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くまとっどのブログ一覧

2021年06月29日 イイね!

うちの定番プレゼント

うちの定番プレゼント6/20は父の日でした。

イベント時、私へのわが家の対応。

基本はスルー、時々コーラ500mL、運が良ければトミカ。

といった次第です。

それはたぬきさんに対しても同様で、先月の母の日は普通の日曜日でした。

ですが今回、たぬきさんと息子から、これを頂きました。






ロードスターのカプセルトイです。

しかも3個。

全て初代のユーノス ロードスター(NA型)です。

このシリーズ、全部で6種類あるんだそうで。

今回は3回やって、ダブりなしだったそうです。

なんともラッキー!






このNAロードスター、以前乗ってました。

1800ccのSir2、最終型です。

でも実はこのクルマ、そんなに多くの思い出がないんです。



購入はNBが発売された1998年1月。

広島にあった在庫車を持ってきてもらいました。

購入1年後に結婚。

その際にクルマの調整を行ったのですが、たぬきさんはミニカを手放しロードスターへ代替する事に決定。

以降、息子が生まれるまでの3年間、乗ってました。

最後の半年間は私が乗って、モビリオへ代替。

ユーノス ロードスター、支払はしてましたけど、思い出の少ないクルマだったんですね。






それにしても昨今のカプセルトイ。

そのクオリティには、目を見張るもののがあります。

驚いたのは車軸。

金属の棒1本で、両輪を繋いでいると思っていました。

ですがこのキット、別体の車輪を取り付けようとしたところ・・・

えっ! サスペンションが再現されてる!

裏面もよくよく見ると、排気レイアウトなんかも実車同様です。

こんな精巧に作られているとは!






最近はプリンター技術も向上して、細かなエンブレムも再現されています。

それにしても、この大きさで文字が判読出来る様にプリント出来るなんて、驚きです。






私が乗っていたネオグリーンもあります。

モデルは革シートのVリミテッド。

でも私のは黒ファブリックの標準仕様でした。



カプセルトイ、クルマも少なくないです。

子供時代、駄菓子屋にあったものとは、一線を画しています。

そんなハイクオリティですから、オッサンホイホイのスカイラインには、グラッと来た事もあります。

当然ですが、お値段もそれなりです。

なので、なるべく見ない様にしていました。






今回3個も貰ってしまったので、なにかお返しをしないと。

たぬきさんの要望は、小玉スイカだそうで。

丁度今が旬なので、今度買ってきます。
Posted at 2021/06/29 10:16:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | マツダ | 日記
2021年06月23日 イイね!

ハイゼット 60+1周年

ハイゼット 60+1周年私、商用車が好きなんですね。

小学生だった1970年代後半。

街を走るクルマは、今より商用車が多かった記憶があります。

現在、商用車の数は乗用車の約20%程。

それが当時は、乗用車の半分くらいありました。

これ、別に商用車の数が減っているんではないんです。

乗用車が3倍近くと、爆発的に増加したからなんです。

ですが商用車、ほとんど後世には残っていません。

結局道具として使用されるので、壊れてしまえば買い替え。

手間暇かけて修理されたりはしないんですよ。

あんなに身近な存在で街中を走っていたのに、今では皆無。

そんな所も魅了されるポイントのひとつなんでしょうか。





例えば、私の好きなスカイライン。

コロナ禍以前は、足繁く通った旧車イベントでよく見ました。

そこで展示されているC10(愛スカ)は、ほとんどがGT-R。

R380からの流れを汲んだDOHCエンジン。

富士スピードウェイで繰り広げられた、ロータリーとの壮絶なバトル。

数々の名声があるのは知っています。

でも、当時GT-Rを見た体験が、ほとんどありません。

凄いクルマだけど、どこか遠い所のクルマだったっていう感じなんですね。

それより、イベントでバンを見た時の方が、テンション上がります。

C10のバン、父が配送の仕事をしていた時、会社にありました。

父は専らチェリーバンだったので、スカイラインに乗ったのは、ほんとたまに、

多分、1回だけだったかもしれません。

「わっ! スカイラインだ!」と、すごく嬉しかった記憶があります。

そういえば子供の頃、自営の友達は、休日ライトバンで出掛けていました。

時々、私も乗せて貰ったりもしましたし。

仕事用とレジャー用でクルマを2台使い分ける、そういう家は少なかったですね。

なので商用車って、当時は休日に乗用車としても役割も担っていました。



現在、通勤の足に使っている、アクティトラック。

特段、何かに荷物を運ぶでもありません。

必要にして軽トラに乗っている訳でもありません。

ですが、働く軽トラ、好きなんですよね。

そんな私なんで、こんな本を買ってしまいました。






ダイハツ ハイゼットは、昨年の2020年、誕生60周年を迎えました。

今乗っているのはアクティは、ホンダ。

バイト時代に乗っていたエブリィは、スズキと。

何故かダイハツ車には、縁がありません。

そんなハイゼットですが、実際記憶にあるのは、このモデルからです。






1968年発売の、この3代目からですね。

1976年に軽規格が550ccになったのですが、暫くは、まだかなりの360ccが走っていました。

実家の方は道が狭くごちゃごちゃしていたので、軽トラックは大活躍。

そういえば昔の商店で、営業終了後に軽トラを店舗内に入れているところって、ありませんでした?

自分のうちの中にクルマが置けるって、子供の頃は、なんだか羨ましく思っていました。






あれ? このトレイみたいなインパネ、見覚えがあります。

ラジオが上を向いていて、妙なデザインだなぁと思っていました。

ひょっとして、乗った事があるかも?

父が勤めていた酒屋さんだったか?

あるいは、お団子屋さんの叔父の店だったか?






ハイゼットで人気があるのは、この6代目。

通称「まゆげ」ですね。

デビューは1981年。

この頃は、SUVブーム の始まりでした。

当時はSUVではなく、RVと呼ばれていましたが。

大きな荷室に遊び道具が満載出来るので、重宝されていたんです。

そんなRVユースも見込んで「アトレー」が誕生しました。






私の中で1台を選ぶのであれば、この4代目。

1971年から10年間販売されていました。

なんといっても、このモデルで良いのは、デザイン。

丸みのある柔らかいデザインで、丸目のライト。

青いとやっぱりドラえもんみたいです。

あと、当時は今と違い、低床一方開きがありました。

これだとホイールベース内の部品もカバーされて、キャビンとの一体感も演出出来ます。

私が積載するのは、粗大ごみか原付バイクなので、高床三方開きでなくてもいいんです。

むしろバイクを積むには、低床の方が便利かも。

でも今は低床トラック、ないんですよね。






4代目でのトピックス、それは軽規格の変更です。

1976年、排気量が360ccから550ccになっています。

ハイゼットも基本ボディは流用で、2スト360ccから4スト550ccになりました。

そういえばこの時期、メーカーもかなりバタバタでしたね。

スバルサンバー、三菱ミニキャブは4スト500ccだったり。

スズキキャリーは550ccでも2ストだったりと。

各社いろんなアプローチで対応していました。






ダイハツも乗用車は、360ccだったフェローMAXを、サイドパネルを流用しながら拡幅。

550フル規格ボディに対応させた、MAXクオーレを誕生させました。

片やハイゼット。

結局4代目は、旧規格サイズのままモデルライフ終了。

フル規格ボディは、次代の5代目からの対応となりました。

小さいまま4代目ですが、それ故のメリットも。

当時は普通免許の他に軽自動車限定免許がありました。

この免許で運転出来る最大排気量は、360cc。

同じ軽自動車とは言え、550ccは運転出来ないんです。

550ccに対応するには、軽限定解除の試験に合格すればOK。

ですが、使用状況、年齢等もあり、軽限定のままで良い、という方も少なくなかった様です。

そういった方々の救済で、ハイゼットは5代目になっても4代目360ccモデルを暫く併売していたんです。

ワイドボディ化しなかったので、こんな事も出来たんですね。





今の軽トラック、流行りはイカツイ系。

クルマは丸目が良いのかな、そう思う私は、4代目ハイゼットみたいなデザインもあればいいのに、なんて思います。

例えばサンバー。

今はハイゼットのOEMですが、外装だけ2代目っぽくして差別化が出来れば、売れたりするんじゃないかなぁ。


Posted at 2021/06/23 11:12:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | ダイハツ | 日記
2021年06月16日 イイね!

壁を疾るクルマ

壁を疾るクルマ前回までは、未来の話が続きました。

そろそろいつもの昔話に戻したく候。


あれは10年くらい前だったでしょうか。

テレビでこんなCMを観ました。

登場するのは、メルセデス SLS AMG。

舞台は公道のトンネルです。

コンセントレーションを高めるドライバー。

そして辺りに漂う緊張感。

パドルでSLSのギアを叩き込み、すぐさまフラットアウト。

フル加速でトンネルへ突入して行きます。

そのままコーナリングするのではなく、SLSは壁面から天井へ。

内面をぐるっと1周して、トンネルを通過したのです。

そして開いたガルウィングから、シューマッハがウインク。

そんなCMでした。







今はなんでもCGなので、いろんな事も出来ますよね。

昔の戦隊モノだと、爆破シーンは採石場が定番。

でも今は、駅前でも爆破が可能です。

これもきっとCGなんだろうなぁと。思ってました。

そうしたら、あらビックリ!

これ実写なんだそうです。

きっと、ある程度のスピードがあれば、遠心力で可能なんでしょうね。

でも出来るって分かっていても、やっぱり壁に突っ込むのは、かなりの恐怖が伴うんじゃないでしょうか。



あっ、これ観て思い出しました。



小学生くらいだったかな、45年くらい前。

父から時々古本屋さんで、クルマ雑誌を買ってもらっていました。

たぶんカーグラだったと思います。

そこで見た1枚の写真。







こんな感じの写真が誌面にあったんです。

本当にこんな事が出来るのか? 小学生の私には、にわかに信じられません。

壁を走る自動車なんて。

なんで壁にクルマが張り付いているんだろう?

どうして落ちてこないんだろう?

「遠心力」という言葉を知る前の私には、衝撃でした。

あれは一体なんなんだ?


調べてみると、あれはメルセデスの本社シュトゥットガルトにある、テストコースなんだそうです。

開設は1957年。

この90度バンク、先程のCMではないですけど、行ける!と分かっていても、眼前に現れたら躊躇しますね。

90度ってことは、車両の下に向かって遠心力が掛かるんですよ。

コーナーに入ると、普通なら横に引っ張られるのが、ここでは下方向に。

どんな感じなんでしょう。

残念ながら体験がないので、ちょっとピンと来ません。

あと心配になったには、タイヤ。

当時はまだバイアスタイヤです。

バイアスはラジアルに比べて、タイヤのケース剛性が低いんです。

そんなタイヤで下方向に高い荷重が掛かれば、最悪はバースト?

思えば、富士の30度バンクでも、ダウンフォースによるタイヤバーストは結構あったらしいじゃないですか。

30度でも発生するんですから、90度だったら何をか言わんやです。

かなりのリスクが伴った事でしょうね、90度バンク。







いろいろ調べてみると、意外に多く映像がありました。

1970年代のCMとかプロモーションビデオで、90度バンクが結構出て来ます。

確かにインパクトありますからね。

このコースを走る車載映像もありました。







90度バンク、もっと長いのかと思っていました。

一体どのくらいの速度でアプローチしているんでしょうね?

ストレートで結構加速していたみたいですが。

それにしても、車内が大ウケでした。

ちょっとしたアトラクションみたいな感じなんでしょうか。

当時の映像もありました。







当時「夢のエンジン」と言われたロータリー開発の為に、誕生したミッドシップの実験車両、C111。

このクルマも、90度バンクで鍛えられていた様です。

この映像は1969年なので、3ローターかと思われます。

翌1970年には、4ローターへ進化。

一体どんなサウンドだったんでしょうね。



今では90度バンクを新設するなんて、さすがにないんでしょう。

やっぱり事故のリスクが、高いんでしょうね。

それに今なら、こんな極端なバンク角を付けなくても、もっとコーナーRを大きくして高速化に対応させているのでしょうから。

その方が安全ですし。

それにしても、一体90度バンクって、どんな感じなんでしょう。

一度は体験してみたいものです。
Posted at 2021/06/16 10:13:11 | コメント(7) | トラックバック(0) | メルセデス | 日記
2021年06月09日 イイね!

本命はどのクルマ? 次世代自動車

本命はどのクルマ? 次世代自動車果たして次世代自動車は、なにが来るのでしょうか。

2030年代初めから順次、ガソリン車が販売禁止されてバッテリーEV(BEV)へ移行する模様です。

EUを初め、アメリカ カリフォルニア州、そして日本も、これに同調しています。

世界中のクルマをBEVにする事が、ゴールなのでしょうか?

BEVは、あくまで方法の1つ。

目指しているゴールは、こういう事です。



これ以上CO2を増やさない、カーボンニュートラル



本当は「増やさない」ではなく「減らしたい」くらいの勢いなんですが。

現在の主流であるガソリン車は、化石燃料を燃焼するのでCO2を発生します。

長年の技術開発によって、その量は大幅に少なくなってきました。

ですが、ゼロにはなりません。

そこで、走る為に化石燃料を使わないBEVであれば、クルマからCO2は出ない。

それがBEV化促進のストーリーです。

日本は海外に比べて、BEV化が遅いと言われています。

なぜなんでしょう?

日本には世界で初めて市販した、ハイブリッド(HEV)があります。

2017年のデータでは、登録車保有台数に占める割合が19%。

同年の新車販売比率だと、32%です。

今後もこの割合は、増えていくものと予想されます。

航続距離も長く、自ら発電するので電欠の心配もなし。

長い充電時間も不要で、使い勝手はガソリン車と同じ。

ただ少なくなったとは言え、CO2は発生させています。

環境、利便性を考えると、10年経っても主流はHEV, PHEVではないか、私は思います。

BEVは、航続距離、充電時間で課題があります。

あと10年で、ガソリン車並みの使い勝手になっているのか?

多少不便になっても、環境の為だと言ってBEVへ完全に舵がきれるのか?

ちょっと疑問があります。

なのに、なぜBEVが最有力なのか?






21世紀に間に合いました。

このコピーと共に、日本は世界初のHEV、プリウスを販売しています。

そこから、20年余り、その間、技術の蓄積も進んできました。

今は外部電力から充電する事で、よりエンジン依存の少ないプラグインHEV(PHEV)も拡がりつつあります。

更には、エンジンを発電機に特化させ、尚且つ外部電源の充電にも対応したシリーズ式ハイブリッド、レンジエクステンダーも控えています。

もちろん、日本以外の国にもHEVはあります。

ただ、こんな日本を相手に勝負するのには、あまりにスタートが遅すぎた、そう言えなくもないのです。






逆にBEVは、日本が不得手の分野です。

日本がHEVに力を入れている間、BEVは海外、特に中国が国を挙げての猛推進していました。

その結果、重要な部品である車載用リチウムイオンバッテリー(Lib)は、パナソニックが孤軍奮闘するものの、上位は中国、韓国のメーカーに占められています。

2020年のデータは、以下の通り。





BEVの性能や価格は、バッテリーの影響が非常に大きくなります。

BEVの性能は、完成車メーカーよりもLibメーカーで決まる、そう言われたりもしています。

もう完成車メーカーは最終組立だけになって、独自の個性も出しにくくなりそうです。

それにLibメーカーは、経済と政治を同じテーブル上で考える国が上位を占めているので、安定供給されるのか疑問もあります。

極端な考え方ですが、BEVはHEVが作れないメーカーが作るクルマ。

私は、そんな風に思っています。

Lib事情は、EUとて同じこと。

日本からのHEV攻勢を封じ込め、EU内雇用の確保を目論んでいた、BEV推進。

結局、Libは中韓依存になりかねないので、その思惑通りにはいかないかもしれません。

BEVで出遅れた日本が、それでも今ここで勝負するのが、果たして得策なのか。

法規制があるのでBEV開発もしなければなりません。

でも日本は、その先を狙うべきです。

起死回生の一撃、それが水素です。






私は、当面のゴールは燃料電池車(FCEV)だと思っています。

水素を使うので、CO2の排出はゼロ。

BEVの様に長い充電時間もなく、長距離移動も可能です。

ですが、現在市販されているとは言え、量産性にはまだ懸案あり。

以前よりは良くなったと聞きますが、あの価格でも採算が合っているのか、ちょっと微妙です。

また水素インフラも、増えてきたとは言え、まだまだ一般的ではありません。

そこに突如現れたのが、水素エンジン車。

水素インフラの問題はありますが、FCEVよりは現実的です。

しかも燃料系以外は、ガソリン車の流用が可能。

ガソリン燃料系を残しておけば、両方の燃料で走れます(バイフューエル)。

こちらも課題山積ですが、期待したいですね。






日本が水素エンジンに拘る、もう一つの理由。

それは雇用の確保です。

BEVになると、ガソリン車より部品が減るので、それに伴う雇用もなくなります。

関連企業が多く裾野が広い、日本の自動車産業。

その就業者数は550万人、日本の就業者数の9%を占めています。

実は私も、その末席のひとり。

しかもエンジンに関連する仕事に従事しています。

私が社会人になったのは、昭和の終わり、1988年。

就職するにあたり、いろいろ考えました。

第1希望は、自動車関連。

好きな仕事ですから、定年の60歳まで40年は仕事をしたいと思っていました。

しかし、果たして自動車産業は、40年存続出来るのだろうか?

自動車が何かに置き換わる事はないでしょう。

多分40年では、空を飛んだりはしないだろうなと。

ですが、エンジンはどうなんだろう?

時はバブルど真ん中。

温暖化の話もなくはなかったですが、それよりも石油枯渇の心配がありました。

ガソリンの枯渇が、ガソリン車の終焉。

ですが、それも過去の話。

掘削技術の進歩で、石油枯渇の時期も徐々に後ろへずれていきました。

自動車も燃費技術の進化、HEVの誕生。

ガソリン需要が徐々に少なくなるなんて、当時では考えFられない様な事も現実に起こっています。

そして21世紀を迎え、2021年になった現在。

ガソリン車は今日も街を走っています。

最近の世界的なBEV化に、とうとう私も仕事を変えなければならない時が来たのか、そう思う様にもなりました。

雇用環境も変わりはじめていて、定年も70歳まで延長されそうな雰囲気です。

どうやら私が就業しているうちに、ガソリン車の死に水を取る時が来るのか、そんな寂しさも感じていました。






そこに来て、水素エンジンの発表。

このシステムだと、私の担当部品は存続します。

恒久的なものではないかもしれませんが、なんとか実用化してほしいものです。


それにしても、FCEV, PHEVを推進しているトヨタから、まさか水素エンジンが出てくるとは、思いもしませんでした。

こういう夢のある話を出すのは、ホンダの役割じゃないのか?

ホンダも三部新社長のあいさつで、2040年までにはEV、FCEVのみにすると発表しています。

こんな事だったら、日本はトヨタだけあればいい、って言われても仕方ないです。

ホンダって、自分達にどんな期待が掛けられているのか、知っているんしょうか?

ホンダの低迷って、このあたりも関係しているんじゃないのかな。

ホンダらしさってなんだろう? もう1度考えるべきだと思います。
Posted at 2021/06/09 10:23:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | よもやま話 | 日記
2021年06月02日 イイね!

未来への選択肢となれるのか? 水素エンジン

未来への選択肢となれるのか? 水素エンジンこんな隠し玉があったなんて、知りませんでした。

先日開催された、スーパー耐久 富士24時間。

HEVを推進しているあの会社から、まさかこんなクルマが出てくるなんて。





ORC ROOKIE Corolla H2 concept



このカローラ、燃料は水素です。

トヨタの事だから、ミライの様な燃料電池車(FCEV)なんだろうな。

最初は、そうと思っていました。

そうしたら、さにあらず。「水素エンジン車」なんだそうです。

水素で発電するのではなく、水素を燃焼して動力を生み出すクルマなんです。



エンジン本体は、ガソリン仕様をほぼ流用。

違いは、燃料系を水素仕様にしたくらいなんだとか。

水素は分子が小さいので、気密の保持(漏れ)が難しいんです。

空気だと問題ないのに、水素だとダダ漏れ。

こんな事も少なくありません。

エンジン本体はガソリン仕様と同じだなんて、ちょっと驚きです。

それなのに、排気ガスのCO2は、ほぼゼロ。

終焉近いと思われていた内燃機関に、未来が見えてきました。






水素エンジン自体は、なにも新しい技術ではありません。

過去にはマツダやBMWが、トライしていました。

ですがご存じの通り、市場に普及はしていません。

水素エンジン、どんな特徴があるのでしょうか。

まずはメリットから。



・排出ガス中のCO2は、ほぼゼロ

水素を燃焼して出来るのは、水蒸気くらい。

一部エンジンのオイルが燃焼する事があるので、完全ゼロではないそうです。


・ガソリンエンジンから転用が容易

水素用に変更するのは、水素タンク、配管、インジェクター、プラグくらいなんだそうで。

ガソリンエンジンからの流用部品が多いので、比較的安価に製作が可能です。

続いて、デメリット



・ガソリン仕様より低出力

単位容積あたりの発熱量(体積エネルギー密度)が、ガソリンの80%程。

ガソリン車と同じ様に燃焼させると、出力は下がってしまいます。

そういえば、マツダが研究していた当時、「水素は燃焼して使うものではない」なんて話を聞いた事がありました。

ですが現在は、直噴化、燃焼制御等で対策が可能みたいです。


・航続距離が短い

発熱量が少ない為、より多くの水素が必要となります。

そこで限られた空間を有効利用すべく、水素を高圧でタンクに貯蔵して、車載しています。

この高圧タンクの製造が、非常に難しいんだそうです。

しかも自動車に搭載するのですから、もし衝突事故でタンクが爆発でもしたら、大惨事。

タンクには衝突時の安全性も、確保しなければなりません。

今回パワートレーンのベースがGRヤリスだったにもかかわらず、車体が大きいカローラスポーツになったのは、このタンクのスペースを確保するのが理由だった様です。


・異常燃焼(過早着火)の発生

混合気を着火させるのに、最低限必要なエネルギーを、最小着火エネルギーと言います。

この値が、水素はガソリンの1/10。

ガソリンでは着火しない燃焼後のプラグ、バルブ等に触れただけでも、水素は着火する可能性があるんです。

しかも火炎伝播速度は、ガソリンの6.6倍。

着火すれば、一気に燃え拡がります。

最悪のケースでは、吸気した途端に燃焼が始まり、それが吸気側に逆流しバックファイヤーを発生。

そういう事も起こりえます。


・水素の製造コスト

水素は自然界に多く存在しています。

ただし、そのままの状態では存在していないんです。

例えば石油の様に、穴を掘ったら出てくる、そういうものではありません。

水素は、水から生成が可能です。

水といえば、地球の70%を占めている、海。

もちろん海水からも、水素は生成出来ます。

その量は、もう無尽蔵と考えてもよいでしょう。

海水からの水素生成は、 電気分解して取り出す方法があります。

むかし理科の実験でやられた方も、いらっしゃるでしょう。

この電気分解、結構な電力量が必要でして。

それなら電気分解で使う電気を、普通にエネルギーとして使った方が良いのでは?

水素をどうやって生成するか、まだまだ改善の余地があります。






現状は、まだまだ問題山積の水素エンジン。

トヨタも具体的な市販予定は、まだありません。

それなのに、なぜ水素エンジンなのか?



未来への選択肢は、バッテリーEV(BEV)だけではない



世界的には、概ね2030年代半ばまでに、ガソリン車の販売を禁止する方向で動いています。

ガソリン車が禁止されると、BEVしかないのか?

本当にガソリンエンジンをなくしてもよいのか?

そのあたり、各国でいろいろな思惑がある様です。

長くなりそうなので、続きは次回に。
Posted at 2021/06/02 11:04:00 | コメント(6) | トラックバック(0) | メカニズム | 日記

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「@中島乗り さん UDの意味、時代と共に変わりますね。私が学生の頃、先生からは「ユニフロー ディーゼル」の略だと教わりました。」
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