
前回に引き続き、997、987編です。
想定する状況も前回と同じで、定年が近づいたサラリーマンが、初めてポルシェを購入しようとネットで調べた、というイメージです。
996、986の涙目より、「ポルシェだったら丸目でしょ」と思う方です。
【やっぱり丸目の997、987】
今回の想定では、
「後期型のPDKは高いし、やっぱり、前期型のティプトロか」
としています。
私の個人的好みだと、997はグッドです。
理由は、エンジンフードを開けて、エンジンを触れるからです。991以降は、下からか、バンパーを外さないと届きません。
狙いどころは、以下だと思います。
①インタミのサービスキャンペーンに対応している
稀にエンジン交換もありますが、サービスキャンペーンがでているので、対応済のものが安心です。
インタミ問題は、サービスキャンペーン対策済であれば、あまり神経質にならなくて良いと思います。
②ベースグレードを甘くみない
年数が経過すると、消耗品の交換が多くなります。
例えば、ショックアブソーバーだと、PASMあり/なしで、交換金額に倍以上の差がでます。
いろいろな装備があるほど、交換箇所が増えるという事になりますので、冷静な判断が必要です。
ポルシェは、ベースグレードでも期待に応えてくれます。
③内装を直すのは予想以上に高い
傷みやすい内装としては、
・エアコンの温度、風量スイッチ
・ドリンクホルダー
・バイザーのミラー
があります。
純正部品で修理すると、ユニット交換になり、すぐに2桁万円となります。最初からキレイなのを選んだ方が得策です。
また、車両を見に行った時に、この部分を勝手に触るとトラブルになる可能性があるので注意が必要です。
前期型でキッチリとメンテナンスされている車両が見つかれば、今回想定する定年に近いサラリーマンには、お勧めだと思います。
ずっと長く愛車にしている様に乗りこなせば、逆に古さが味となって、最高だと思います。
ただし、国産の新車内装と、10数年経過したポルシェ内装を比較した時の気持ちの問題を、ポルシェへの思いで乗り切れる事が必要です。
私的には、前期型の地味な内装が、逆に今のクルマになく、気に入っていますが。
Posted at 2019/06/26 20:57:45 | |
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