
モータースポーツシーンで、スバルの存在感を世界に知らしめたエンジン、EJ20が生産終了となるそうで。
WRX STIは何度かドライブする機会があったものの、その本当のポテンシャルは経験できておりません。
そんな中、一時代を築いた名機がまたひとつ消え去ることはとても残念に思えます。
振り返ると、印象に残る車には強烈なインパクトのあるエンジンが搭載されていました。
例えばスカイラインならS20を始め、FJ20、RB26といった獰猛さを隠し持ったエンジンが存在しましたけれども、当然、製造し続けることはありません。
EJ20も同様、どんなに素晴らしい性能でも悲しいかな世代交代は必然です。
改めてそれらに共通する点を考えると、レースでの光景。
勝率は別としても、見る者を興奮させた痺れる咆哮があったのは確か。
同時にパワーを絞り出すために、ある部分扱い難さすら感じさせる特性も魅力でした。
35RのVR38のような高出力ユニットは現存するものの、ごく身近にありながら、そこまで個性的、かつ回してみたいエンジンを今は思い付くこともなく…。
結局、単なる優等生ではない粗削りな素性が、条件になっている気がします。
今度のWRXファイナルエディションにはご縁が無さそうですが、時を同じくして輝いた最後の4G63を味わえることだけでも幸せなことかも知れません。
Posted at 2019/10/26 00:34:59 | |
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