
平成の終焉間近、長野県安曇野市で開催されたオフ会に参加して参りました。
今回、開催地までの距離は、たったの150km。
地元長野から参加される方々の次に、近いです。
ということは、一気に走りきれる距離なので、車中泊の心配はなし。
つまりは、クルマでなくても大丈夫、ということになります。
なので今回は、これで参加しました。
ジェンマ 125です。
当初は、YSRで参加を予定していました。
ジェンマは昨年名古屋まで行っているので、今回は変えようかなと。
そうしたら今回のオフ会、遠路はるばるHiroboさんが参加されるとのこと。
実はHiroboさん、元ジェンマ乗りなんですね。
折角の機会ですから、ここはジェンマを見て懐かしんで頂こう、ということで、今回はジェンマに変更しました。
ジェンマで行くとなると、心配になる事があります。
① 給油のタイミング
燃料計が不動なので、走行距離&タンク内目視で給油時期を決めています。
これが正直、あてにならないんですよ。
ジェンマの燃費は、街中だけだと20km/L、郊外路だと30km/Lくらい。
つまり、走行モードによるバラツキが非常に大きいのですね。
航続距離は、概ね100km〜150kmくらい。
今回のルートは、山道区間が多めになっています。
果たして給油時、ガソリンスタンドのありそうなところを走れているのか?
どこで給油するのかも、ある程度決めておかなければなりません。
ちなみにYSRだと、航続距離は150km〜200kmくらい。
出発時、満タンにしておけば、現地までは無給油で行けるはずです。
また、フューエルコックにはリザーブもあるので、いくらかは安心です。
② 登坂路対策
ジェンマはとにかく登坂路が苦手。
場所によっては30km/hくらいまで失速し、危険ですらあります。
その原因は・・・3速AT。
これが速度だけに反応し、変速します。
元々パワーがないので、ギア固定で引っ張る様な走法で登坂したいのですが・・・
規定の速度に達したら、シフトアップ!
直後に失速・・・の繰り返しです。
今回、懸案になる場所は、2ヶ所。
碓氷峠と三才山(みさやま)トンネルです。
碓氷峠は、昨年の名古屋行脚で体験済み。
問題は三才山トンネルです。
以前、クルマで通過しましたが、結構な通行量だった様な・・・
不安を抱えつつではありますが、出発します。
第1の難関、碓氷峠です。
ここには、旧道とバイパスがあります。
今回は旧道をチョイス。
その心は・・・
ジェンマは、どちらのルートを使っても、40km/hくらいしか出ません。
バイパスは全長の90%くらいに登坂車線があり、ゆっくり登っても迷惑を掛けることが少ないというメリットがあります。
ですが、勾配が緩い分、結構遠回りをしているのです。
対して旧道。
道幅が狭く、タイトコーナーの連続です。
こうなると、クルマもあまりペースが上げられません。
ですがジェンマだと、ライン取りに自由度があるので、直線的にコーナーをつなぐことも可能になります。
そうすると、あまり失速しないんですね。
その結果、概ねクルマと同じくらいのペースで走れます。
もう、断然旧道の方が良いですね。
道中、小諸では桜がまだ咲いていましたよ。
あっ、そういえば、着るものでは失敗しました。
群馬を出る時、ちょっと肌寒いかなと思っていたら、軽井沢では寒いレベルに。
そうだよなぁ、そりゃ桜も残っていますわなぁ。
そして、いよいよ今回最大の難所へ・・・
三才山トンネルです。
率直な感想は・・・怖かった。
勾配はかなりきつく、ジェンマだと40km/hくらいしか出ません。
しかもこの道、かなりな交通量です。
また、道幅は狭く、登坂車線はありません。
仮に譲ろうとして左端に避けても、狭い道幅&多い交通量でクルマが追い越せないのです。
つまり、こちらが停車しないと、追い越してもらえないんですね。
それで停車しようにも、そんな場所も少なく・・・
渋滞発生の原因になっているし、道も譲れないしで、大変でした。
でも、もっと驚いたことは・・・
ここを自転車で登る猛者達がいたことです。
トンネルでの悪戦苦闘&ミスコース(松本トンネルに入っちゃいました)で、5分ほど遅刻。
(どうもすみませんでした)
無事、穂高神社側の駐車場に到着しました。
参拝後は、次の目的地、大王わさび農場に向かいます。
ここからが、エコからオフ会の本領発揮です。
ここまでの距離は、2.3km。
当然、徒歩です。
でも今回は逆に、それが正解でした。
駐車場にクルマが入り切れず、付近は大渋滞。
極端な話、1台出ると1台入る、そんなイメージです。
その横をのんびり徒歩で到着。
もしクルマで移動していたら、入場する前にタイムアウトでオフ会終了でしたね。
わさび農場ですから、食事もわさびで。
わさびコロッケバーガーと、わさびフランクフルトを頂きました。
強烈なわさび味で辛い! ということはありませんでした。
再び、集合場所に戻り、解散と。
すると空から、ポツリ、ポツリ。
あれ? 予報では夜からだったはずなのに。
本降りになる前にと、急ぎ帰路に着いたのでした。
そうはいっても、どうしましょう、難関三才山トンネル。
道路は帰りの車で、来る時より確実に混雑しています。
そんな中にジェンマで行ったら、より渋滞が酷くなる恐れが・・・
この三才山トンネルには、平行してR143青木峠(明通トンネル)というルートがあります。
帰りは、そちらを使うことに。
この道、途中まではセンターラインがあったのですが・・・
途中からは、「これ国道?」みたいな風情に・・・
イメージは、舗装された林道みたいです。
そんな道だからか、ほとんどクルマには会わず、自分のペースで走れたので、ある意味快適でしたね。
ですが、このルート、ちょっと遠回りでして・・・
帰路は1時間程、余計に掛かってしまいました。
結局は、道中、雨にも遭わず。
無事に帰宅出来ました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
次回もよろしくお願いします。