
忙しくなってしまい、投稿が遅れています(・∀・;
ミッション分解の途中ですが、告知していたオフミ、
第一回ジャックデイ『モンテさんと遊ぶジャックデイ』

界隈では有名人モンテさんと、富士山の見える『もんじろう先生の栗林』でまったり

そして富士山の麓、富士モータースポーツミュージアムへ移動

企画展『THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN』の展示車両、一般公開の『確認走行』を見学!

そしてミュージアムへ

秋のラリージャパンに合わせて来日した伝説のラリーカーの、しかも走行シーンを見られてとても貴重な体験でした
楽しかった!(・∀・)
この様子はいずれまた…
さてミッション修理です
ミッションのギア部の分解続きです
目的は修理なのですが、仕組みを覚えないと組み付けできないこともわかっています
そして、異常や消耗も点検していきます

こちら3速、4速ギアとその間に居るスリーブです
ギアにはそれぞれシンクロリングが入っていて、ギアチェンジをするとスリーブにシンクロリングが当たって回転が合うと、ガチャンとスリーブとギアが噛み合います
『常時噛み合い式』なので、エンジン〜クラッチと繋がっているインプットシャフトが回ると、変速ギアも一緒に回っています
そしてスリーブのギアと噛み合うと、

そのスリーブが元々噛み合っているカウンターシャフトに動力が伝わり、その先のデフを回すのです
…文字では伝わりませんね(・∀・;
とにかく、こうやって説明ができるように仕組みを少しずつ理解をしています
さてそのシンクロリング
消耗パーツであることは知っていました
さてどんな状態か…

なんだかスレてるっぽい(・∀・)
しかし、ワタシのイメージするシンクロとは、

こういうモノでした
真鍮製のリングです
こちらは1、2速です
うーむ…(´・ω・` )
どうせ鉄粉も入っているでしょうから、分解してみます

大きなCリング
かなりチカラを入れてようやく外れました
というか、飛んでいってしまわないかと慎重に拡げるとチカラが入っちゃうのです笑

シンクロリング外れました
この切れ端あたりがスリーブの内側に当たるようです

周りは片側にうっすらグルリと金属のラインが
ここも当たっているようです

断面を見ると中央部が少し盛り上がっていますが、左右対照なので裏表は無いようです

こちらはシンクロリングの内側のパーツ
細かく分かれていて、ある程度可動させつつ程よいテンションを保っているのでしょう

接触面がテカったりしていますが欠けはありません
そしてもう一方、一回り小さい4速ギア

理屈から言えば、回転の差異が小さいのは4速側
スレはありますが、理屈通りその幅は3速より少し小さいようです
さてどうしたものか…
実は先週、モンテさんの4x4i.e.ベースのSISLEYの助手席に乗らせて…いや乗せられました笑
以前からも聞いていたのですが、『3速に入れる時のギア鳴り』があるとのこと
ワタシにも身に覚えがありますが、それは『飛ばしていて4→3速にした時に、稀に起こったことがある』という程度
ということはモンテさんSISLEY、このシンクロリングの表面が削れているということか(´・ω・` )
もっとこのシンクロ機構について知りたいぞ!
と、生成AIである、XのGrok先生にお尋ねする

なるほど〜
『モリブデンコーティングされたスチール製C型シンクロリング』という見解、というか結論と言い切っている!(`・ω・´ )
待てよ?
モリブデンコーティングといえば、エンジンオイルの添加剤や、今どきのメーカー純製エンジンピストンにもコーティングされていると聞く
それって滑っちゃうんじゃ?(´・ω・` )

へぇ〜!そうなのか!
確かに二硫化モリブデンは『硬い』とも聞く
ある程度の圧力が掛かれば摩擦が起き、かつ硬いので保護もされると!(・∀・)
ふむふむ
ちょっと思い付くことがあるので、それを試してみようか?
まぁそもそもシンクロで困ってはいない
が、ここで手を加えてみて何か変化があるのか見てみたい
新品シンクロリングを入れるのも良いが、何せ初めてミッションを組むのだ
また開けることがあるかもしれない
それはそれでいいじゃないか?(・∀・)
そうだ
ギアを洗い終わったので容器を片付けておこう
何せ作業場所が狭い

洗い油を捨ててパーツクリーナーを噴く

あー落ちてんな〜金属粉(´・ω・` )

拭いたウエスもキラキラだよ(`・ω・´ )
さて次は?

そうだここにも鉄粉入ってるよね〜
クラッチレリーズベアリングのガイドスリーブ
ここにオイルシールが入っている
どうせ交換しないといけないし、外しておこう
ム!ムムム!(`・ω・´ )

硬い!
外れたと思ったら、表面のゴムパーツの付いてる内側だけ

外側が残ってしまったが、どうにも取り出せない
良い道具も見つからない…

マイナス貫通ドライバーの一番小さい-5.5を調達
シールとガイドのスキマに当ててコンコン叩く

先が少し入った
ここに捨てるオイルシールを当てがい、シールを持ち上げるように叩いていく…

外れた〜(´・ω・` )

ちょっとこれ、大変だったよ…

ガイドに少し気づつけちゃった(´・ω・` )
まぁシール面が浮いたりするものでも無いのでよかったのですが…
どうにもクランクシャフトのフロントオイルシールを外すのに失敗して、クランクシャフトにキズを付けてオイル漏れさせてしまったのがトラウマになってます
苦手意識があります
そういや今回
クランクリア側のオイルシールを交換する
こちらは大径なので大丈夫そうな気もするが、いやぁ心配だなぁ(・∀・;
とりあえずミッションの洗浄、続けますか〜
つづく(・∀・)