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2020年10月23日

レヴォーグ(VMG) 試乗

レヴォーグ(VMG) 試乗 今月、新型レヴォーグが発売されました。

昨年の東京モーターショーでコンセプトモデルが発表されてから、1年余り。

かなり待たされた感がありますね。

このコンセプトモデル、TMSの現地で見ました。

遠くステージ上にあったのですが、なんだか大きい?

実際のところ、確かに大きくはなっています。

全長+65mm 全幅+15mm 全高は逆に-10mmと。

でも思った程は、サイズアップしていないんですね。

なんか大きく感じるのは、デザインの影響なんでしょうか。

新型は抑揚が強くなった印象があります。






みん友の久ぼんさんが、8月にレヴォーグへ乗り換えられました。

2ヵ月前なので、モデルは先代のVMG。

2.0 STi、300psのモデルです。

このクルマ、非常に興味がありました。

というのも、以前のブログで書いたのですが、R系スカイラインの乗り味を現代に継承していそうなのが、このレヴォーグかもしれないからなんです。

一体、どこにスカイラインとの近似性があるのか。

それは、キャスターアクション。

ハンドルをステアした時に発生する、あの重さ(反力)です。

この力は、キャスター角が大きい程大きくなります。

最近のクルマは、3~4度くらい。

それがER34 スカイラインは、6度ほどあります。

いろいろ調べてみると、VMG レヴォーグも同じくらいのキャスター角なんだそうで。

キャスター角を大きくすると、重くなる操舵力に対応する為、強力なパワステモーターが必要となります。

つまり、コストアップしてしまうのです。

最近では操舵力を云々言うオタクユーザーも少なくなったので、わざわざ高額な電動パワステモーターを使ってまで、ハイキャスターにこだわる事もなかろうと。

概ね3~4度くらいに設定されているのが、最近のクルマ事情です。

クルマの白物家電化が言われて久しい中、スバルは昭和のクルマオタク向けとも言える様なアライメントを、レヴォーグに施しています。

やはりそこは体感して、今後の愛車選択の参考にしたいですね。
(買えるかどうかは別にして)






試乗は都内の市街地。

渋滞はありませんが、40~50km/hで流れている普通の道路です。

では早速、運転させてもらいました。

発進でも、ほとんどアクセルを踏む必要がありません。

発進直後でも、タコメーターは1300rpm程度。

定速ならば、更に下がります。

モニターを確認すると、スロットル開度は10%以下だそうで。

ブーストも、最大でメーター表示が「-0.2(-200kPa)」と、正圧にすらなりません。

これでも十分流れに乗って行けます。

さすがは300psです。

ただ気になった事が、ひとつ。

発進が唐突なんです。

ぴょん! と飛び出す感じで。

トルクがある影響なのかなぁ、と思っていましたが、いろいろスロットルワークを変えてみても、直りません。

そうこうしているうちに気付いたのですが、これ電動パーキングブレーキが付いています。

これをONにしておくと、停止時にパーキングブレーキが作動し、フットブレーキ解除しても停止しています。

しかもブレーキランプ点灯状態で。

この解除は、ボタン操作かスロットルペダルを踏むと行われます。

なんかこの解除、ある程度駆動輪にトルクが掛かると、一気に解除されている感じがします。

それも電制なのですからON/OFFしかなく、徐々にブレーキリリースする様なアナログ的な事は出来ないんです。

この機能をキャンセルして、普段通りに停車時はフットブレーキで対応していたら、直りました。






さて肝心のキャスターアクション。

交差点の低速直角コーナーや、レーンチェンジくらいでは、正直分かりません。

どこかにコーナーはないものか?

そういえば、程近くにかなり緩めのS字カーブがあるのを、思い出しました。

早速現地へ向かいます。

この区間、長さも短く車速も50km/hには届かないレベルの場所です。

あっと言う間に通過してしまいますが、まぁ仕方ありません。

そこを走るレヴォーグは、切り始め直後から、一定の力で操舵が重くなるのではなく、切り足していくほどに2次曲線的で重くなります。

この舵角が増える毎に、重さが増していく感覚。

あぁ、スカイラインって、こんな感じだったよなぁ。

スカイライン以外のクルマで、ここまで似た操舵感は初めてでした。

これだとステアしても気分がいいですね。

ステアリング系のフリクションからくる重さではなくて、アライメントから発生している重さ。

もうこんな手間とコストが掛かる事を、自動車メーカーはしてくれないと諦めていたのですが、スバルはここまで作りこんでくれていて、非常に嬉しく思います。



最後に、まだ1000kmにも満たない新車なのに、試乗させて頂いた久ぼんさん。

貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
ブログ一覧 | スバル | 日記
Posted at 2020/10/23 10:26:28

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この記事へのコメント

2020年10月23日 12:00
舵角感覚とは・・・普段乗っていて、あまりに普通で気にしたことありませんでした。(って所有したことのあるクルマが2台しかないのですが)

そこかよ!ってところに反応させていただきます。
その、みん友さんは、くまとっどさんを信頼されてるんですね。

自分、器が小さいのでステアリングを任せられる人ってそんなに居ません。 (MTだからかも知れませんが・・・)
そう言いつつも、初めてインサイトのステアリングを握ったのは、初めて参加したクラブのオフ会で、いちげんさんの自分にメンバーが「運転してもいいよ。」って。。。

あと、単車に関してはもっとシビアです。。。
よく声もかけずに愛車に跨がる人が居ますが、自分の場合・・・許せません。。。

「人の愛妻に勝手に跨がるようなものです。」と。。。

器が小さいんです。。。

自分、スバルだとXVが好きなんですが、レヴォーグみたいなステアリングではないですよね?
コメントへの返答
2020年10月23日 12:20
こんにちは。
コメントありがとうございます。

彼はみん友とは言え、中学から友人です。
以前も新車のハチロクに試乗させてもらい、非常に貴重な体験をさせてもらっています。

お互いどんな運転をするのかも、長い付き合いなのでわかっています。
実は今回も「助手席で・・」とお願いしたのですが、運転させてもらいました。
その後、いろいろと感想を聞かれたので、自分以外の人の評価を聞きたかったのかな、とも思いました。

私も13さんと同じで、基本的には貸しません。
たちまちどうかなる訳でもありませんが、やっぱりアクセルの開け方、MTだとクラッチワークが気になります。
そういうことが重なってきてから、こちらから言い出すことはしなくなりました。
私がそういう態度なので、こちらから貸してほしいとも言いません。
でもインサイトは、彼に貸しましたよ。

今回はレヴォーグでしたが、調べるとインプレッサも同じ設定みたいです。
私の場合、300psとAWDはなくても良いかなと思っているので、インプレッサG4が良いかなと思っています。
(N-ONE買ったばかりなので、買い替え予定はありませんが)
2020年10月23日 20:55
こんばんは。
VMGと言われたら、自分がコメントしないわけにはいかないですね。
新型、大きくなりすぎです。
元々日本専用設計ということで、全幅を5代目レガシィと同じ、全長を4代目レガシィとほぼ同じにして、全長を100mm切り詰めることで、事実上の先代となる5代目レガシィツーリングワゴンが大きすぎたことに対する反省として作られているんです。それをサイズアップしてしまっては、元も子もないんですね。
デザインが大きく見えるのは、現行に比べてヘッドライトが小さくなってサイドに移され、グリルが大きくなっているせいだと思います。そのせいで、正面のデザインバランスが非常に悪く、自分の周りではカッコ悪くなったという意見が多く聴かれます。もちろん自分も同じで、マツダみたいにカッコ悪くなったなと思いますね。

後期型ですかね、試乗したレヴォーグ。自分の前期型レヴォーグでは、電動パーキングで停車時にフットブレーキを抜くと、ブレーキランプは点灯しません。この発進の唐突さは確かにありますね。自分で電動ブレーキ解除すればいいだけなんで、気にしてなかったですけど。
ステアリング、確かに重いですね。電動なのに、と思うことが結構あります。
このパワーの余裕が燃費向上に非常に有効なんですよね。だから20km/Lとか出せるんですよ。
コメントへの返答
2020年10月24日 3:57
こんばんは。
コメントありがとうございます。

彼も新型(今は現行型)を見て、VMGにしています。
前車BP5レガシィでも、ギリギリの駐車場。
VMGでもサイズアップしていますので、きっと車庫入れには苦戦しているのかと思われます。

それなのに、新型でサイズアップ・・・
日本仕様レガシィだったはずなのに謎ですね。

デザインは、VMGの方が良いですね。
新型はちょっとやり過ぎ感が否めません。
ちょっと派手になったのかな。

アライメントの作り込みは、ちょっと驚かされました。
今時、こんな重い設定にしているとは。

スポーティカーのハンドルは重い、という概念から、パワステのアシスト量を減らしているクルマは散見されます。
これって、水飴みたいな高い粘性のものに棒を入れて回している様な感触です。
「重い」って、こうじゃないんだよなぁ。
レヴォーグは、バネを引張ている様な感触で。
ハンドルの重さから舵角がわかる様な設定なんですよね。
むかしはこういう設定のクルマも少なくなかったのですが、今では非常に珍しいと思います。
2020年10月23日 21:19
先日はお疲れ様でした。
おそらくアップしなければいけないブログがある中、VMGレヴォーグの試乗記を優先してアップしていただきありがとうございました。
くまとっどさんの車も何台か試乗させてもらいましたが、やはり一番印象に残っているのがジャパンTIですね。まだ免許がない時にジャパンTIが停まっている駐車場で練習させてもらって、そのおかげで教習所も規定で終えることが出来ましたし、なによりも運転の楽しさを教えてくれた車でした。
今度、江戸に来る時はスバル360で凱旋してください。楽しみにしております。
コメントへの返答
2020年10月24日 4:08
こんばんは。
コメントありがとうございます。

まだ新車なのに貸して頂き、ありがとうございました。
最初は助手席で、乗り心地を体感できれば良いかと思っていたので、写真を撮っていなかったのは失敗でした。

スカT良かったですか。
今にして思えば、すごく癖のあるクルマでしたね。
特にハイキャスター故の、ハンドルの重さ。
当時のクルマは、ノンパワステが普通。
しかもボールナットのステアリングギア。
低速時は、165タイヤとは思えない程の重さでした。

しかもエンジンは、NAPS仕様のL18S。
あまりのダメっぷりで、僅か1年で廃止され、Zエンジンに換装されました。

なんだかんだ言っても、最初のクルマは、強く印象に残りますね。

スバルは、まず近距離を重ねて問題の洗い出しをしていきます。
既にいくつか問題点が見つかっているので、そこを直してから東京へ行きますね。
2020年10月25日 0:03
ハイキャスター
最近聞きませんねぇ。。。
当然燃費も悪くなるでしょうし
メーカーもステアフィールなんて気にかけるユーザーなんてごく一部だし電動パワステのセッティングでどうとでもなる って思ってるんだと思います
コメントへの返答
2020年10月25日 6:10
おはようございます。
コメントありがとうございます。

ユーザーも単純に操舵力が重いか軽いかくらいしか言わないので、そんな細かい事にメーカーも労力は割かないのでしょうね。

今や現行スカイラインも、ステアリングバイワイヤーです。
細かい味付けは設定次第、そんな考え方の表れなんでしょう。

「901プロジェクト」に躍起なっていた日産は、何処へ・・・。
2020年11月14日 8:28
おはようございます。
足まわりの純正セッティング、なかなかディープで興味深いお話です。
今度自分のBDレガシィも古い雑誌やカタログ出して調べてみようと思います(^^)

新型が出るにあたり、現行最終型を求める方がいらっしゃるのは人気のあるモデルでは聞かれる話ですね。

新型レヴォーグも巷では評価が高いですが、私個人では「レヴォーグとして出た時のコンセプトとは時代背景から違ってきたのかなぁ」なんて思ってます。

当時と時代背景が変わってきたとは思いますが、完全な「クルマの家電化」だけはなってほしくないですね。

かこんなことばかり言ってるから、私も今だにクルマを買い換えられないんですけどね(笑)
コメントへの返答
2020年11月14日 23:44
こんばんは。
返信が遅くなりまして、すみませんでした。

キャスター角の情報は、なかなか出てきません。
むかしだとエンジン性能曲線は出てきますが、サスペンションはそれが販売に結びつかないので、わざわざ書いてくれませんね。
結局は、個人でアライメント調整された方のデータを複数調べて判断しました。

新型レヴォーグ、そもそもレヴォーグ誕生の理由はなんだったのか?
そこがかなり軽んじて見られている気がします。
いや、インプレッサを例に挙げれば、あれがジャパン標準サイズって事なんでしょうか。
5ナンバーにこだわっていた3代目までの想いは、何処へ・・・

実はスバル車、ずっとハイキャスターではなかったのです。
今回レヴォーグに替えた友人の、前の愛車はBP5レガシィワゴン。
これのキャスター角は、標準的な3度。
つまり先代レヴォーグは、あえてのハイキャスター化なんです。

思うにこれは、白物家電化が叫ばれる日本車の中で、むかしながらの重めのステアリング設定にして、逆に個性を出しているのかもしれません。

果たして、この想いは現行レヴォーグにも継承されているのでしょうか?
気になりますね。

プロフィール

「@中島乗り さん このクルマ、車名が変ったり記号になったりで、詳細が覚えきれません。」
何シテル?   05/13 12:53
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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