
雪道や凍結路で、これまでも 何度か コワイ目にあっているが、今朝は トップレベルのコワさに肝を冷やした。。。
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片側2車線の広い橋上で、登り坂の頂上を経て、ゆるやかな下りが続くコース。 頂上の手前100mくらいから 路面の状況が急変し、続く数百mの下り坂も 凍結や積雪に弱い。
今朝は、登り切って視界が広がる辺りから、いきなり全面凍結しており、ほぼスケートリンク状態。 先行していた大型トラックがブレーキを踏みながらフラついて、そのまま 私が走る車線に流れてきた。 その先には白い商用バンが横転しており、避けようとバランスを崩したトラックが、必死に立て直しを図っていた模様。
前方の様子を見て 慌ててブレーキを踏んだ瞬間、これはヤバい・・・と、真っ青になった。 全くスピードが落ちない・・・ 凍結した下り坂なので、冷静に考えれば当然のこと。 まずは目の前のトラック、ついで 横転車を避けなければ、こちらもクラッシュしてしまう。
ペダルから ガガガと ABSの反力を感じるまま、とにかくブレーキを踏み続け、滑りながらも姿勢を崩さぬよう ステアリングを握る。 左右の路肩幅は30cm程度。 止まりきれない後続車のライトがバックミラーの中で どんどん近づいてくる。 前後左右を挟まれて、まさに四面楚歌の状況に、もうダメだと観念した。
緊迫しつつも 静寂に包まれる車内。 スローモーションで流れる時間の中で・・・・、徐々に スピードが落ち始めたことに気付いた。 しかも、我が207SWは ずっと車線の中心にいて、真っ直ぐの姿勢を維持したまま。 傍から見れば、楽勝で乗り越えるように見えたかも。 さすが、ESP様々である。 この時、プジョーには"ライオンの神様"が宿っていると感じた私。
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前方のトラックも なんとか難所を乗り越え、共に 横転車の脇を通過。 お互いに、緊張と安堵のあまりアクセルを踏む力が出ず、安全なエリアに到達しても、呆けた面持ちでノロノロ運転を続けるのみ。
落ち着いてから振り返ると、間一髪で 乗り越えられたのは、ギリギリの条件が整っていた所以かもしれない。 スタッドレス装着は当然として、ABSやESPなどのデバイス、そして 登り坂で 前方に何かが反射したような気がして アクセルを緩めていたこと、車間距離が広めだったこともプラスに働いた。 トラックドライバーの技量にも感謝せねばなるまい。
とは言え、気が緩みがちな春先の道路では、同じようなシーンをちょくちょく見かける。 今回は運が良かっただけ・・・と思うことにして、ライオンの神様など当てにせず、危険予知の感度をいっそう高めようと思った。
Posted at 2012/03/13 11:00:37 | |
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プジョー | 日記