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2021年08月05日

アッソ・ディ・フィオーリ

アッソ・ディ・フィオーリ 先月、神奈川県はまん延防止処置適用下ではありましたが、いすゞプラザへ行ってきました。

この様な状況で正直迷いましたが、近々アッソ・ディ・フィオーリの展示が終了するらしい?との噂もあり、三密回避の対策を施して決行した次第です。

いすゞプラザでも様々な対策が施され、この時は人数制限をしての完全予約制となっていました。
(現在は臨時休館中です)






お目当のアッソ・ディ・フィオーリ。

デビューは1979年のジュネーブショーです。

このクルマが1981年にピアッツアとして市販されたのは、みなさんご存じの通り。

いすゞは極力オリジナルを尊重し、ピアッツァを創り上げたと言われています。

ですが実際は共通する外板が1つもない程、全くの別物なんです。

そもそもこの2台、サイズが異なっています。

アッソ・ディ・フィオーリのサイズは、以下の通りです。


全長 4195mm(ピアッツァ比 -115mm)
全幅 1620mm(同 -35mm)
全高 1278mm(同 -22mm)


ピアッツァよりは、若干小ぶりなんです。

特に全長が115mmも違うのは、多分この部分だと思います。






フロントオーバーハング部

ここがピアッツアでは延長されています。

クルマのデザインで、オーバーハングは極力短い方がカッコいいと思う私。

ここはちょっと残念でした。

ピアッツアに付けられた「マヨネーズ」なるニックネーム。

これはフロントオーバーハングが妙に長かった事に起因しているんじゃないかな?

そう思っています。






今回初めて知ったのですが、大きな変更はオーバーハングだけではありません。

フロントグリルの厚みも変わっています。

ピアッツアのルーバーが4本に対して、3本に減っているのです。

つまりアッソ・ディ・フィオーリの方が、フロントマスクが薄くなっています。






リアもだいぶ印象が違います。

センターガーニッシュの影響なのか、全体的に幅広に見えます。






ここも今回初めて気付きました、ドアハンドル。

ピアッツアでは、オーソドックスな形状になっています。






インパネは全然違います。

アッソ・ディ・フィオーリは、基本の骨格に革シートを貼り付けたものです。

このインパネ、デザイン的なものもあったそうですが、一般的な樹脂成形品よりも短納期、低コストで作れるという理由もあったのだとか。






ところで、このクルマって今回が初見だったかな?

公開されたのは、ジュネーブと同年のローマの2回のみ。

当然どちらにも行けていないので(当然か)、見られてはいません。

ただ気になるクルマがあるんです。

1979年の東京モーターショー。

そこでは「いすゞ X」なるクルマが出展されていたんです。

果たしてこのクルマは、一体なんなのか?

アッソ・ディ・フィオーリそのものなのか?

あるいは、より量産に近付いたものなのか?






これはアッソ・ディ・フィオーリでした。

リアクウォーターウィンドウの下に、しっかり四つ葉のクローバーがあります。

ホイールは、東京仕様ではジュネーブ仕様と異なっています。

当時の写真を見ると、レストア車は東京仕様だとわかります。


でも、なぜ日本だけ名前を変えたのでしょう?

市販までには、まだ2年あります。

ずっと「アッソ・ディ・フィオーリ」で来たものを、このタイミングでわざわざ「いすゞ X」に変えなくても良かったのでは?

「アッソ・ディ・フィオーリ」はイタルデザインが名付けたものなので、いすゞの名前に変えたかったのでしょうか?

あと、さすがにこの名前、市販化するには長過ぎます。

一時は、最初の部分を取って「いすゞ アッソ」と呼ばれていた時期もありました。

これで市販されるのかと思いきや、さにあらず。

「アッソ」は既に三菱で商標登録済みだったそうです。

そこで更に名称変更し、「ピアッツア」に落ち着いた様です。






117クーペの後継として登場した、ピアッツア。

60年代の抑揚あるデザインを見事に昇華させた117に比べて、随分とシンプルになったなぁというのが、最初の印象でした。

ですがその後、ファーゴへと続くこのカプセルデザイン。

シンプル、クリーンな構成で、現代のちょっと力の入り過ぎたデザインよりもカッコいいと思います。


そういえば専門学校時代、実習車がなぜかピアッツァ でした。

それもフェンダーミラーの。

サテライトスイッチが、意外と使いやすい事。

デザインの割に後席が広かった事。

実際に走らせる機会は、残念ながらありませんでしたが、そこはかと感じられる日本製のヨーロッパ車といった趣き。

さすがいすゞ車だなぁと、感心しました。

やっぱりカッコいいですよね。

初期のCMも印象的で、のちにCDも買いました。






ブログ一覧 | いすゞ | 日記
Posted at 2021/08/05 10:15:04

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この記事へのコメント

2021年8月5日 12:46
こんにちは
あ~うらやましいなぁ。ピアッツァとはだいぶ違うんですね。
マヨネーズなんて酷い形容だったけど、暗がりで見たら86ハッチだってそう見えたんだけど、フロントオーバーハングの短さでそう言われなかったのかも。
JRの残念なところ。
エンジンがふた昔前のブロック。のちに変更されたけど、魅力的なエンジンではなかった。(個人の見解です)最後のピアッツァに載ったエンジンかJT161の4WDターボが欲しかったな。
足回りも古典的。プラットホームがPF流用だから仕方なかったかな。
きれいなスタイルで相殺ですが、ん~やっぱり。
私的にはオリジナルよりイルムシャが好みです。ダンケシェーン!
コメントへの返答
2021年8月5日 13:00
こんにちは。
コメントありがとうございます。

ちょっとリスクの高い遠征でしたが、訪問した翌日から臨時休館となりました。
有休使って良かったです。

たぶんピアッツア、フロントオーバーハングの長さもありますが、絞り込みも多めです。
なのでひょろ長いイメージになって、例のあだ名がついたのでしょう。
デザインスケッチでは、フロントがもっと薄かったです。
ひょっとしてリトラ?

これ、延長された理由って、なんでしょう?
アッソとピアッツアで、シャーシは同じ。
エンジンは、排気量が違います(1.8Lと2.0L)が、Gなので多分外寸に大差なしかと。
衝突要件だったのでしょうか?

そういえばビークロスは、ショーモデルと市販車でベースが変わってましたね。
市販車はMuでしたが、ショーモデルは違っていた様な(なんだったか?)。
それで、ホイールベース、オーバーハングの長さが変わって、なんか微妙なデザインになったという印象です。

私もベスト ピアッツアは、イルムシャーです。
世間一般的には、ロータスなんでしょうかね?。
2021年8月5日 20:04
こんばんは。

くまとっどさんの『何シテル』を見て感化された私。
実は、くまとっどさんの前週に訪問してきました。
人数制限のお陰(?)で、じっくり&たっぷり観る事ができた感もありましたよね?

企画展の3.5LV12エンジンと、エルフマイパック。
これらも初めて観る事が出来て大満足でした。

個人的にはNAVI-5の扱いが小さかったのは少し残念でした・・・・
コメントへの返答
2021年8月6日 8:25
おはようございます。
コメントありがとうございます。

おっ! 行かれたんですね。
入場者の構成って、いかがでしたか?
私の行った日は、大半が子供連れ。
ほとんどがジオラマと体験コーナーに人が集まり、企画コーナーはガラガラでした。

V12エンジン、初めて見ました。
性能はどうあれ、エンジンはデカい方がカッコいいと思う昭和オヤジの私。
やっぱり存在感があります。
テスト走行のみで終了は、やっぱり残念です。

そういえば、技術の歴史にセラミックがなかったのは、黒歴史だからでしょうか?
2021年8月7日 21:51
こんばんは
知りませんでしたよ TMSに出たんですかね? 昔の雑誌見返してみます
コメントへの返答
2021年8月8日 7:41
おはようございます。
コメントありがとうございます。

1979年のTMS、いすゞ Xは晴海で見ました。
1981年の市販モデルで、ボンネットから角が生えていたのは、やっぱりショックでした。

そういえば、会社で初代シティに乗られている方がおりまして。
フェンダーミラー車だったのですが、猛烈な脚の長さに驚いた記憶があります。
2021年8月26日 8:05
懐かしいです!友達が運転しましたが

販売車との違いが分かりました~

ちょっと時代が早かったでしょうかね?

失礼いたしました

コメントへの返答
2021年8月26日 14:25
こんにちは。
コメントありがとうございます。

実はこんなにも違いがあったとは、今回初めて知りました。
普通クルマを開発するには、市場調査も欠かせません。
ところがいすゞの乗用車、それをあんまりしていない(重視していない)感じがします。
自分達の乗りたいクルマを作る。
それ故に、微妙に時代のニーズにあっておらず、後年評価される、なんてケースも少なくないのかな、と思います。

日本でヨーロッパ車を作っていた会社。
いすゞにはそんなイメージがあります。

プロフィール

「@中島乗り さん このクルマ、車名が変ったり記号になったりで、詳細が覚えきれません。」
何シテル?   05/13 12:53
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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