
昨日、無事に年内の仕事が納まりました。
また古いネタで申し訳ありません。
11月に開催されましたイベントに、昨年に引き続き行って参りました。
今年のテーマはこれでした。
グループCカー
昨年同様、マツダ787Bを筆頭に、日産、ポルシェ、ジャガーと・・・
あとはザウバーメルセデスがいればリーチ!、といった顔ぶれです。
写真はへたっぴなもので、他のうまい方のをご参照願います。
特に印象に残ったのは、日産NP35。
1992年に1戦だけ参戦しました。
翌1993年には、参戦出来るレースカテゴリーが消滅してしまった為、以降の参戦機会がなくなりました。
3500cc V12のこの車、クローズボディのF1みたいです。
あとは、やっぱりマツダ787B。
あの4ローターは、何度聴いても涙もののサウンドです。
あの音、途中で共鳴するんでしょうか。
最終コーナー立ち上がり後、途中でもの凄く音が大きくなる様な気がします。
あるいは、グランドスタンドで反響しているのかな?
トヨタ7, ローラT70 マークIII GT
60年代の日本グランプリで活躍した名車です。
トヨタ7は、5000cc V8の「ニュー7」。
1968年には3000cc, 旧ボディで参戦するも、5500cc シボレー(ムーン)エンジンの日産R381に敗退。
1969年では、この5000ccで挑戦するも、レース2日前に5000ccから6000ccに変更申請された日産R382に、またしても敗退。
レースファンとしては、変更申請前の5000cc(GRX−1)仕様のR382とのガチバトルが、見たかったですね。
ローラT70は、タミヤのプラモでお馴染みの方も多いかと。
私、実車を見たのは初めてでした。
日産、トヨタの2大ワークスチームに立ち向かう、プライベータの雄、タキレーシング。
この「TNT対決」が話題の中心でした。
このNo.25は、1968年日本グランプリの長谷見車です。
エンジンは、6300cc V8のシボレー(ムーン)。
同じくシボレーエンジンの日産R381の450psに対して、このローラは500ps。
予選では、2位のR381から遅れること0.04秒で3位。
決勝では善戦するも、序盤でリタイヤしてしまいました。
ウルフ WR1
この車が、日本で見られるとはねぇ。
いい世の中になりました。
1977年デビューのこの車。
デザイナーは、ハーベイ ポスルスウェイト。
私は、この人の名前を聞くと、思い出すことがあります。
それは、
ホンダF1第3期
元々ホンダは、第3期ではシャシーまで製作する、コンストラクターとしての参戦を目論んでいました。
それは、第2期からの教訓。
第2期では、あれだけ勝ちまくっていたのに、表彰台で日の丸を掲げることが出来なかったからです。
レースで表彰されるのは、ドライバーとコンストラクター。
エンジンサプライヤーは、数ある部品メーカーの1つでしか過ぎないのです。
そこで、第3期のニューシャシー製作にあたり、ホンダが行った戦略。
それは、テクニカルディレクターとして、ハーベイ ポスルスウェイトを招き入れることでした。
彼の設計を元に、ダラーラで製作したテストカーがRA099です。
この車で臨んだ1999年のF1合同テストでは、3日間連続でトップタイムをマーク。
2000年からの参戦に、好感触を得ていました。
ですが、4月に予想だにしないことが起こります。
ポスルスウェイトの急逝です。
その後F1プロジェクトは、コンストラクター参戦からBARへのエンジンサプライヤーでの参戦に、変更されました。
さて、ウルフに戻りましょうね。
ジョディー シェクターを擁して臨んだデビュー戦で、いきなりの優勝。
その後、合計3勝して、ドライバーランキング2位に輝きました。
フェラーリ 312T
これも、日本で見られるとはねぇ。
デビューは1975年。
エンジンは、低重心化を狙ったV型180度の12気筒。
同時期の市販車365GT4BBも、同じV型180度でしたね。
デビュー年は、序盤に出遅れたものの、熟成に進んだ後半戦で一気に巻き返し。
結果、コンストラクタータイトルを獲得しました。
しかし・・・
1977年、ロータスのコーリン チャップマンによって、F1界に革命が起こります。
グランドエフェクトカー(ウィングカー)ロータス78の誕生です。
さすがのフェラーリも、その効果を無視する訳にはいきませんでした。
バージョンアップ版の312T4では、遂にウィングカー構造を採用。
ですが、空気がサイドにあるウィングを通過した後、流路上にあったものは・・・幅広なフラットエンジン。
そこで空気の流れが乱れてしまい、十分なダウンフォースが得られませんでした。
アルファロメオ 179C
今年は、とんでもないF1が参加してますね。
アルファのF1ですよ。
この頃までは水平対向12気筒かと思っていましたが、この車はV型60度の12気筒なんですね。
当時は、同じマールボロカラーでも違う形の車が2台参戦(アルファロメトとマクラーレン)していて、不思議でした。
あらま、もうこんな文章の長さに。
この後、パドック編があるのですが、それは次回に。