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イイね!
2020年05月07日

もしかして、発表前の新型車?

もしかして、発表前の新型車? 話は遡ること30年程前、1988年の深夜。

当時私は、社会人1年生でした。

仕事終わりとなった土曜日(当時は完全週休二日制ではなかったので)の出来事です。

家にはまっすぐ帰らず、ちょっと寄り道をしながらの帰宅途中。

埼玉県内の国道16号線を走っていました。


当時は、まだ正式配属前の現場実習中。

バブルだったこの頃、このクルマ用の部品生産で、遅くまで残業していました。






3代目 アコード



歴代アコードの中で、好きなモデルのひとつです。

4ドアセダンなのに、リトラクタブル ヘッドライト採用。

当時のホンダは、プレリュード、クイントインテグラと、怒涛のリトラ攻勢でした。

でも私、このアコードの好きなポイントは、そこではないんです。







この後姿、ここからの角度が凄くカッコ良いんです。

サイドまで回り込んだラップラウンド ウィンドウ。

そしてハイデッキ トランク。

当時のライバルとは、ちょっと違うデザインでした。

この頃のホンダ車は、なんだか外車みたいで、カッコ良かったですね。




さて、話は深夜の国道16号線に戻ります。

私の前を走るのは、このアコードを積んだキャリアカー。

おそらくホンダ狭山で組立されたクルマを、運んでいるのでしょう。

ほとんどが、先程の4ドアでした。

やっぱ売れてるんだ、やたら残業で部品作ってるだけの事はあるよなぁ。

そんな中の1台に、3ドアハッチバックが・・・

あれ? でもなんで旧型が混ざっているんだろう?

後姿が、こんな感じなんです。






アコードは、元々3ドアでデビュー。

初代の途中から「サルーン」として、4ドアが追加されました。

3代目あたりだと、主流は4ドアになっていましたね。

でもリトラの3代目にも、3ドアハッチバックは健在です。







アコード エアロデッキ



あるにはありましたが、2代目までの3ドアハッチバックからは大変革。

ワンダーシビックから端を発した、ロングルーフの斬新なデザインに生まれ変わりました。

このクルマ、なぜか会社の社用車にありまして。

リアシートをたたむと、出現する広大なラゲッジスペース。

お仕事には、大変重宝しました。

リアドアがない為、積載性には難ありでしたが、あのデザインだったらOKです。




またまた話は戻って、深夜の国道16号線。

キャリアカーに積まれていたのは、エアロデッキではないんです。

旧型のハッチバックの様なファストバックでした。

気になったので、並走して横から見てみます。


あっ! フロントは3代目のリトラだ!


要はリトラアコードの3ドアなのに、ファストバックなんですね。

これはもしかして、発表前の追加モデル?

実は、発表前のクルマを、深夜カバーなしで運んでいたのを見たことがあります。

それはグランド シビック。

深夜の中央高速で、カバーなし状態で運んでいるSiRを見たことがあります。

SiRはマイナーチェンジの追加モデル。

そんなに大きな違いがないからか、発表前でもカバーなしで運んでいた様です。

今回見たのも、マイナーチェンジの追加モデルなので、カバーなし?

何れにしても発表前のクルマだと思うので、テンションが上がりました。






翌週、会社で、もしかしたら発表前の新型車、見ちゃったかも?

そんな話をしていました。

すると、先輩がひとこと  「それ、現行量産車だよ」



えっ? どう言う事なんですか?

話を聞けば、この謎アコードの正体は、これでした。






このアコードは、ホンダ狭山で生産されていた3ドアハッチバックです。

但し日本未発売の、アメリカ専用車だったのでした。


3代目アコードには、3ドアに2つのモデルがありました。

日本とヨーロッパは、エアロデッキ。

当初、アメリカもエアロデッキの予定だったらしいのですが、あのぶっ飛んだデザインに、現地側が拒否反応。

そこで、アメリカとオーストラリアには、2代目同様のファストバックの3ドアになったそうです。






その後、3代目アコードには、2ドアクーペも登場。

あっ、このモデル、時々「逆輸入」と書かれていることがあります。

ですが2ドアクーペは、アメリカ製。

れっきとした「輸入車」なんですよ。



それにしても、この3代目アコード。

当時はシビックを含め、今よりワイドバリエーションだったんですよね。

それに合わせて部品の仕様も多く、大変でした。

日本仕様の無鉛ガソリン触媒ありから、一般地区仕様と言われた、有鉛ガソリン触媒なしのフルパワーまで。

今では考えられない、こんな悪魔仕様もありました。


その後、このUS仕様の3ドアファストバック、1度も見たことがありません。

日本にも個人輸入で入っているものが、あるらしいですが。
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Posted at 2020/05/07 11:08:40

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この記事へのコメント

2020年5月7日 11:36
その謎のアコードの存在は知りませんでした。
アコードらしくないスポーティな装いですね。

家の車がCIVIC GLからアコードハッチバックになった時、お金持ちになったような気分でした(笑)
アコードは数台乗り継ぎましたが、リトラではなくCAでした・・・泣。
一度、乗り換え時期じゃないけど、モータープールに雹が降り、安く販売されるリストを見て家族会議が開かれてアコードワゴン(US)に決定しそうになって喜んだんですが、ハイオク仕様と判明し流れたこともありました。
最後らへんはアバンシアを押したんですが、却下されました。。。

こっちではロゴに乗っている頃、カモフラージュされたフィットが近所の田んぼワインディングを走っていたので追っかけたことがありました。
(あんなに巷に溢れかえるとは思いませんでした)
コメントへの返答
2020年5月7日 12:59
こんにちは。
コメントありがとうございます。

元々アコードは、3ドアファストバックからスタートしています。
なので、このUSハッチバックは、むしろアコードらしく思えます。

3代目アコード、お乗りだったのですね。
私はむしろ、CAの方がカッコいいと思っています。
3代目プレリュードも、インクスは本気で検討しました。

雹災車、私のところにも話が来ました。
ワゴンだと使い道がなく、2ドアクーペならと答えましたが、2ドアの雹災車はなかったので、購入には至りませんでした。

偽装車、最近の方が多いかもしれません。
1度、埼玉の外環道で大型トラックの偽装車とすれ違いましたが、メーカーまでは分からず。
場所柄、日野かUDだったかも?
2020年5月7日 12:57
こんにちは。
ハッチは現地生産ではなかったのですね。2ドアクーペに誇らしくホンダ・オブ・アメリカのエンブレム付いてたのが印象的です。ただ、左ではなかったらあんなには売れなかっただろうと評した方がいましたが、ハッチが日本では売れないってホンダでは判断したのでしょうね。
コメントへの返答
2020年5月7日 13:30
こんにちは。
コメントありがとうございます。

当時は需要の多い4ドアとUSだけ需要のある2ドアがアメリカ生産でした。
今と違い、基本は日本で生産すると言う意識があったのか、US専売車ですがハッチバックは日本生産でしたね。

そう言えば藤沢でも、日本生産で国内未発売のD-MAXが、構内連絡車として大活躍しています。

2ドアクーペ、確かに売れた要因は、左ハンドルだからでしょう。
社内でも買われた方がいました。
少し運転させてもらいましたが、とにかく怖かった印象しかありません。
日本で左ハンドルに乗るもんじゃない、そう思いました。
2020年5月7日 18:54
こんにちわ!
今から30年ほど前、仕事で荒川車体工業に出向いた時、置いてあったランクルに違和感が。
どこがどうと断定出来ず、頭ン中は???
担当の方にマイチェンですかって聞いたら、東南アジア向けと言われました。
灯火類に関する定めの違いで、ちょっぴり違ってるんだそう。
「へえ~、それは興味深いです。輸出先によって細かく変えるって大変ですね」って感心してたら、担当者氏いわく
「ふむ、僕には君の車(PFジェミニ)の方が珍しいよ!」
周りにはT社とD社の車しか・・・
彼の中では、ジェミニが異物でしたぁ!(爆)

ところ変われば、国産車であっても珍しい存在になることを知った若き日のおもひで・・・
コメントへの返答
2020年5月7日 20:17
こんばんは。
コメントありがとうございます。

日本車は、細かい海外法規に対応させています。
ちょっとの違いでやたらと種類がありました。

例えばエンジン仕様。
30年前にあったフルパワー仕様は、アフリア(だったかな?)と「速度は正義」時代のドイツ仕様。
この時は既に酸性雨が問題になっていて、程なく廃止になったと思います。

そう言えば、もっと訳のわからないのは、エルフ。
今は「GMC」はなくて「シボレー」になっていた様な。
それ以外にも、まだ旧型が現行だったりで、さっぱり覚えられません。

PFジェミニの場合、普通の日本車ではないですから、余計に違和感が出てしまうのでしょうね。
2020年5月7日 22:16
こんばんは!
3代目アコードに3ドアハッチバックがあったのですね。知りませんでした。1車種でボディが5種類って、今では考えられないですね。

3代目アコードは、プリモ&クリオ&ベルノを廻ってカタログを貰いに行き、本気で購入したいと思ってました。価格が予算オ―バー買えず・・・

当時は、ヒット車で目にする機会も多かったですが、デビューして30年以上経て、まったく見掛けなくなりました。懐かしいクルマです。
コメントへの返答
2020年5月8日 8:44
おはようございます。
コメントありがとうございます。

当時は車種数が少なかった為か、ワイドバリエーションでしたね。
シビックもグランドまでは、とても覚えきれないくらいありました(うちで作っていた部品での話ですが)。

あれ? アコードってプリモ扱いありましたっけ?
あっ、3代目まではビガーに含めての全チャンネル販売でしたね。

うちの会社の社用車は、関連会社のブリモから購入していまして。
3代目は、4ドアとエアロデッキがありました。
4代目からは、アスコットにり、以降アコードは来なくなりました。

このモデルで、コロナ、ブルーバードにだいぶ迫れたのかなと思っています。

そう言えば、山ありさん、元アコードオーナーでしたよね?
2020年5月8日 5:20
おはようございます。

当時、まだ格上と感じていた欧州ブランド群は一目でどこのブランドかわかるデザインで、車種統一性もありました。

国産車はそこはまだ負けてるな、と感じていました。

ただ唯一ホンダだけは一目でホンダだとわかる統一されたデザインだったなと思い返しました。
顔やルーフが徐々に下がっていくところ等。
今でも顔共通は続いていますね。

ファストバックアコードは初めてみましたが、80年代ぽくてカッコいいけど、いわゆるホンダらしさでは少し薄れる気がしました(*_*)
コメントへの返答
2020年5月8日 8:57
おはようございます。
コメントありがとうございます。

以前読んだのですが、後の社長になられた川本さんのお話。

クルマの「差」で勝負をすると、横並びの比較がされやすく、最後はコスト勝負。
これを「違い」にすれば、そもそもの狙いが違うので、横並び比較がされにくい。
その「違い」作りを、ホンダはクルマに反映して行くと。

80年代初めは、まさにこの考えで作られています。
例えば、コロナ、ブルーバード、アコードと競合して、安かったからアコードを買う、とはならないでしょうね。
たぶん、アコードは見た目(特に内装)が寂しい、とか言われると思うので。

5代目(初の3ナンバー車)から、やたらトヨタ車(カムリ)と比較する様になりました。
あのあたりから、クルマの作り方が変わったと思います。
2020年5月12日 14:03
あれ? もしかしたら くまとっどさんも 業界の人だったんですか?
確かに16号は ホンダエクスプレス(当時)のキャリアカーが完成車を沢山運んでます(ました)よね 今はラインも1本となり昔のフル生産からすると生産数は半減以下となりましたが。私はこの頃 志木市に住んでましたよ 南大塚に住んでた頃は 川越のロジャースによく行きました。このSE0~SE3のAccordのSTRGのPADに付いていたエンブレム(カーオブザイヤー限定車/F-1限定車)今でも持ってます(笑)
コメントへの返答
2020年5月12日 15:58
こんにちは。
コメントありがとうございます。

同じ業界というよりは、同じ系列で仕事をしております。
担当が栃木(先月名称が変わりましたが)なので、今は埼玉より栃木に足繁く通っています。
(現在自粛期間中ですが)

SE0は入社時には量産立ち上がっており、現場実習で部品を作っていました。

仕事で思い出があるのは、度重なる設変で死にそうな思いで立ち上げした、SM4です。

これが苦労した割には、国内で全然売れなかったでしたねぇ。
(SL4はバカ売れだだったのに)

南大塚にお住まいだった事があるんですね。
狭山出張の際に、遮断機のない踏切を見て、おおっ、と感心し、八瀬大橋から見た廃線跡にも感動しました。
2020年9月25日 21:50
はじめまして。アコードハッチバックを輸入した者です。
当時のお話を聞けて、嬉しいです。
コメントへの返答
2020年9月26日 7:45
おはようございます。
コメントありがとうございます。

これは非常に貴重なオーナーさん、ありがとうございます。
USハッチバック、国内にどのくらいあるのでしょうね。
エアロデッキは斬新なデザインですが、カッコいいのはファストバックのUS仕様かな、と思います。

プロフィール

「@中島乗り さん UDの意味、時代と共に変わりますね。私が学生の頃、先生からは「ユニフロー ディーゼル」の略だと教わりました。」
何シテル?   05/30 12:53
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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