居ても立ってもおられず、スーパーオートバックルへ。飛燕とエアコンフィルター購入。藤山寛美先生がミナミの飲み屋で他の芸人に遭遇したそうな。『 滅多にないこっちゃさかい、記念撮影しときまひょ、カメラ買うて来なはれ 』と、付き人に先生が財布を渡されたそうな。付き人くん、当時出始めの使い捨てカメラを買って来ると先生、『 違いまんがな、この前見ててエエなあ、ゆうたヤツおまっしゃろ、アレ、買うて来なはれ 』そうして付き人くんが再び買ってきたカメラは当時入手困難な最先端カメラ、ミノルタ・α7000だったそうな。ニ三枚記念撮影すると、これ、お土産に、と相手の芸人さんにポンと渡したそうな。上方旦那衆の粋、まさにこれに極まれり。やり方を間違えると育ちの悪い田舎成金のムダ遣いになるところだが、さすがは先生、カッコよすぎます。当時寛美先生は大借金して破産してたはず。おなじく文無しのこの地蔵、先生のマネしてスーパーオートバックルで一番高いフィルター購入。いくら風呂ナシ文化住宅に住んでいるとて、価格comを血眼で徘徊し、ヤフオクで死に物狂いになって安いのを買うようなミジメなマネしたらあの世へ逝ったらご先祖さまの前でお詫びの切腹して死んでからまた死なねばならん。地蔵号には、あ、これ、一番ヤスモンのやっちゃ、すまん、すまん、と言いながら装着。さあ今日もお昼寝して、飛田の二階から小判でも撒く夢みましょうか。