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2022年02月27日 イイね!

パンダ エンジン修理3 エンジン目視点検と、初めてのクランクシャフト磨き②

パンダ エンジン修理3 エンジン目視点検と、初めてのクランクシャフト磨き②先週のクランクピン磨き、というかキズ消し作業、大変だとわかった後、中古のクランクシャフトを探し始めました…(´・ω・` )

が、その後

荷物が届きました!
そう『ピン磨き』という研磨道具を分けていただきました♪
研磨力は『強い』とのこと
削った後のオイルクリアランスも心配していましたが、『高回転で過酷な使用でなければ大丈夫(・∀・)』とのこと

手磨きで心配だったのはメタルのオイルクリアランス
キズを消すほど削るので真円度が下がったら…クランクピンの真円度なんて、どうやって測るのさ!?(´・ω・` )

でも0.022〜0.069mmに入っていればなんとかなる?歪みがあったらオイルを押して掻いてしまうとか?
先週の時点では無駄な心配に終わったと思っていたが、これで進むのなら、よし!やってみようじゃないか!(`・ω・´ )

日曜日です
とにかくキズを消す!(`・ω・´ )

ピンの磨き方もアドバイスをいただいていた
クランクシャフトを固定し『ピン磨き』をクランクピンに掛けて、交互に手で引っ張って研磨しつつ、自分がクランクのをグルリと回る
厳密にはでにないにせよ、歪まないようにですね
しかし、固定するには治具が要る
作るのか…でも自分が回るほどのスペースも無い
外で?いやぁ風も強いしなぁ…そうだ♪


あるじゃないか固定できるところ!エンジンブロック!(・∀・)
ワタシが回らず、クランクに回ってもらおう!
それならばピストンを抜かないと
あぁ抜くのはいいが、保管を考えねば〜
更には外したシリンダーヘッドも机から移動させないと〜

ということで、ヘッドを仕舞う前に軽く点検を

外してドン!と置いたままだった


そうそう、メクラ蓋のサビ穴を金属パテで埋めたんだった
せっかくなので、交換しよう


デスビ辺りはオイル汚れ
Oリングは替えたが漏れてきている
そういやつい最近、YouTubeで軽自動車だがオイルシールの交換を見たなぁ…この中にあるんだろうか?
バラしてみようかな?

タペットカバーを被せてひっくり返す


燃焼室、バルブはカーボンが
ガスケットもこびり付いている


ガスケットが切れた3-4シリンダー間は汚れているだけなようだ
でももう少しキレイにして見てみよう


久しぶりにBAHCOの引くタイプのスクレイパー登場


オイルスプレーを噴いてガスケットを削いでいく
押すタイプは『ガッ!』と外れるとアルミのヘッドを傷つけちゃうので、この引くタイプが安全で使い易い♪(・∀・)
丁寧にガスケットを削っていく


おおかたガスケットを除去
オイルストーンで慣らすのは装着前にしておく
カーボンも落としますしね


ストレートゲージの代わりに金属定規を当てて、歪みがあるかを見てみる
うむ、厳密ではないが、シックネスゲージが入るほどの隙間も無く大丈夫ですね
少し手を入れるが、基本的にはこのまま使えそうだ

ではシリンダーブロック
先ずはピストンを抜いてみた

オイル焼けしているが、ピストンリング、オイルリングは動いている


カーボンが堆積している
これくらい落とすのは大丈夫


ピストンスカートにはそこそこ縦キズが
オイルリングは目が詰まってます

でもこのエンジン、メタルが逝く直前は結構な速度ですっ飛ばしていたらしい笑、アタリエンジンだったと聞いています
気にしなくてもいいかな?
どうするかは考えてみます


シリンダーブロックもガスケットが残ってます
そしてシリンダー内は


クロスハッチが残っています


ちょっと縦キズも入ってます
こちらも何かすべき?(・∀・)

あくまで素人判断ですが、問題という問題は無いように思います
何をすべきか、できるのか、やるのか?考えてみましょう


さていよいよ、予定していたクランクピン磨きです!
クランクメタルを入れて、センターのキャップだけ取り付けます


クランクをピンチで挟んで固定
ピン磨きは幅が広過ぎたので、半分に
手持ちできる長さに適当にカットする


さぁこのキズがどこまで無くなるか?(´・ω・` )

シャーシャーシャーシャー

ピンチでは固定が甘く、動いてしまう
そこで金属定規にテープを巻いて、クランクとヘッドの間に差し込み固定する

クランクを90°回転して

シャーシャーシャーシャー
テープが汚れてきているので、磨けてはいるようだ
でも思ったようにはキズが消えない
試しにピン磨きを未使用のカットした半分に替えてみる

シャーシャーシャーシャー…


研磨力は『強い』とのことだったが、まだまだキズがある
どんな研磨剤が塗られてるんだろう?

うーん…あ!(・∀・)

このテープは樹脂製
ペーパーではない!切れにくい!
もっと強く引けるんだ!

更にクランクを90°回す
90°にしたのは、固定し直しの手間を省くため
そして自分が角度を変えていく
だが、角度を変えるとチカラの入り方が変わってしまう

更に90°回転
うーむ、定規で固定できる場所がない(´・ω・` )

あぁそうか!(・∀・)
キャップを一旦取り外し、クランクジャーナルの間にちぎったウエスを挟んで締め込む

よし動かない!

シャーシャーシャーシャー
安定安定♪(・∀・)
固定し直しもキャップボルトを緩めるだけだ
では45°回転にして、引く方向はチカラの入りやすい体制をキープしてみる

シャーシャーシャーシャー


おぉいいんじゃないの〜!?
さっきはテープを摘むように持っていたが、チカラを掛けるために指に巻き付けて引く
このテープなら握って引っ張っても破れない
そうか、それでこの材質!(・∀・)
が、それを想定した長さに切っていない


テープが透けてるのは研磨剤が落ちてきたからか!
やっと使い方がわかってきたぞ!(・∀・)


焼けていない3番ピンにずいぶん近づいてきた♪


深かったキズはすっかり無くなった!
もう磨きに移ってもいいかな?(・∀・)

一歩前進です
コツもわかってきたので、この調子で他の焼き付いたピンも磨いていきます

並行して

クリアランス計測のために、スタンダードと0.025mmアンダーサイズのメタルを注文してあります


マイクロゲージに続いてダイアルゲージも買っちゃいました
あとシリンダゲージの入手も目処が付いています

さぁ頑張ろう!(・∀・)

つづく…
2022年02月22日 イイね!

パンダ エンジン修理2 初めてのクランクシャフト磨き。そして圧縮漏れ原因は!?(`・ω・´ )

パンダ エンジン修理2 初めてのクランクシャフト磨き。そして圧縮漏れ原因は!?(`・ω・´ )週末です
最近は調べごとで睡眠時間を圧迫していることもあり、ここぞとばかりにのんびりと
やることを済ませると時刻はもう午後
ではぼちぼちと…

よくよく考えてみたら、作業小屋に2機のエンジンを入れることになる!?(´・ω・` )


せっかくL字のテーブルがあるのに、どうでもいいモノを置きっぱなしで使えない(・∀・;

通販で買ったものが間に合わなかったモノもあり、ホームセンターで棚と収納ボックスを調達


うーむ、もっと収納を増やさないといけないか〜
いや倉庫に移してもいいものもあるぞ?
とりあえず、今回の作業分はなんとかなりそうかな?

さて作業再開


前回0.01mmのノギスでクランクジャーナルの直径を計測しましたが、信頼のミツトヨ製0.001mm単位の25〜50mmのマイクロゲージ買っちゃいました!(・∀・)


ノギスだと指で押し込むので、その加減で微妙に計測値が変わってしまうんですよね〜
マイクロゲージならラチェット機能で押し込まないのが良いかと

直径にピタリ当たればよいが、奥に入り込んでしまうと引き出す時に引っ掛かる
当て方に慣れる必要あるなぁ…
しかも、ちょっとキズもついてしまった
研磨前なのでたいしたことではないが、無理にチカラが加わってマイクロメータが狂うのは困る!
まぁ狂ってしまっても25mmの基準棒が付属しているので再調整は可能だが、こうならないに越したことはない
どうせ研磨前だし練習だと何度も試してみる


毎回ピタリ同じとはいかないが、こんなものか?
これから慣れるでしょう


では本作業、クランクピンの研磨です!(・∀・)


焼けていない3番を目指して4番を磨いていきます

実は数々の旧車をレストアされている『絶滅危惧種』という会?主宰の方々からヒントをいただいていました
『ピン磨きってのがあるんだよなぁ(・∀・)』


それは研磨剤と思われるテープが、巻きになっているようだ
『探してみます!(・∀・)ゞ』

ふむふむ、恐らく『ピン磨き』は俗称
研磨テープってのがあるぞ?
だがそのテープ…36.5mもある!Σ(・∀・)

だがそもそも、この焼き付いたクランクを研磨するのにどの程度の研磨力が必要なのかわかっていない
何種類ものテープを用意するのはコストが…

ということで、試しにと安価で何種類かの研磨道具をモノタロウで注文したのですが、なんとサーバーのトラブルとかで発送が遅れてしまったのでした

まぁとにかく、どの番手でどの程度削れるのかを試せればよい
前回試しに使ったピカールは番手が#4000程度

とのことなので、手持ちの耐水ペーパーでその下の番手を探ってみる

#1000 ふむ流石に塗装の仕上げに近い番手、大変そうだ
#600 焼けた部分は少し落ちてくる程度
#320 まだまだ下げた方がいいか〜

#150 ずいぶん進んで、黒い焼けは落ちた


そのおかげで縦キズが目立ってきた
え〜?こんなの削れるのー?(´・ω・` )

こんな作業をしている最中にLINEが入っていた
明日(日曜日)、来客が決定
夜も更けてきたので、続きは明日…



翌日
夜は雨が降っていたが、予報どおり雨は上がっていた

さて続きを

さらに番手を下げてみるか…ん?(`・ω・´ )
昨夜は気づかなかったが

見にくい裏というか下側、コンロッドのエンドキャップに当たる面のキズが深い!
爆発後なら上側の面が当たるのだろうが、逆だ
回転方向から考えてもオイル穴に近いはずだ
そうなるとメタルの状態によるものなのか?
想像を巡らせても理由はわからない

とにかくこのキズに合わせて全体を研磨するということは?あぁ予想以上に大変そうだ(´・ω・` )

『ブブブブブ』


予定のお客さま到着です


えっくすわんないんさん!
ボンネットを塗装するための下処理を
ガレージではできないので広い場所で、とのことでお越しです
そういえばクリアが剥げていらっしゃいましたね


クリアを剥がしたらパテとサビが出てきたとのこと
研磨してパテで修正をしていきます


ワタシは先のキズと格闘していましたが、うーむ、手持ち一番粗い#60ペーパーを湿式で研磨するも思うようには進みません(´・ω・` )
しかもなるべく全体を均一に研磨していましたが、こうも削れないかとこの面に集中してしまいます

あれ?雪だ!(`・ω・´ )


予報は晴れだったのに、結構な雪
いつの間にやら天気予報も雪マークがついてました
えっくすわんないんさんのパンダ、エンジンの熱でパテの硬化を促していましたが、屋根下に移動
お昼も過ぎていたので、放置して昼食を取ります

暖かい家の中で軽く食事をとりながら、あれこれとおしゃべり
X1/9のエンジンをオーバーホールされた時のことなど、参考になるお話しもいただきました


さて午後の作業は、進まないクランクシャフトを置いといて、

圧縮漏れ原因を突き止めるためにシリンダーヘッドを開けることにします!(`・ω・´ )
えっくすわんないんさん、コレを期待していたそうで笑

ヘッドを開けるのは今回が2回目
1回目は試行錯誤だったのですが、さすがに今回は早くできるだろう!(・∀・)


タイベルを緩めてカムスプロケットから外し、燃料ホース、バキュームホース、デスビキャップ、アクセルワイヤー、ハーネス…と、どんどん外していきます
エキマニのボルトを外したが、動かない!?(´・ω・` )


パテを削っていたえっくすわんないんさん
さすがに最近ヘッドを開けていたので『ナット8個だよね〜』
ハッ!Σ(・∀・)『6個しか外してな〜い!(´・ω・` )』笑
更にはエンジンルーム下を通るパイプの固定ブラケットを忘れていて、それも教えていただいた
あーもう何が早くできるってんだ!?(・∀・)笑

エキマニをズラしていよいよです!
ヘッドを掴んでグイグイ、グイグイ…
チョロチョロチョロ〜

あ!Σ(・∀・)
ヘッドの下から緑の液体のナイアガラの滝が
あぁもう!冷却水!抜いてないー!
ダメダメですワタシ笑

とにかく冷却水ホースを外して抜き、さぁついに本当に外します!
グイグイ、グイグイ
が、オルタネーターの固定ブラケットが当たって引っ掛かる
えっくすわんないんさんは外したとのことだが、ワタシは外した記憶がない
何せ外すためには下に潜って手を突っ込んでと、そんなことはしていない
うーむ…休憩!(・∀・)

家の中に入り、暖かいコーヒーを飲みながら過去写真を見直します

ほらほらヘッドを載せる時、ブラケットの一部が当たったので削っていた!外していない

休憩を挟んでまたヘッドをグイグイ


『ガコ!』

よしイケる!(`・ω・´ )
1000と1100とは違うのかも?
実はまだ陰に隠れていたキャニスターパージバルブのホース、インマニ冷却水ホースなど繋がっていたので、ヒートガンで温めながら取り外し…

ユサユサ、ユサ
グイッ!
持ち上がった!(`・ω・´ )

『あっ…(・∀・)』


見えてしまった


ガスケットが切れてる〜!


3-4番間が完全に離れてます
3番の圧縮が4番に、4番の圧縮は3番シリンダーへ逃げていた

『3、4番は鬼門だね〜(・∀・)』と、えっくすわんないんさん
ウォーターポンプから遠いからなんでしょうか?

さてガスケット切れの原因は?(・∀・)
えぇ身に覚えがありますよ

2020年8月、ラジエターファンのプッシュ・プルが逆で、山登りで水温上がってクーラント噴き出し…そして群馬遠征の帰りもヤバかった


2020年10月、ナンカンパン熊本に着いたらラジエターファン回らずクーラント噴き出し
オーバーヒートでしょう
何故このタイミングで起きたのかは不明
そういや燃費が落ちてきていたが、これが原因だったのかも?(´・ω・` )


昨日スペースを開けた小屋の机にヘッドは鎮座
とりあえずヘッドが割れたりしていなかったので、軽傷と言えるでしょう
このままオーバーホールするエンジンブロックと合体させます
あ…歪んでないよね?(´・ω・` ;


日が落ちかけて寒くなってきました
本日の作業はここで終了です


えっくすわんないんさん、パテが思うように硬化せず、地金を保護するプラサフを吹いたところで中断
まるで雪が積もっているようです笑


ありがとうございました!またお越しください♪
おしゃべりしながらの作業は、一人で苦戦している時より全然気が楽♪というか楽しかったです!(・∀・)

そうですね、次回一緒に作業する時は

『あ〜めんどくせ〜!(`・ω・´ )』

を先に言ったら罰ゲームとしましょうか!?笑

さて次は、クランクをどうするかですね〜

続きます(・∀・)
2022年02月14日 イイね!

さて始めますかー!(`・ω・´ )パンダ エンジン修理1

さて始めますかー!(`・ω・´ )パンダ エンジン修理1クランクシャフトからのオイル漏れ修理に加え、
3•4番シリンダーの圧縮漏れを修理しないといけなくなりました
大まかにこんな感じで進めていきたいと思います

先ず【オイル漏れ】
スピーディ・スリーブで漏れは一旦収まったものの、少しづつ漏れるようになってしまいました


一昨年、群馬のアドバイザーから引き取ってきたオイル不足でクランクシャフトが焼き付いたY10 4WDのエンジンブロックを、修理して載せ替えます
約1年前にバラし始めて、その後放置状態

【圧縮漏れ】
問題がエンジンブロック側であれば、先のブロックに載せ替えで一緒に解消
シリンダーヘッド側の問題であれば、現在のヘッドを修理していきます
が、ヘッド修理が困難であれば、元々のパンダのヘッドを使います


そう、現在のシリンダーヘッドは先のY10 4WDエンジンブロックのペアだったものでした
元々のパンダのシリンダーヘッドは、バルブガイドの偏摩耗からバルブガイドの打ち替えにチャレンジしたものの失敗し、バルブガイドが抜いてある状態で保管してあります
その修理中にY10エンジンを入手したのでした

いずれにせよ、エンジンは降ろすことになります
アドバイザーからは『(車体)フロントを持ち上げて、下から抜け(・∀・)』と言われていました
更には、ヘッドを外して軽くなったエンジンを下から降ろされた方のブログを、もう何年も前に読んでいました
どうせヘッド、外すんだから同じように…とも思いましたが、先々のことを考えて、エンジンクレーンを導入する方向で考えています

ということで、経験のない
・エンジンの脱着
・クランクシャフトのメタル交換、ひいては腰下のオーバーホール
の方法などを調べていましたが、週末は実作業を進めないといけません
今週は夜勤だったので、夜勤明け土曜日は休息
日曜日の僅かな時間ですが進めていきます


とその前に
TKさんから受けたアドバイス、『タイミングベルトのコマ飛び』の有無を確認します
突然の発症、そして時間を置いて圧縮漏れが悪化したことから、バルブタイミングのズレが大きくなった可能性も考えられます
理屈としては全気筒で同じように起きるのでしょうが、それはあくまでアタマの中のこと
とにかく確認するのだ!


プラグは全て抜いてあるので(そもそも圧縮漏れてるし笑)、カムシャフトは軽く回せます
1番のプラグホールにインシュロックを差し込んで、飛び出し具合で上死点も一緒に確認します
カムスプロケットのタイミングマークを合わせて、カムを回していきます
ピストンが下がってインシュロックが引き込まれ、ピストンが上がってくると昇ってきます
結果、タイベルのコマに欠けはなく、タイミングマークと上死点も合いズレはありません

ではヘッドを…といきたいところですが、今日はタペットカバーを外すまでとします

タペットカバーのボルト、以前増し締めしたのに緩んできていました
ゴムパッキンが痩せたのか?(´・ω・` )


パッカーん!
オイルは汚れてるけど、めちゃキレイです
このヘッドに替えてから、まだ3万3千kmほどですから
タペットカバーの裏面もキレイなものです


問題の3,4番シリンダー
カムを回してバルブリフターの動きを確認します
どのリフターもキチンと上がり切っているように見えます
もうヘッドを開けないとわかりません
まぁ元々外すことになってましたが

実は、外したヘッドを小屋に持ち込むと、作業スペースが狭くなってしまうので今日は外さないことにしたのでした
ので、タペットカバーを戻します

その小屋

Y10ブロックから外したクランクシャフトとキャップ、メタルがこんな状態なのでした

メタルは潰れて一部は欠け、クランクピンは焼けて縦方向の黒い焼けスジ
この焼けを落として使えるかどうかを判断しないといけません


とりあえずこの状態で、クランクジャーナル(白矢印)、クランクピン(赤矢印)の直径を計測してみました
ヘインズのマニュアルには、
・クランクジャーナル 43.980 to 44.000 mm
・クランクピン 37.988 to 38.008 mm
とあります
うーむ、1000分の1ミリ
手持ちのマイクロゲージは100分の1=0.01mm単位、それ以前に幅25mmまでしか計測できません(´・ω・` )
まぁとりあえず、ということで0.01mm単位のノギスで計測することに


クランクジャーナルは、フロント、左側から44.01(mm)、43.98、43.96、43.96、43.96
うーむ、ノギスの押さえ方次第で変わってしまいます…ムズイ(´・ω・` )
とりあえずは目安だし手間を掛けるほどではないと、それぞれ一ヶ所づづのみの計測としました

さぁ焼けているクランクピン
1番から順に、37.96、37.90、37.96、37.78
焼けていない3番に対して、他は同じか小さく、特に4番が極端に小さい
深いキズにハマってしまったのかもしれません
さて正確性に欠けるとはいえ、この最小値37.78mmはどうしたものか?(´・ω・` )


アンダーサイズのメタルがありました
『アンダー』だから薄くなると思っていましたが、後に逆だと知りました


アフターパーツメーカーのカタログにも記載あり、ebayでも販売されています
なんとかなりそうです

が、アンダーサイズのメタルを入れるとなると、1〜3番はどうするのか?(´・ω・` )
4番だけアンダーサイズ?
1〜3番をアンダーサイズに合わせて研磨するなんて、手作業じゃどんだけ手間掛かるの?
素人ならではの疑問で悶々し始めました(・∀・;

でも待て、とにかくこの焼けを落とさないと
試しにどの程度落ちるのかを試してみます

4番クランクピン

これを、皆さまご存じ『ピカール』でゴシゴシ…


黒いところは落ちてきましたが、ツメに掛かるキズが目立つようになってきました
とりあえず指で擦っただけなので、それなりのコンパウンドと、ちゃんとした手順ならまだ進むのでしょう…ホントか?笑


3番はスジがありますが、焼けていません
これのスジが無くなるのを目標とします
が、この状態までどれほど掛かるのやら?


それとシリンダーブロック
一気に外すのをためらったので、まだピストンは抜いていません…まあ簡単に抜けちゃうんですけど笑
せっかくならピストンも、いやいや、そもそもメタル逝ってるんだからピストンもシリンダー壁も確認しなきゃ!
いやまて、こっちは一時的に使って、降ろした方でキッチリやった方が!?
あぁどこまでやるのか、迷うところです

というのも、

いよいよパンダリーノ2022の動きがあります
エントリーは3月1日からで、間も無く
昨年2020+1はバモス参加でしたから、今年はなんとか
車検は4月末だが、多少ズレても仮ナンバーで受けることには抵抗は無い

冬の間に来冬の薪ストーブ復活の準備を目論んでいたが、これも延期か…

とにかくパンダリーノなのだ!(・∀・)

ということで、勉強しながら進めていきます
次はヘッドを開けてみるかな?

つづく…(・∀・)
2022年02月05日 イイね!

更なる試練(上積み)(´・ω・` )

更なる試練(上積み)(´・ω・` )2月1日、月初は忙しい
今週は昼勤なのだが、夕方まで通常業務でみっちり埋まってしまい、残業しないと追いつかない
だが今日は早く帰るぞ!(`・ω・´ )

と言っても家に着くのは19時
この時期なのでもう暗い
急いで食事を済ませ、防寒対策をして外に出る


久々にパンダのボンネットを開ける
さぁやるか!(`・ω・´ )

〜〜〜

今朝のことである
暖機をして水温が上がり始めたパンダを、県道の緩やかに下った先の交差点まで進める
家からは200mほどか
信号が青になり、左折して登りに差し掛かると

『カカカカカカカカ』

エンジンルームから異音!Σ(`・ω・´ ;
とっさにウィンカーを出して左に寄せ、後続車をやり過ごして停車


ここは2017年パンダリーノ直前のGWにエンストした場所
パンダリーノまでに修理は間に合わず、バモスで参加したんだった

うーん…ダメだわ(´・ω・` )

だがその時と違うのは、まだ自走ができること
Uターンして家に戻る!


先ほど下った緩い坂は、今度は上り坂
やはりアクセルを多めに踏むと『カカカカカ…』
私道に入ると更に勾配はキツくなる
踏みたくないがやむを得ない『カカカカカ…』

登り切ると異音は止まる
そこで、クラッチを切って無負荷で回転を上げてみる
『カカカカカカ』
駆動系では無い、やはりエンジンだ


いつもならバックで入るカーポートへは、頭から突っ込み停車
唸っているヒーターを切って、エンジンの音を聴く
回転はアイドリングまで落ちるが、弱々しい
あぁ、これは三気筒状態か(´・ω・` )


次の電車に間に合うよう、急いでバモスに乗り換える
ほとんど暖気していないのでゆっくりと出発するが、時間も迫ってくるのでそこそこに速度を上げていく

ふぅ(・∀・;

どうなっちゃんだろうか?(´・ω・` )
エンジンオイル?いや、油圧警告灯は点いていないし、キーONで警告灯が活きてることは確認している…ちょっと前に怪しかったので笑

点火系ならあの異音は無いか
だとすると開けることになるのか、ヘッドを…

〜〜〜

では点検を


エンジンオイルはまだ充分、セーフ


クランクシャフトオイルシールからのオイル漏れをすぐに確認できるよう、タイベルカバーは外してある
タイベル、張り異常なし
オイル、滲んでるなぁ
でも異常なほどではない

ではエンジンかけてみよう


『キュルキュルキュルキュル…』

ん?(´・ω・` )

『キュッキュー、キュッキュー、キュッキュー…』

んん〜?(´・ω・` )

回ろうとはするが、続かない
インジェクターからガソリンが噴かれているのが見える

では点火系、パワーバランステスト
とはいえエンジンは回らないので、わずかな変化でも分かればいい
1気筒づつプラグコードを外してみる


1番 うん、勢いが無くなった。活きてる
2番 あーここ抜くの面倒くさい後回し
3番 うーん、変わらない?
4番 あれ〜?ここも変わらない?
クランキングしすぎてバッテリー弱ってきたか?
1番が活きていることだけはわかったが

ではプラグコードまで電気来ているか、スパークテスターで確認

全部来てるわ
ではその先、プラグか?(´・ω・` )


左から1-2-3-4
1,2は燻ってるけど、3,4はそれほどでもない


真っ黒なのは冬だからか?
でもVのカットもしっかりある


うーん、4番だけオイルっぽい
中からなのか?いや、カムカバーから垂れて溜まってたのが、外した時に付いたのかもしれない
だが、見た目では異常には見えない


プラグコードを繋いでテスト
『パチチ、パチチ、パチチ、パチチ…』
夜なので火花がよく見える
問題は無さそうだ

うーん…ということは?(´・ω・` )


コンプレッションテスターの登場


まず正常な1番は、10kg/cm2越え


2番は11kg/cm2近くまで上がる

3番

アレ!?上がらない!いや、僅かに針は動いている
えー!でも全然ダメやん!(´・ω・` )

4番は?

え?4番も!?Σ(`・ω・´ )

もう一回!…やっぱ上がんない(´・ω・` ;

なるほど、朝は3気筒だったが今は2気筒
そりゃ回らないわ〜(´・ω・` )

しかし朝は1気筒ダメで、悪化して2気筒
なんで〜?何が起きてる〜?
こりゃもうヘッドを開けないとわかんないよぉ…(´・ω・` )


バッテリーも弱ってきてるし、今日はここまで

さぁ困ったぞ?
元々クランクシャフトからのオイル漏れ修理のために、予備エンジン腰下をOHして入れ替えようと思っていた
ヘッドは予備のはバルブガイド抜いてあるので、コイツを使うつもりだった
結局、腰上腰下、両方とも手を入れないといけなくなってしまった
更なる試練の上積みです(´・ω・` )

今年のパンダリーノも動き始めている
その前には車検も控えている
さぁもうやらないと間に合わないぞ?

つづく(´・ω・` )
Posted at 2022/02/06 00:54:20 | コメント(7) | トラックバック(0) | パンダ整備 2022 | 日記

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「パンダリーノ2025参加してきました!
パンダはトランスミッションOH後、少し手を入れましたが問題なく、通勤にも復活しています

ブログはかなり遅れてますが、記録と記憶を残す意味でも続きます(・∀・)」
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ジャックです Lumberjack(木こり)と名乗っていましたが、わかりやすく「ジャック」になりました IT関係の仕事してますが、過去縁あって会社で自動...
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