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2019年09月16日

ホンダ N-WGN 試乗

ホンダ N-WGN 試乗 先月発売されました、ホンダの新型N-WGNに試乗して来ました。

今回のN-WGN、2017年に誕生した2代目N-BOXからの派生です。

この2代目が、デザインこそ初代と大差ないのですが、クルマの構造で大変革が行われています。

レーザーブレージング溶接、シーム溶接による接合技術の改善と、ハイテン材(高張力鋼板)の適用拡大による、軽量高剛性ボディの採用。

そしてターボモデルには、電制ウェイストゲートバルブ採用による、燃費改善。

今後のホンダ車における指標となる様な、そんな構造のクルマが現行の2代目N-BOXなのです。

その技術を応用し、低全高、リアドアのヒンジ化による軽量化を果たしているのが、この新型N-WGNなんですね。

参考に、燃費(JC08モード)と車重を比較すると、以下になります。



N-BOX

NA 27.0km/L / 890kg

TC 25.4km/L / 910kg



N-WGN

NA 29.0km/L / 850kg

TC 25.8km/L / 860kg




NAでは7%、TCは1.5%の改善がされています。

NAに比べてTCは、改善幅が少ないですね。

TCの厚いトルクは、重量の重いN-BOXと相性が良いのかもしれません。

では、試乗してみます。






こちらが、標準仕様のNAモデル。

スペックは、以下になります。


58ps / 7,300rpm

6.6kgf m / 4,800rpm



先代と比べて変更はありません。


まずは、発進加速。

スロットル開度を30%くらいのイメージで踏んでみると、十分流れに合わせられます。

特段速さは感じませんが、軽のNAなりの加速とでも言いましょうか。

うちのたぬきさんが乗る、先代N-BOXと大差はないイメージです。

ただ違いは、CVTの制御が徹底的にエンジンを低回転に押さえ込んできます。

60km/hくらいまで加速したのですが、2,000rpmを越えませんでした。

この時の加速を、緩慢だと感じる方もいるのかなぁ、と思います。

おそらくアクセルを多く踏めば、鋭い加速も出来るのでしょう。

エコから的な評価をすれば、そこまでしなくても全く問題ないと言えるレベルです。


ネットを見ていると、静粛性が高いと言われています。

確かに、先述のCVT制御の影響か、エンジン音は小さいです。

ただ、逆にロードノイズが目立ってきています。

先代N-BOXと比べて、言われてみれば静かかなぁ、くらいの差だと思います。

あと、最近のホンダ車で顕著なのが、直進性。

現行フィット3あたりから、キャスターアクションが強くなり、直進性がかなり良くなっています。

ただ逆に、ハンドルが重くなったと思う方も、いるかもしれません。

このクルマでも期待をしていたのですが、そこまで極端に強くなっていませんでした。

おそらくメインユーザーは女性でしょうから、このくらいが適正なのでしょう。

個人的には、R34 スカイライン並みが好みですが、あれだとホンダ的には重すぎてNGとなるでしょうね。






燃費は、16.6km/Lでした。

非常に短距離で、街中での走行。

燃費を稼ぐ定速区間が、ほとんどありませんでした。

しかも負け犬スイッチはオン。

それらの条件を踏まえると、かなり健闘した結果だと思います。






続いては、カスタムのターボモデル。

スペックは、以下になります。


64ps / 6,000rpm

10.6kgf m / 2,600rpm



馬力は、規制値の上限。

トルクはNAの38%増で、しかもわずか2,600rpmで出ています。

これには、発進加速で期待が持てそうですね。


実は、このターボエンジン。

先日現行N-BOXで体感しました。

義父のアクティトラック車検時の代車が、現行N-BOXターボだったのです。

正直なところ、ずっとNAモデルだと思っていました。

先代N-BOXと、加速感に違いを感じません。

今日、あのクルマがターボだったと知り、驚愕した次第です。

でも、これが電制ウェイストバルブの効果なのかなぁ、と。

普段時はあまり過給せず、加速や登坂時になると本領発揮。

そんな特性なんだろうと思っていたのです。

だから緩くアクセルを踏んでいる分には、NA的な走行感になったのかなぁと。

今回もそんな思いで、走らせてみました。

まず発進加速。

えっ! 全然違います。

まごう事なき、ターボの加速です。

スペック通り、低回転から力強い加速をします。

そうはいっても、そこは軽。

吹っ飛ばされる様なものではなく、じわ〜と効いてくる感じです。

加速感は、フィット 1.3(非HV)と同じ様な感じがしました。

CVTの制御も、NAと同様。

2,000rpm以上になることを許しません。

ですが、そこはターボの特性を遺憾無く発揮。

むしろ2,000rpm以上は必要ないと思えて来ます。

このN-WGNとN-BOXでは、エンジンセッティングが異なっています。

でもそれは排ガス浄化性能の改善なので、加速とは関係がない内容です。

それにしても、驚く程にN-BOXと異なり、非常にターボらしい走り味でした。






燃費は、13.3km/Lでした。

でも、これには理由がありまして。

ターボ方が、1回多く信号に引っ掛かっています。

停止直後は、アイドルストップしました。

先代では、ターボにアイドルストップは、エンジン冷却の関係から採用されていなかったはず。

それが、新型からは、ターボもアイドルストップ出来る様になっています。

ですが、負け犬スイッチがオンだった為、15秒程で再始動。

そこで見る見る燃費が下がってしまいました。

その後、多少挽回して、この数字です。

ちなみに信号停止する直前は、16.2km/Lでした。



今回は非常に短距離での試乗だったので、足回りの違いは、よく分かりませんでした。

ただ、NAとターボの違いは、明確です。

ターボの低回転トルクは、非常に魅力的でした。

燃費はNAの方が良かったのですが、エコから的な深夜下道特急便モードだと、結果が逆転する様な気がします。

軽のターボだったら、フィット 1.3と比べても、遜色ないですね。

このN-WGNのターボで長距離走行した場合、どんな感じになるのか、非常に期待が持てそうです。
ブログ一覧 | ホンダ | 日記
Posted at 2019/09/17 10:17:10

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この記事へのコメント

2019年9月17日 10:55
こんにちは♪♪。

N-BOXって、何となく子育て中の家族に多くないですかね?
実は、私の従妹(いとこ)が旦那さんと共有でN-BOXに乗っているんですが、まだ小さな子供さんが2人居るんだけど、スライドドアだから子供さんにも良いんでしょうね♪♪。
コメントへの返答
2019年9月17日 12:25
こんにちは。
コメントありがとうございます。

N-BOX、良く出来たクルマです。
背が高いので室内も広く。
それなのに軽自動車なので、維持費も安い。

スライドドアは、開口部も広いですし、不意にドアを開けても、隣のクルマに当たる心配がありません。

うちのかみさんも乗っていますが、非常に便利です。
2019年9月17日 12:34
こんにちわ!

昨日、ようやく修理なった我が家のN-BOX。
嫁さんの運転でだいたい20km/l位だそう。
もちろん、A/Cバリバリでね。
使用条件が違うので単純な比較とはいきませんが、参考まで。

動力性能的には、実際の道路上でも大きな不満は感じませんね。
ソリオの方が、スタート時にスッと出るみたいとは嫁さんの感想。
そりゃ、排気量が倍ほどあるから当たり前(笑)

ターボだと、そんなに違うんですか‼
いよいよコンパクトカーでなくても…(爆)
コメントへの返答
2019年9月17日 12:40
こんにちは。
コメントありがとうございます。

えっ! そんなに走りますか。
うちのたぬきさんは、15kn/Lがひとつの壁になっています。

ターボに乗らなければ、NAでも不満はありません。
ただ、最大トルクが常用域で出ているターボは、体感出来る程、アクセル開度が小さくなります。

横幅の狭さが気にならなければ、税制面でもメリットが大きい軽ターボが、かなり魅力的に感じます。
2019年9月17日 14:33
5年くらい前ですが、嫁カーを決める際に初代N-Boxとスズキスペーシア(1つ前の型)で比較したことがあります。

当時大人気のN-Boxはやめて、私の意向も入れてもらい結局スペーシアにしたのですが、決め手は車重がスペーシアのほうが100kg程度軽かったことでした。

2代目N-BoxやN-WGNはかなり軽量化されたんですね(^_^)
エンジンもさることながら車体も進化してますね。

コメントへの返答
2019年9月17日 18:36
こんばんは。
コメントありがとうございます。

現行モデルでは、かなり軽量化を頑張っているのですが、カタログ等にはあまり記載されていません。
分かりにくいから、書かないのでしょうかねぇ。

発表前のティザーキャンペーンの頃は、助手席ロングスライドシートをアピール。

デザインも変わらないし、ロングスライドシートもどうかなぁと思って、うちでは安くなった旧型の在庫車を買っちゃいましたよ。
2019年10月11日 13:22
ホンダはシバリがあるとよい車を作りますね。

でも、シバリが解かれると ・・・ なんですよね(汗)。
5ナンバーシバリが曖昧になっちゃた今、
もう一度、5ナンバーでやってほしいメーカーです。
「シビック」の志を ・・・ 無理か(諦観)。
コメントへの返答
2019年10月11日 17:10
こんばんは。
コメントありがとうございます。

あっ、そうかもしれませんね。
レースでもF1第2期の時は、燃費規制が厳しくなった時に、俄然強さを発揮していました。
あと、小さいクルマを作ると、うまいよなぁ、と思います。

結局、そこで売れる仕様に特化させていくので、日本は5ナンバーを通り越して、軽になってしまうのでしょう。

ラインナップも、軽からフィットと来て、次はアメリカシビックと、5ナンバーフルサイズが、なくなってしまいましたね。

グローバル化の弊害で、どんどん日本らしいクルマがなくなっていくのが、残念です。

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「@中島乗り さん 片山さんって、渡米前から有名人だったんですね。」
何シテル?   08/21 21:22
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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