2013年11月06日
むかしむかし伊助はとある業界で内弟子として丁稚奉公しておりましたのです。
夏のある日、3時のおやつに麦茶が供されたのでありました。
ひと口飲んでみますってぇと、まだぬるい。
そしたらそこの奥方がやって来て息子くんに向かい、
ヤスシ(実名)、まだぬるかったやろ、と彼のコップの中に氷をドバドバと投入開始。
ボクにもくれるのかな~と期待してますってぇと、氷を一個だけ入れてくださいました。
ぬるい麦茶に冷蔵庫の製氷皿で作った四角い氷を一個入れたぐらいでは
状況はなにも変らなかったです。
あんときゃ情けなかったね、いやホント情けなかったよ。
季節を問わず、コップの大きさを問わず、飲み物の種類を問わず、
ボクのコップは常に氷がギッチリ、伊助です、こんにちは。
嗚呼何たる幸福感。
お腹いっぱい食べたい、そういうコンセプトでいつも食事しておるのでありますけれど、
本日のお昼ごはんは 『 必殺ハム丼 』 でありました。
材料 ロースハム(5枚98円)を3枚、 ごはん400g、以上。
作り方
★ どんぶりの底にロースハム(5枚98円)を一枚敷きます。
★ そこへ電子レンジでアツアツにしたごはんを200gのっけます。
★ 更にその上にロースハム(5枚98円)を一枚敷きます。
★ またその上にごはん200gをのっけます。
★ 最後にもう一枚ロースハム(5枚98円)を乗せて完成です。
食べ方
目分量でだいたい70gのごはんをハムから染み出た塩分で食べ、
もう70gをハムで食べます。
これを3回くり返せばお腹いっぱいです♪
お話はずんずん進みます。
お昼に職場の食堂を利用する際は、
職場の連中といっしょに食べるのがイヤなのでおそい時間に行くのであります。
あるとき、日替わり定食を注文しましたら、本日終了との由。
その時点ですでにご機嫌ナナメだったのであります。
それなら何か出来るモノを作ってくれ、と言いましたらハムエッグを作って下さいました。
食べ終わってお勘定したなれば、750円だとおっしゃる。
あ? ケンカ売ってる? 良心が咎めない値段を考え付いたら払ってやるから取りに来い、
と言ってお金を払わずに帰りました。
それから数ヵ月後、お金を払わないまま、そこのお店はつぶれてしまいました。
げにおそろしき伊助の呪い。
お話はずんずん進みます。
そして先日。
近所の松屋で朝定食と納豆を頼んだのであります。
そしたらゆとりバイトくんが、お時間少々頂きます、とおっしゃる。
ああ、なるほど、朝定食はごはんとミソ汁と海苔とお新香だから作るのに時間がかかるんだね、
わかります、わかります、待っているからガンバってね、と言いますと
それから約15分、やっと念願の朝定食が出てきたと思ったら焼肉定食が来ました。
ちがいます、ちがいます、ボクが頼んだのは朝定食です、
焼肉食べるほどお金持ってないです、
ほら、ここに食券があるでしょ、
まちがいは誰でもあるから気にしないでガンバってね、と言いますと
それから約10分、やっと出てきた朝定食、ごはんが少々少のうございます。
あの、すみません、ボクが頼んだのは特盛りごはんです、
ほら、ここに食券があるでしょ、
いいです、いいです、間違いは誰でもあるからガンバってね、
と言いましたら
『 選べる小鉢 』 で選んだハズの納豆が出ておらず頼んだ覚えのないミニ牛皿が出てきました。
あの、すみません、ボクの頼んだのは納豆です、
ほら、ここに食券があるでしょ、
いいです、いいです、間違いは誰でもあるからガンバってね、
と言いますと、
次に持って来たのは冷やっこでありますのです。
あの、すみません、ボクは納豆を頼んでのです。
お豆腐は頼んでませんよ、
ほら、ここに食券があるでしょ、
慌てないで落ち着いてガンバってね、
と言いますと、納豆を持ってこずに
ボクよりかなり後から入ってきたお客のお料理を先に持って行ってあげてました。
ボクはそののどかな風景をニコニコと笑って見ておりました。
ひばりがピーチクやりました。
いつまでもいつまでもピーチクやりました。
ある春の日のお話です。
※)筆者注 伊助のセリフはお子さま向けに日本語訳しております。 お察しくださいませ。
怖ろしき伊助の呪い、松屋・雲雀ヶ丘花屋敷店はまもなく閉店か・・・?
ではさようなら。
Posted at 2013/11/06 16:23:04 | |
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