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ジャック.のブログ一覧

2025年04月23日 イイね!

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理13 こざかしくこざいく(・∀・)

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理13 こざかしくこざいく(・∀・)トランスミッション本体の洗浄と並行して、ちょこちょことある作業を進めていました

小細工その1

3速、4速ギアのシンクロリング
一箇所切れているので、Cリングといったところでしょうか
表面は黒いのですが、このCの切れ目付近と、

外周グルリと細く金属面が現れています

ちなみに
ワタシの知るシンクロリングは

1速、2速ギアに付いていた金色に輝く真鍮製のコレでした
よく『シンクロが減る』ということを聞きますが、つまり消耗するということ
あの表面の黒い何かが削れて金属面が露わになったとわかります

シンクロがヘタるとギアの回転同調がしずらくなり、ギア鳴りするという知識だけはありました

先日のジャックデイでモンテさんのSISLEYに乗せられた笑時も、『買った時から3速が鳴るんですよね〜(´・ω・` )』と
シフトアップでも鳴るらしい

モンテさんは、シンクロに頼らないでダブルクラッチを多様されているようですが…
まぁは飛ばすからしょうがないか(・∀・)笑


さてワタシの4x4ie
その昔、上までぶん回す走り方をしていた時は3速シフトダウンで弾かれたりギア鳴りしたことはありました
が、走らせ方が変わったこともあるのでしょう、もうありません

とはいうものの、気になるシンクロリングの表面
生成AIのGrok先生にお尋ねすると…

『モリブデンコーティングである可能性が高い』と知ります

おや?(・∀・)
モリブデンは潤滑剤として作用するんじゃないの?シンクロリングはギアに押し付けた摩擦で回してるやん?

これに対して…

おー『動的摩擦特性』とな!(・∀・)
二硫化モリブデンは硬い物質で『ころ』の働きをするので『摩擦係数が低い』
一方で、硬いので金属を摩耗させるとも
その程度の知識しかありませんでしたが、高負荷時は『摩擦が増加する』!
なるほど〜!

あ…
持ってる♪(・∀・)


スミコーのモリブデンコート5555
オイル切れで焼きついた予備エンジンを復活させようとしていた時に、買っておいたものでした

なんでも今時のエンジン、メーカー出荷時にピストンのスカート部はモリブデンコーティングされているものがあるとか
これを、コンロッドメタルにもコーティングさせるお方も!
DRAGサニーブログ

よしコレでコーティング補修を試してみよう!
先ずは表面を#600でさすって足付け
脱脂、石油ストーブの前でスプレー缶と共に温め
そしてスプレーしストーブの前で乾燥
なかなかコーティングの厚みが出ず、何日かで何回かスプレーを繰り返す
そして最後に、ストーブの上で軽く焼き付け


タレもあって少し盛られてますが、軽く擦っておきました…どうせ当たると削れるんでしょうけど笑


金属面は無くなりました


スジも消えてます
正規のものより弱い簡易コーティングでしょうが、モリブデンはオイルとの相性も良く摩耗も少ないと


さてシンクロとしての効果はいかに!
それから耐久性は!?ひょっとして一瞬で無くなるのか!?笑

ちなみに

断面は表裏?内外?とにかく対象です
なので外周のスジを考えれば裏返しても良いのですが…マーキングしてなかったのでコーティングでどっちが表か裏かはわからなくなっちゃいました!(・∀・)笑


小細工その2
今や毎年行っている、九州遠征ナンカンパン2019年に参加した時でした
ナンカンパン当日、会場に向かう前に道の駅に集合
時間に余裕があったので、乗り比べをしていたのですが…

『クラッチ重い!(`・ω・´ )』

と、埼玉から参加していたponshさんに言われたのでした
その後、クラッチワイヤーに注油して改善はしていたのでしたが、気になっていました

そしてある日
ジムニーで『クラッチレリーズベアリングの動きが渋い』という事例を見つけたのです

どうやらスズキのFR車で起きる事象のようで、続いてエブリィの修理動画を発見
レリーズベアリングそのものが対策品になったとのことで交換しています
グリスが悪さをしてレリーズベアリングの動きが悪くなり、クラッチが切れずにギアが入らなくてなると
対策品はグリスレス仕様になっているようです

その中で

レリーズベアリングのリテーナー
モリブデンのドライコートを試されています
パンダでは変速できなくなるほどクラッチが切れない事象は出ていません

実物は

段付きはありません
レリーズベアリングの摺動跡はあります
保険としてモリブデンコートしてみます
ですが、モリブデンは硬いのでベアリングとの摺動部を削ってしまわないか?

そもそもドライ仕様ではないし、モリブデンコートの上に

本来塗るべきクラッチグリースを塗布します
まぁコイツも二硫化モリブデンなのですが
塗り過ぎてクラッチ摩耗粉がたくさん付かないように…

でもですね、先のスズキの事例と決定的に違うところがあるんです
それは…


このリテーナーが分離できるということ
スズキのミッションはケースに嵌め込み
ここがダメになっても交換できるんです!
比較してのデメリットとしては、オイルシールで塞がないといけないこと

スズキの方はミッションオイルが侵入する可能性は極めて低い…無いと言ってもよいほど!
※このオイルで潤滑されていた可能性も無きにしもあらずです笑

とにかくダメだったとしても容易に交換できる!
ということで、

表面を軽く磨き兼、足付け


モリブデンドライコーティング
ウエスで表面を軽く磨く
そうそう、キズがあったとしてもモリブデンが埋まってくれますね


スルスルです
後は組み付けるまでの状態になりました

さてこの小細工
効果が体感できるのかどうかわかりません
クラッチも交換しますしね〜
次回、ミッションを降ろす時に、この投稿を見返してみましょう
…覚えてるかな?(・∀・)笑


あーそうそう


1速、2速のシンクロリング
こちらも一応点検しておきました
とはいえギア鳴りもしてませんし、そもそも点検基準をキッチリ抑えているわけではありません
とりあえず目視点検で、山が欠けたりはしていないのとは確認しました

で、摩耗は?(´・ω・` )
そこで過去に観たYouTube『まーさんガレージ』のアルトワークスAT→MT載せ替えの動画から

シンクロとギアとのスキマ1mm以上(・∀・)


1速側
1.38mm


2速側
1.40mm

クリア!(`・ω・´ )
アルトワークスとは異なるものの、同様の機構から考えると、こんなもので良いでしょう
というか、次回トランスミッションを分解した時にどれほどになっているか?
その基準として、記録しておきます

あーやっぱり覚えとかないと!(`・ω・´ )

そしてやっぱりいつか分解する前提(・∀・)笑笑
2025年04月19日 イイね!

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理12 スタッドボルト&ネジ穴清掃

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理12 スタッドボルト&ネジ穴清掃やっとこさ、金属粉を除去する洗浄が終わりました
作業が進むにつれ組み付けも考え始めていました

組み付けといえば

交換部品が届いています
さすがに時間が掛かるので、ずいぶん前から準備をしていました

ベアリングは日本製で
とも思っていましたが、調べていくと特殊なものもあり、そうなるとebayで輸入を考えます
が、いつも使っている東欧のショップにはありません
やはりイタリアには欲しいパーツが多い!

ここで、全てを一箇所で購入できれば送料もお得になるのですが、そう都合よく見つかりません

あ、TKさんにお願いしよう!(・∀・)

何度かのやり取りの後、送っていただきました
拾い出した品番の間違いも指摘いただきましたし、部品の仕様変更の情報もいただきました
さすがに仕様変更の情報は自力調達では得られません
セルフ整備er:セルフセイバー(←造語)を応援下さり助かります!(・∀・)


あ…ローラーベアリングのインナーが無い


シャフトにハマったままだ(・∀・;


ベアリングセパレータで…


無事抜けました
分解作業で特殊工具、初めて使ったかも?

さて組み付けの前にやっておきたいこと

いきなりできてます笑
スタッドのネジ修正・清掃です
タップとダイスのセットは持っていましたが、ホームセンターにもあるセット品では間に合いません
AmazonでM12 x 1.25mm を調達しました
それと


M12 x1.25と、M12 x1.25のタップ
そしてKo-kenのアジャスタブルタップホルダー
先ほど清掃したスタッドボルトの側にネジ穴があるのですが、棒状のタップホルダーが当たってしまうので高さを稼ぐ必要がありました


ラチェット式
便利そうだしカッコいいんです♪
でも適応サイズの幅が、M8以下のものと、それ以上のものと2つか…


コイツはM5-M12
余裕でスタッドを避けて清掃できました


トランスファー接続のスタッド4本!
これこそホルダーが欲しいぞ!
と思ったら、手で回せたのでセーフ♪
ダイスは多分エキマニフランジボルトの時に買ったM10 x1.25


ピカピカじゃなくてもこれで充分!(・∀・)

ケースのネジ穴をひたすらタップで清掃します

続いて

ケース接合面の清掃です


ダイヤモンド砥石を使いました
#600で慣らして#1000で仕上げ、と聞いていたのですが、さほど荒れていないのと柔らかいアルミなので、#1000で頑張ります
灯油に漬けて、スリスリスリ…スリスリスリスリ…


機械加工の模様が気になりましたが


そこは深追いせず
綺麗になってます


あーここも深追いはやめておこう
他にもこんなシミはありましたが、あとは液体ガスケットがなんとかしてくれるでしょう!


いいね〜♪(・∀・)


いい!(・∀・)

おや?
ドライブシャフトブーツを留めるフランジのところ…

この黒いのは…Oリング?
ズレてるやん!(`・ω・´ )

ここ、デフのベアリングアウターが中にあります
デフは分解しないし、オイルに満たされてるのでOリングの劣化も少ないだろうし、このままでいこうか?とも思ってましたが、そういうわけにもいきません

固く留められたキャップボルトを外す

パカーン!あれ?
Oリング、戻っちゃった?


柔軟性はしっかりあります
が、あんなにズレてたら漏れるんじゃ…?
あ…(・∀・)
左側ドライブシャフトブーツ、どこからかジワジワと漏れてきていたようで濡れてました
コイツが原因だったのかも!?


清掃もしやすくなりましたし、綺麗にしてOリングももちろん交換しましょう

さて他の面も

研磨して


研磨して


研磨して


パーツクリーナーで削りカスを流します

ふぅ(・∀・)

いいねぇ〜気持ちがいい!

さあ次の作業に進みます!(`・ω・´ )
2025年04月14日 イイね!

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理11 洗浄忘れ物トランスファー(・∀・)

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理11 洗浄忘れ物トランスファー(・∀・)さて

デフの金属粉は取り、回るようになりました
デフの内部ほど複雑ではありませんが、心配になり

ケース側もパーツクリーナーとエアーで再度洗います


外側からシフトロッドの穴も洗浄
ここで改めて点検


今回の原因、カウンターシャフトのリア側ベアリングが収まる穴


指で引き上げることができるほど緩く入っていました
バイクのベアリングなんかは加熱してから組み込むなど、それなりのキツさがあるようです
スズキやダイハツの軽では軽く叩いて圧入しているようです
なので気になっていました

覗き込むと

アウターの接触面に細かいキズがあるにはあります


もう一方は飛び飛びにスレた跡
これ、シャフトの振れが起きてるってことでしょうか


このベアリングの押さえにもなっている中間カバー


磨かれているのはベアリングのアウターが回っていたからでしょう
20万キロ近くでこれなら良さそうな気もしますが…

ChatGPTに相談すると、1980年代のイタリア大衆車だからなのか組み付けし易く緩めであることは考えられるとの回答
そして、固定を勧められる
具体的な提案もありました
設計者の意図が組み付けの容易さであれば、ひと手間掛ける意味はありそうです

ところで
最近、生成AIの意見を聞くことがありますが、質問の仕方で回答が変わってくるのではないか?と、心配になることがあります

『おい!さっきと真逆の回答やぞ!(`・ω・´ )』

『申し訳ございません
 ご指摘の通りです(´・ω・` )』

稀にそんなやりとりがあったりもしてますし笑
とはいえ、少しでも疑問があれば論理的で納得できる追加の回答もしてくれる
上手く活用していきたいですね
まぁ無料で使っているので使い倒すまではいきませんが、でもそのおかげで効率よい質問の仕方もにも慣れてきています


では作業の続き
ケースとは別にもう一つ

トランスファー
デフの作動確認をした時のことです
そうか、トランスファーを繋げたら回せるじゃん!(・∀・)
と、それまで別のケースに仕舞い込んでいたものを取り出して取り付けました

『おい!コイツもオイルが満たされてるじゃないか!(`・ω・´ )』

Instagramへの投稿後に気付きます(・∀・;
これにはさすがTKさんも気付かれて、

『そのひし形のところで分離できるから〜(・∀・)』
と教えていただきました♪


ステーを取り外し


分離


見事に真っ黒!(`・ω・´ )


先ずは灯油で洗います
それはもうスゴくて黒くなった洗い油の中で金属粉がモヤモヤと舞い


マーブル模様ができるほどなのでした(・∀・;

デフと同じくパーツクリーナーを噴いてはエアーで吹き飛ばし

あらまぁ

キレイだこと♪(・∀・)


トランスファーの洗浄は完了です


ベアリングもオイルシールも入っています
が今回、これ以上分解しないことにしました
いざとなったら、トランスミッションを降ろさずに分離できそうですしね

さて、あらかた鉄粉の洗浄はできました
組み付けるパーツの洗浄は、組み付ける際に行なっていくことにします

では次の作業に進みましょう!(・∀・)

とはいえ、大きくは『清掃』の範囲です
まだまだ続きます…(・∀・)
2025年04月10日 イイね!

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理10 デフとケース洗浄(・∀・)

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理10 デフとケース洗浄(・∀・)洗浄の続きです

次に洗うのは

デフです
真っ黒でしたが、ずいぶん金属面が見えてきました
デフにもゴツいローラーのテーパーベアリングが付いています
アウターレースはケース側にハマっています
さて今回、このベアリングを交換するのかどうか…
うーむ…うーむ…うーむ……(´・ω・` )

悩んでいるだけでは進まない

ケースも洗います
スピードメーターギアの外し方がわかりません
が不具合はなかったので、この状態で洗浄していきます


そもそもベルハウジング内は無いはずのオイルでべっとりでした
更にブラシで洗浄していきます
クラッチレリーズフォークの陰も洗いたい
シャフトはボルト固定で外しやすいのでサクッと外して洗います


また金属粉ですね〜

とりあえず洗い油での洗浄はここまでに
デフにパーツクリーナーを噴きかけると…

銀色がこんなにも落ちてきている!Σ(・∀・)

では!

ぶあっつ!!(`・ω・´ )
エアーを噴くと金属粉が舞うほど!

実はベアリングを交換するか考えている時に

デフの動作を確認しようとグリグリ回すと引っ掛かりがありました
なので金属粉が残っている可能性を考えていました


覗き込んでも金属粉は区別がつかない
そこでエアーと、洗い油(灯油)よりサラサラでスプレーの圧力で飛ばせるパーツクリーナーを交互に噴きつけます
そして鉄粉は出なくなりました


お♪(・∀・)
引っ掛かりはなくなった
少し固い感触があるので、オイル…というかベルハンマースプレーを掛けてぐりぐり馴染ませると、少しばかりの重さはあるもののスムーズに回ります


コレで洗浄は良いでしょう!d(・∀・)

ケースも洗ったことだし

ケースにデフを入れて回してみます
トランスファーを差し込んで4WDにし、トランスファー側を回してみます
うむ、スムーズに回ります(・∀・)

が、デフやトランスファーは、適切なバックラッシュとなるよう複数種類の厚みのシムで締め付けを調整する必要があります…とのことです笑

ではマニュアルを…

うーん、こんなダイアルゲージなんて無いし…

ヘインズマニュアル(日本語訳)は、

ざっくりだなぁ笑

…やっぱりコレかな?

YouTubeで見つけた、
光明丹による当たり面の点検
某車のマニュアルだったと思われる


これで極端に悪くなければヨシとする
で良いかな?
さぁできるんでしょうか?(´・ω・` )

しかしここで気付きます

あ…トランスファーもオイル入ってるやん(´・ω・` )

危ない危ない
保管ケースに仕舞っておいたトランスファー、試しに繋いで良かった〜
※Instagramにこの様子を投稿したら、ズバリTKさんに指摘を受け、分割方法も教えていただきました♪m(._.)m

ということで
次はトランスファーを洗浄します

つづく(・∀・)
2025年04月09日 イイね!

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理9 3,4速ギアシンクロ考察(・∀・)

パンダ4x4ie初めてのトランスミッション修理9 3,4速ギアシンクロ考察(・∀・)忙しくなってしまい、投稿が遅れています(・∀・;

ミッション分解の途中ですが、告知していたオフミ、
第一回ジャックデイ『モンテさんと遊ぶジャックデイ』


界隈では有名人モンテさんと、富士山の見える『もんじろう先生の栗林』でまったり


そして富士山の麓、富士モータースポーツミュージアムへ移動


企画展『THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN』の展示車両、一般公開の『確認走行』を見学!


そしてミュージアムへ


秋のラリージャパンに合わせて来日した伝説のラリーカーの、しかも走行シーンを見られてとても貴重な体験でした
楽しかった!(・∀・)
この様子はいずれまた…


さてミッション修理です
ミッションのギア部の分解続きです
目的は修理なのですが、仕組みを覚えないと組み付けできないこともわかっています
そして、異常や消耗も点検していきます


こちら3速、4速ギアとその間に居るスリーブです
ギアにはそれぞれシンクロリングが入っていて、ギアチェンジをするとスリーブにシンクロリングが当たって回転が合うと、ガチャンとスリーブとギアが噛み合います

『常時噛み合い式』なので、エンジン〜クラッチと繋がっているインプットシャフトが回ると、変速ギアも一緒に回っています
そしてスリーブのギアと噛み合うと、

そのスリーブが元々噛み合っているカウンターシャフトに動力が伝わり、その先のデフを回すのです
…文字では伝わりませんね(・∀・;
とにかく、こうやって説明ができるように仕組みを少しずつ理解をしています

さてそのシンクロリング
消耗パーツであることは知っていました
さてどんな状態か…


なんだかスレてるっぽい(・∀・)
しかし、ワタシのイメージするシンクロとは、

こういうモノでした
真鍮製のリングです
こちらは1、2速です

うーむ…(´・ω・` )
どうせ鉄粉も入っているでしょうから、分解してみます


大きなCリング
かなりチカラを入れてようやく外れました
というか、飛んでいってしまわないかと慎重に拡げるとチカラが入っちゃうのです笑


シンクロリング外れました
この切れ端あたりがスリーブの内側に当たるようです


周りは片側にうっすらグルリと金属のラインが
ここも当たっているようです


断面を見ると中央部が少し盛り上がっていますが、左右対照なので裏表は無いようです


こちらはシンクロリングの内側のパーツ
細かく分かれていて、ある程度可動させつつ程よいテンションを保っているのでしょう


接触面がテカったりしていますが欠けはありません

そしてもう一方、一回り小さい4速ギア



理屈から言えば、回転の差異が小さいのは4速側
スレはありますが、理屈通りその幅は3速より少し小さいようです

さてどうしたものか…
実は先週、モンテさんの4x4i.e.ベースのSISLEYの助手席に乗らせて…いや乗せられました笑
以前からも聞いていたのですが、『3速に入れる時のギア鳴り』があるとのこと
ワタシにも身に覚えがありますが、それは『飛ばしていて4→3速にした時に、稀に起こったことがある』という程度
ということはモンテさんSISLEY、このシンクロリングの表面が削れているということか(´・ω・` )

もっとこのシンクロ機構について知りたいぞ!
と、生成AIである、XのGrok先生にお尋ねする

なるほど〜
『モリブデンコーティングされたスチール製C型シンクロリング』という見解、というか結論と言い切っている!(`・ω・´ )

待てよ?
モリブデンコーティングといえば、エンジンオイルの添加剤や、今どきのメーカー純製エンジンピストンにもコーティングされていると聞く
それって滑っちゃうんじゃ?(´・ω・` )


へぇ〜!そうなのか!
確かに二硫化モリブデンは『硬い』とも聞く
ある程度の圧力が掛かれば摩擦が起き、かつ硬いので保護もされると!(・∀・)

ふむふむ
ちょっと思い付くことがあるので、それを試してみようか?
まぁそもそもシンクロで困ってはいない
が、ここで手を加えてみて何か変化があるのか見てみたい
新品シンクロリングを入れるのも良いが、何せ初めてミッションを組むのだ
また開けることがあるかもしれない
それはそれでいいじゃないか?(・∀・)

そうだ
ギアを洗い終わったので容器を片付けておこう
何せ作業場所が狭い


洗い油を捨ててパーツクリーナーを噴く


あー落ちてんな〜金属粉(´・ω・` )


拭いたウエスもキラキラだよ(`・ω・´ )

さて次は?


そうだここにも鉄粉入ってるよね〜
クラッチレリーズベアリングのガイドスリーブ
ここにオイルシールが入っている
どうせ交換しないといけないし、外しておこう

ム!ムムム!(`・ω・´ )


硬い!
外れたと思ったら、表面のゴムパーツの付いてる内側だけ


外側が残ってしまったが、どうにも取り出せない
良い道具も見つからない…



マイナス貫通ドライバーの一番小さい-5.5を調達
シールとガイドのスキマに当ててコンコン叩く


先が少し入った
ここに捨てるオイルシールを当てがい、シールを持ち上げるように叩いていく…


外れた〜(´・ω・` )


ちょっとこれ、大変だったよ…


ガイドに少し気づつけちゃった(´・ω・` )
まぁシール面が浮いたりするものでも無いのでよかったのですが…

どうにもクランクシャフトのフロントオイルシールを外すのに失敗して、クランクシャフトにキズを付けてオイル漏れさせてしまったのがトラウマになってます
苦手意識があります

そういや今回
クランクリア側のオイルシールを交換する
こちらは大径なので大丈夫そうな気もするが、いやぁ心配だなぁ(・∀・;

とりあえずミッションの洗浄、続けますか〜

つづく(・∀・)

プロフィール

「2025年 フィアットパンダ4x4i.e. 素人による初めてのトランスミッション修理の記録 https://minkara.carview.co.jp/summary/15151/
何シテル?   06/24 04:17
ジャックです Lumberjack(木こり)と名乗っていましたが、わかりやすく「ジャック」になりました IT関係の仕事してますが、過去縁あって会社で自動...
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