尾村伊助のブログ一覧

おうちに帰ってテレビを点けたらちょうどＭＢＳちちんぷいぷい、長谷川画伯登場、

神戸は生田から北野町界隈を徘徊されておるところでありました。


異人館のあるハイカラな町並みに緊張してスケッチが進まぬ画伯、

画伯曰く、こんなところへ来ると育ちが出ますなあ、どこか路地は無いんですか？


美術館に併設されるカフエにてワッフルを食される画伯、

こんなん初めて食べたわ、とおっしゃりながらワッフルの升目どおり、

一コマづつ切って食しておられました。


うわ～～　コイツ、オレやんけ・・・と思うので、

生田通りから一本路地を入ったギター屋さんへ弦を買いに行って来た路地裏冒険家伊助です、

こんにちは。


阪急電車の中でタカラヅカのお衣装とお化粧の女性に遭遇す。

スワロフスキーというのでしょうか、スパンコールというのでしょうか、

ギラギラのエリの燕尾服、雫が垂れるほどに塗り固めた頭髪、大屋政子系のメイク、

三宮の改札を出て北野町方向へ颯爽と歩いて行かれました。

どこかの結婚式の余興でありましょうか。

子供のころ、ちんどん屋が恐かったのですけれど、

ヅカのファッションを間近で観るとちんどん屋と同じ恐怖を憶えます。

恐かったです。


ちかごろ愛用のオーガスチンの赤という弦を万事滞りなく購入。

わざわざ生田神社まで弦を買いに来たのだからこれはもう新開地で一杯やって帰るしかあるまい？

と思うので元町まで歩いて阪神電車に乗って新開地、

いつもの店でいつもの酒、やっぱりオレはワンカップ大関、ｂｙ 西田幸子、


立ち飲みだから席がないですからＶＩＰお立場で独り飲んでおりますと

上等なメガネをかけ、エリにバッチを付けた上等なサラリーマン氏が上等なカバンを提げてご来店。


伊助がめざす普通のサラリーマンより少々クラスが上にお見受けす。

大阪の勤め先から阪急に乗って新開地で下車、神戸電鉄に乗り換えて鈴蘭台のおうち、

頭金は嫁の親と自分の親から出してもらって、

支払い総額一億に達しようかという住宅ローンに四苦八苦、

そいつを退職金で一括返済しようと目論んで買った４５００万の建売住宅、

ガレージには成田不動山の反射板を貼ったマツダのミニバン、

息子時間で作った晩ごはんだから冷めて硬くなったブサイクな嫁の料理を、

文句言えずに発泡酒で流し込む前に、新開地でひとときの息抜き、

と霊視す。


さてさてどんなものをご注文なされるのかと虎視眈々興味津々で観察しておりますと

お酒一杯２８０円、牡蠣酢２８０円、電子レンジでチンした湯豆腐１００円、

それから・・・　と思っておりますと６６０円払って帰ってしまわれました。

先日も梅田の串カツ屋さんで６１０円払って帰ったサラリーマン氏がおったなあ。

サラリーマンって伊助の３倍ぐらいのお給料があるハズだぞ？

お酒一杯じゃ酔えんだろ？？


おこづかいが足りぬのか、

お腹を満たして帰ったら嫁の料理が食えぬから叱られるのか、

はたまたそれが世間一般で、伊助の金銭感覚と生活感がヘンなのか、

サラリーマンのマネして節約してみたのですけれど、最後に発注した三角チーズが影響したのか

ヨッパラって大きな心になっておったのか、支払い総額２４３０円にもなってしまいました。

何代も続く良家や資産家って思いのほか慎ましい生活をなされてございます。

立ち飲みで２４３０円というお支払いに田舎の成り上がりになってしまったような、

イヤな気分になってしまいました。

ですから帰りにもっこすでラーメン喰いました。

昼間っから酒喰らってブラブラしてても文句言わずに

むしろ軍資金を追加提供して下さる鬼嫁に感謝、

ほなさいなら。