徴する日産車、まずはこのクルマ。





サニー B210


叔父が前期1400のセダンに乗ってました。

逆スラントのフロントノーズ。

クーペはリアハッチの傾斜が緩く、コーダトロンカっぽくも見えます。

私の好きなデザイン要素が、実は結構入っているんです。

ただ残念なのは、車幅に対して妙にトレッドが狭いところ。

流用するフロアパネルの影響でしょうけど、当時の台所事情もありで仕方ない部分なんでしょうね。

そういえば日産車は、暫くこの傾向がありましたね。

妙なナロートレッド。

80年代に入るまで、この傾向は続いていました。





シルビア S10


ロータリーに翻弄された女神です。

サイドウィンド後端のJラインによる、巨大なCピラー。

当時の日産車にある特徴ですね。

後方視認性が悪いとか、後席に乗ると穴に入った様な閉書感とか言われますが、私は好きなデザインです。

サイドには、尻下がりのプレスライン。

そういえば、これも当時日産車には多く見受けられました。

おそらく尻下がり好きなアメリカの趣向に、合わせていたのではないでしょうか。





ブルーバード U P610


名車510から上級移行した表れなのでしょう、「U」のサブネームが付いています。

ところで「U」ってなんでしょう?

これは「User」の略だそうで、使う人の気持ちに最優先して作られたクルマ、という意味なんだそうです。

今回調べて、初めて知りました。

当初は510も併売されていたので、それと識別する為にもサブネームが必要だったんでしょうね。

デビュー当時は「なんで510をやめたんだろう?」という印象でした。

小学校の通学路にバンとHTがあり、見ているうちにこれもアリかな、と思う様になりました。

ダイアペットのミニカーも、買って貰ったし。

こうしてみると、サニー、シルビアと比べると、大人しいデザインに見えますね。





バイオレット 710


ブルーバードの上級移行による、510の補完モデルです。

形式もブルーバード系の名前に則っています。

これもサイドのプレスラインが下がってますよね。

シルビア程ではないですが、これも同じくナロートレッド。

4ドアセダンは、当初ファストバックでした。

それが巨大なCピラーによ理、斜め後方の視界に難ありと。

後期型でノッチバックに変更されました。

マイナーチェンジで、こんな大きなプレス部品を変更するなんて、普通はやりません。

ですが、きっと販売面でかなり切迫した状況だったのでしょうね。

ちなみに私は、前期ファストバックがカッコいいと思っています。





ルーチェ


日産車以外にも、曲面多用なデザインはありました。

このクルマも、先代のベルトーネ(ジウジアーロ)デザインから一新。

抑揚の強い、アメリカンなデザインになりました。

排ガス規制については、適応が早かったロータリーエンジン。

レシプロエンジンが苦労していたNoxは元々半分程度の排出量しかないので、そこな難なくクリア。

レシプロよりかなり多かったHC, COも、サーマルリアクターによる再燃焼で無事クリアしています。

対策型エンジンは、RE-AP(アンチ ポリューション)と呼ばれていました。

四角いマフラーカッターが特徴的でしたね。

叔父がこのルーチェに乗っていたので、よく覚えています。

パネルにビルドインされた、横方向に動かすドアハンドル。

あれ、カッコいいなぁと思っていましたね。

ちなみに叔父のは、レシプロでした。







当時はクドいと思っていたデザインも、今見ればなかなか個性が強くてカッコいいものです。

そういえば、この時代はまだエアロ化前なので、風洞の結果デザインが似てくる事もなく、みな個性的でした。

ここまで書いてみて改めて思ったのですが、これらのクルマをイベントで見た記憶がほとんどありません。

排ガス規制の足かせでは知らなかったので、代替が早かったからでしょうか。

これらも時代を象徴しているので、現存数が少ないのはやはり残念ですね。
Posted at 2022/04/08 10:57:59 | コメント(7) | トラックバック(0) | よもやま話 | 日記

プロフィール

「@大都会パート12 さん ありがとうございます。
すみません、返事が遅くなりました。無事オフ会は終了して、帰路の途中です。残りは400km、月曜中に着けば良いので、のんびり帰ります。」
何シテル?   04/28 20:17
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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