メンテナンスと言ってよいか分かりませんが、コーディングについて紹介したいと思います。
【コーディングとは?】
簡単に言うと、クルマに付いている機能を、設定することを指しています。
私も最初は、「もともと、設定するための物でしょ。設定できて当たり前でしょ」と思ってました。
今のクルマは、輸出する国ごとに法規制が違うので、それを設定で対応しています。
どのメーカーのクルマも、OBDⅡポートと呼ばれる統一されたコネクタを持っており、そこから設定します。
ヒューズBOXの一番したの、ピンク?、紫?のコネクタがそれです。
ところが、OBDⅡポートから設定するというのは、わかっているのですが、そこから、どうやって設定するのかは公開されておりません。
チューニングショップが、その設定を独自に解析して、設定できるようにすることを、コーディングと呼んでいるようです。
ECUチューン(ECUのプログラムを書き換えてパワーがでるようにする)も、昔は、ROMと呼ばれるICを交換しておりましたが、最近は、このOBDⅡポートから、書き換えて行います。
【具体的に、どんな事ができるの?】
私もやっていますが、デイライトがあります。
GT4は、日本仕様だとバンパーのデイライトは点灯しないのですが、点灯するようにできます。
OBDⅡポートに、市販されている設定器を接続して行いました。
その他にも、アイドリング・ストップがついているクルマを、イグニッション・スイッチをOFFにしても、その時の状態を記憶しており、ONにした時に記憶した状態になっているという機能とかがあるようです。
【何が問題なのか?】
一番の問題は、ポルシェセンターの点検では、全てリセットされてしまうことです。
せっかく、お金をかけて設定してもらっても、点検でリセットされ、もとに戻すには、また、お金をかけて設定することになってしまいます。
市販されている設定器方式の場合は、この部分を考慮し、接続すると機能ON、もう一回接続すると機能OFF、さらにもう一回接続すると機能ONと、ON/OFFできるようになっています。
点検にだす前に、自分でOFFして、点検後に再度ONにするという使い方ができるものもあります。
設定してもらって、お金を支払う方式の場合は、ポルシェセンターでリセットされた時の対応を確認しておく必要があります。
【OBDⅡポートでできること】
レーダー探知機を、OBDⅡポートに接続すると、水温、ブースト圧、回転数等を、表示できるようになります。
このあたりの数値の読み出し方法は、統一されているようです。
【注意点】
ポルシェ独特の問題なのかもしれませんが、AccをONにした状態で、コネクタを接続しないと動かない場合があるようです。
コネクタをセットしてから、AccをONでは、正常に動作しない場合があるようです。車種にもよると思いますが。
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2019/10/29 20:39:43