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2021年03月19日

シマノ100周年

シマノ100周年 2021年3月21日、シマノが創立100周年を迎えます。

今や世界の自転車部品界を席巻している、シマノ。

私が自転車に熱を上げていた1980年代初め、まさかここまで巨大化するとは想像もしていませんでした。






初めて乗ったドロップハンドルの自転車は、ブリヂストン ユーラシアでした。

グレード名は、あまり聞き慣れない「ディアゴナール」。

スポルティーフにランドナー的な要素を加えたモデル、そんな感じでした。



ディアゴナールに装備されていたディレーラーは、サンツアー VX。

性能的には全く問題なかったです。

ただクルマでもそうなんですけど、長く乗っていると部品を変えてみたくなるものですよね。

そこでディレーラーをちょっと変えてみようかなぁと、思って検討しました。

候補に挙がったのは、以下の2つ。





サンツアー BL


同じサンツアーだし、ユーラシアの上位機種アトランティスが、これを使っていましたので。

ただVXの上位機種なんでしょうけど、BLの由来になっている青いプラスチックの部品がちょっとなぁ・・・

やっぱり金属製の方が、質感があってカッコいいんですよね。


そして、もう1つの候補。





シマノ デオーレ


シマノ初のマウンテンバイク用コンポーネント、「DEORE XT」。

これはそれ以前のモデルで、XTが付かないものです。

当時は「ディオーレ」でなく「デオーレ」と呼んでましたね(私だけ?)


この頃、ツーリング(ランドナー)用でシマノを使う人は、少数派だったかと。

たぶんワイドレシオ対応のロングゲージRRディレーラーが、デオーレしかなかったからかもしれません。

結局はシマノが使いたかったので(出来レースかよ!)、デオーレにしました。



シマノに拘った理由。

それは海外のロードレースで活躍していた、この自転車の影響です。






ザ ミヤタ シリーズ


ミヤタは、オランダの自転車ブランド「KOGA」へ、フレームの供給をしていました。

その名も「Koga Miyata」

その自転車が本場ヨーロッパのロードレースに、参戦していたのです。

今でこそ有名なツールドフランス、ジロデイタリア。

当時は一部のマニアしか知らない存在でした。

ミヤタはそんな過酷なレースに本格参戦した、初めての日本車だったんです。

中学生だった私には、このブルーのロードレーサー、凄くカッコよく見えました。

そんなミヤタを支えていたパーツは、シマノデュラエース。

ヨーロッパの実戦で鍛えられたブランド、シマノ。

そんなイメージが、この頃には出来上がっていたのです。


シマノのトップブランド、デュラエース。

残念ながら、今まで使った事がありません。

歴代のデュラエースは、文句なしで傑作揃いです。

でも実は、ちょっとあだ花的なモデルも、あるにはあったりします。





デュラエース AX


1980年代と言えば、クルマから端を発した、エアロダイナミクス時代の幕開け


その余波は、自転車にも波及してきました。

シマノはいち早くそのトレンドを取り入れ、風洞テストまで取り入れてAXシリーズを完成させたのです。

目指したものは、空気抵抗低減と前方投影面積の削減。

それらを達成する為に、今まで例のない様なデザインがされていました。

基本は段差をなくした、フラッシュサーフェス化。

前面投影面積の削減には、並々ならぬ努力を感じます。

フレーム内に収まる様にデザインされた、センタープルブレーキ。

同じくフレーム内に収めるべく、ダウンチューブ上に付けられた、チェンジレバー。

ブレーキのワイヤーですら削減の対象となり、ハンドルに添わせるデザインとし、露出されなくなりました。

もう、かなりやり過ぎ感も、なくはないです。

そこまでして、果たしてエアロ効果は本当にあるのか?

単なるギミックなんじゃないか?

そんな疑念の目で見られた事もありました






私の憧れ、ザ ミヤタシリーズには、エアロミヤタなるモデルがラインアップされていました。

搭載するのはもちろん、デュラエースAX。

このモデルも、実戦投入された様です。

このシンプルなデザイン、カッコよかったですね。


シマノが先鞭をつけた、エアロダイナミクス。

ヨーロッパ、いや世界最強のブランド、カンパニョーロは、暫し静観していました。

やはりギミックだと思っていたのでしょうかね。

ですが、そんな巨人が動きます。





カンパニョーロ Cレコード


それまでのトップブランド「Super RECORD」のフルチェンジモデルとして、発表されました。

それまでのコンサバティブな、スーパーレコード。

これをCレコに変えたのですから、巨人といえどもエアロは無視出来ないムーブメントだったのでしょうね。



シマノ100周年記念サイトに、デュラエースaxの動画がありました。

当時のデュラエースは、このAXの他にコンサバティブなEXと、2つのバリエーションを展開。

あのシマノでさえも、エアロ一本勝負は出来なかったのでしょうね。


ブログ一覧 | 自転車 | 日記
Posted at 2021/03/19 10:43:59

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この記事へのコメント

2021年3月19日 10:58
カンパファンですが😅

シマノ性能と信頼性は
ピカイチだと思いますよ❗️

ただトヨタのような感じで
大きくなりすぎたので、
私のような異端児はカンパ
ですね〜
コメントへの返答
2021年3月19日 13:16
こんにちは。
コメントありがとうございます。

やっぱりカンパは憧れます。
デローザ、コルナゴの高級車は、みんなスーパーレコードでした。

1度だけカンパ使ったことがあります。
最廉価モデル、980です。

カンパらしい縦型メカと、アームに入るあのロゴ。
やっぱりカッコよかったですね。
2021年3月19日 12:04
こんにちは♪

あら、デュラ、カンパ、サンツアー

うちの倉庫を探せばみんなあるな~(汗)

うちの父のはオールカンパ、イディアル503や、アルカンシェル?とか当時で50万ぐらいになったなぁ~

ブリヂストンやミヤタが種でありましたが、隙間産業で丸石やパナソニックがありましたね~
カンパはスーパーレコードとかね♪

チェーンも太いし切れないし(笑)

昔の方が今の品物より良いです(^o^ゞ
コメントへの返答
2021年3月19日 13:24
こんにちは。
コメントありがとうございます。

えっ! 現物があるんですか!
それは凄いですね。

サンツアーに至っては、会社がなくなってしまったので、貴重ですね。

そういえば、パナソニックも海外レースに参戦していましたね。
最初はラレーのスポンサー(だったかな?)
その後は、自社でツールにも参戦していました。

そういえば、前輪が小さく極端な前傾ポジションのファニーバイクも、市販していましたね。
2021年3月19日 12:42
こんにちは
もうそっちには触れないようにしてます。(笑)
若き日のいい思い出(忘れてますが)です。後年、車にSHIMANOのステッカーをよく見かけ、この方も乗ってるんだ、でもその感が見られない。釣り具もやってるのは知りませんでした。(爆)
コメントへの返答
2021年3月19日 13:30
こんにちは。
コメントありがとうございます。

あれ? 確か名車ダイアモンドをお持ちだったかと・・・

先日、小学校から一緒で、同じく自転車で盛り上がった友人が、自転車を買いました。
クロモリフレーム、ドロップハンドルのミニベロです。

中古なので要レストアの様ですが、部品の話で盛り上がりました。
中高校生の頃に覚えたBBブラケットやハブのO/Hの仕方は、今でも覚えているもんですね。

昨日の夕食メニューも怪しいのに。
2021年3月19日 15:42
自分、釣りはするけど、自転車は・・・中学校に行く時に26のスポーツ車(僕の一個前まではフラッシャー付きの煌びやかなのが定番でした)を買ってもらった以外は、ママチャリだったので、シマノが自転車部品も作っているメーカーだと知ったのは、後年です。

高校の時、友人が兄のお古とかで、タイヤの細っそいタイヤの華奢な自転車(しかも泥除けもない)で通学していて「あんな細いのでパンクしないのかなぁ。」と思っていました。

30代後半でロードレーサーというカテゴリーの自転車があることを知り(というか興味を持ち)、40代になってからも欲しいなぁと思っていたのがブリジストンのほっそいフレームの自転車でした。
カタログをもらい、メカのグレードを妄想しつつも、まさかあのシマノが世界で一級品を作っていたとは知りませんでした。

ただ、シマノのデザインのイメージですが、リールにしてもコンポーネントにしても、ちょっと中二病っぽいと思っています。

結局ロードレーサーには手を出せなかったのですが、職人が健在のうちに上尾製のフレームが欲しいなぁと思っています。
コメントへの返答
2021年3月19日 16:07
こんにちは。
コメントありがとうございます。

私は高校時代、自転車に貼っていたシマノのステッカーを見た友人から「おまえ、釣りやるんだっけ?」と言われて、初めて自転車以外の事業があった事を知りました。

シマノには技術力があります。
ですがそれは、昔のホンダの様にゼロから作り出したものではなくて、既存のものを常識にとらわれずに進化させたものです。

例えば、インデックスシステムというのを、30年ほど前に発表しました。
これ、簡単に言うと、セミドロップ車で使っていた、段数が明確になるクリック式シフト。
これをレース用に採用したのですが、「子供のオモチャか」と冷笑されていたんです。

ですが実戦で使うと、シフトチェンジの時にクリックがないと、シフトレバーは勘で操作。
ゴールスプリントでがむしゃらに踏んでいる時には、そんな細かい操作が出来ません。
その点クリック式は「カチッ」と1つ動かせば変速するので、余分な神経をシフトで使いません。
結果、ペダリングに集中出来て速い、となったのです。

常識にとらわれない、それがシマノの強みかもしれません。
2021年3月19日 16:40
あんまり詳しくないのでヤブヘビになりそうですが、カンパなんとかと双璧をなすんですよね。

確かにカチっと(ポキっかな?)とクリック感があった方が分かりやすいですね。
当時のヨーロッパでは、東洋から来た知らないメーカーがヘンテコなシステムで挑んできやがった。って感じだったんでしょうか。
(話が飛びますが、中野浩一さんて、向こうではめちゃめちゃ有名なんですよね)

俄かですが、そういう秘話を聞けたら、もっとシマノが好きになりそうです。

ツールドフランスとかのチームや選手を知らないから思い入れが無いですが、こだわっている人はカンパ(おしゃれな人)、実利で選ぶ人はシマノって感じがします。



コメントへの返答
2021年3月19日 17:14
こんにちは。

私が高校生の頃は、カンパニョーロ1強でした。
そこにシマノが挑み続け、今ではヨーロッパの有名ブランド車にも採用されるに至っています。

大昔は「レーサーたるもの、そんなギミックに依存してどうする」とか言われていました。
初期のシマノ製には、クリックの有り無しを選択できるレバーが付いていたくらいです。
(暫くして廃止になりましたが)

中野浩一さん、世界戦でスプリント10連覇しています。
この競技、競輪場の様なバンクで、1対1のバトルです。
タイム競技ではなく、相手より先にゴールラインを切った方が勝ち、なんです。

競技の性格上、相手を先行させておいてから、すきを見てスパートをかけ逃げ切る、が常套手段です。

むかしのスプリントで、スタートしたのに双方がスタンディング(その場で停止)している映像があります。
そこまでしてでも、不利な先行は取りたくないからです。

でも中野さんは、違います。
そんな駆け引きはしないで、先行します。
それはなぜか?
彼には絶対負けいない脚力があったからです。

スプリント10連勝時代の映像みると、中野さんのある意味異常っぷりが分かります。

さて、カンパとシマノに戻りますが。
このあたりはクルマと同じです。

感覚性能と伝統のイタリア カンパニョーロ。
対して、堅実で決して乗り手を裏切らない日本のシマノ。

私はそんなイメージです。
2021年3月19日 18:20
自宅の近くにシマノの工場が有るのですが、かつては自転車部品の製造工程だったけど、現在では自転車と言うよりもダイワと双璧を成す釣具メーカーとしてリールや釣竿を作っているにゃwww


コメントへの返答
2021年3月20日 20:35
こんばんは。
コメントありがとうございます。

自転車部品の生産が衰退している・・・って事は、シマノの場合はないでしょうね。

もしかすると、より労働力が安い海外生産に切り替え、ある程度単価の高い釣り具を、日本生産重視にしているのかもしれませんね。
2021年3月19日 18:41
よくわかりました♪
コメントへの返答
2021年3月20日 20:35
中野浩一さんの動画は、オススメですよ。

プロフィール

「オフ会で話題になった、私的には旬なクルマが眼の前に! 小板ナンバーは希望番号がないので、これは登録第一号って事です。」
何シテル?   05/11 15:46
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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