エンジン始動後初めてDポジションにセレクトレバーを入れた際に、フロントビューモニター及びサイドビューモニターが自動で起動するシステムです。
MFDを通常表示へ切り替える方法は、車速20km/h以上または約3分で基本画面に戻るMFDの基本機能を利用します。
これスバルさんのプログラム変更でなんとでもなりそうなんですが…
駐車場等での事故削減にも役立ちそうですし有償でもいいのでサービス開始してくれないでしょうか?
右隣の制御リレーが4個入るケースはAVH自動制御システムです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2430943/car/3124602/6730067/note.aspx
セレクトレバーのポジション検知方法は、投稿済みの「電動パーキングブレーキ(EPB)のPレンジ連動化(シフト連動 トヨタ方式)」
1次試作
https://minkara.carview.co.jp/userid/2430943/car/3124602/6901889/note.aspx
2次試作
https://minkara.carview.co.jp/userid/2430943/car/3124602/6910735/note.aspx
で確立した方法を利用しています。
僕が考えたアイデアやシステム・簡単な取り付け方法・自分の車をバラして調べた技術情報などをコピーして商品化しちゃう業者・事案が増えていますのでコアな情報は非公開とします。
現行フォレスターでは標準装備のサイドビューモニターですが、これは元々「自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)」
を視認する
道路運送車両法 安全保安基準 第44条
を満たす補助確認装置として装備されていた「サイドアンダーミラー」が2016年6月に改正されたのを受けてデジタル化されたのもです。
法制化の理由は、車高が高い車種(特にSUV)による直前側方付近の子供の巻き込み事故の増加です。
僕は必ず発進側をのぞき込んでから車に乗り込み安全確認を行なっていますが、近年道の駅等の頻繁に車の出入りのある駐車場であるにも関わらず、自分の子供に目を配る事なく好き勝手走らせてるバカ親が多く、自衛しないと加害者になりかねないとの思いから対策を考えました。
仕事が忙しくフォレスターへの電装改造はドライバーモニタリングシステムの後付けを残すのみと考えていましたが、今年に入ってから通勤用のプリウスG'sを処分してフォレスターで通勤できないか?案の是非を調べるため、通勤燃費の計測で滅多に乗らないフォレスターを2か月連続乗車した事で問題点として認識するようになりました(フォレスターの燃費がプリウスの半分以下で廃案となり逆にフォレスターも処分してエクストレイルへ入れ替える案が浮上してしまいましたが…)
スバルの安全に対する考え方もフォレスターを選んだ理由の1つなので、DOPのフロントコーナーセンサーとMOPのアイサイトセーフティプラス(視界拡張)を搭載しています。
これらである程度カバーできるのですが、センサーの範囲外や発進時の安全確認の度にフロントビューモニターのスイッチを押すのって手間ですし忘れそうです。
よってシーンに合わせて自動化する事にしました。
乗車機会のあらゆるシーンを想定し検討した結果
エンジン始動後初めてDレンジに入れた時(のみ)にフロント・サイドビューモニターを自動で起動させる
のが最適と判断しました。
たとえ車両周囲を確認して乗車しても、発進までのわずかな時間差に子供が死角に入り込む危険があるが、Dポジション連動だと発進直前にMFDの表示切り替えが視界に入り、自然と死角であるフロント・サイドのカメラ画像を確認できる事を評価しました。
*僕は発進直前にシフトチェンジします。
*後退発進の場合は普通にリアカメラに切り替わるので検討するのは前進時のみ
*標準機能のカメラセレクトレバー連動機能は有効にしており、リバース後は自動でフロントに切り替わります。
*Dレンジに入れる度にカメラが起動するシステムだと駐車時の前後進の繰り返しで標準機能のカメラセレクトレバー連動機能と競合して正しく作動しない。
*左折時のサイドビューモニターの自動化は進入速度など様々な条件を考えたが、変にMFDに気を取られ逆に危険で、必要時にS.VIEWを押すのが最善と判断
事前調査で確認した問題点
F.VIEW スイッチと S.VIEW スイッチの同時押しには統合コントロールユニット?MFD?が対応出来ない。
解決策
それぞれ時間差を持たせるため、無駄っぽいけど同じシステムを2回路作り時差作動させる
今回も「電動パーキングブレーキのPレンジ連動化(シフト連動 トヨタ方式)」や「AVH自動制御システム」の製作時と同様に
・全く操作を必要としない完全な自動制御
・ECUやボディ統合ユニットに介入しない独立制御
・「プログラムを組み基板を作る」ではなく、市販品の組み合わせのみで製作
のテーマに従い「誰でも簡単に同じものが作れる」市販のプログラムリレーを使って回路を組みました。
リレー作動条件は
プログラムリレー起動後、初めてのトリガー入力で指定時間待機後に、指定時間リレーを作動、リレー作動後にトリガー入力が続いてもリレー作動は1回のみ
初めてのトリガー入力で待機する時間をフロントとサイドで異なる値とする事で事前調査で確認した問題点を回避しています。