【備忘録】ドラシャに新たな銘柄のグリースを投入っ！！

去年、バラしてきれいにしておいたドラシャのインナー側に、新たな銘柄のグリースを使って組んで、今シーズンに備えます。

このドラシャのデフ側（インナー側）は、以下の中古入手品を使用。
[H27.10登録の後期MT車の左装着にて約4万キロ使用。(端部サビ多しでサビ落とし後使用)]
ハブ側（アウター側）は、新車時から左に使用している物をそのまま使用。

狙いは、１年間グリース交換無しで損傷が発生しない事が目標で、それに見合うグリースを選定する為に、識者の方々の御知恵をお借りしながら、今シーズン使用するグリースを決定しました。

昨年末、軽い異音を感じてバラしたら、この写真下側の様に赤いグリースが灰色になって、内部もかなり磨耗した状態になってしまっていましたが、
https://minkara.carview.co.jp/userid/2496741/car/2034172/5569604/note.aspx
年末に、識者のみん友さんとお話した結果、
「WAKO'S　の赤いグリースは悪くない、ちゃんと出来る限りの仕事をしていたが、使用環境が苛酷すぎて1年半で変質しかかってた。しかし潤滑機能を果たしていたお陰で、磨耗はしたが壊れなかった」
という事で、合点がいきました。

おそらく、私の使い方では半年程度なら健全な状態のまま使用できると思います。

しかし、出来る事ならグリース無交換で1年くらいは持ってもらいたいなぁと言う事を目標に、それに見合うグリースを選定するために、プロの識者の方に相談した所、
「ともかく発生する熱を少なくする事と、発生する熱に対して強い潤滑力を持つグリースが良い」
との事で、この
「エヴォルブ コア グリース」
を選んでみました。
http://www.hpi.co.jp/archives/coa/bottle
摩擦熱で含有成分自体が金属と反応し、滑らかな面と潤滑剤を持った皮膜を形成するらしいです。

詳細はパーツレビューにUPしときます。

いつもの様に、400gのジャバラから約１/３を使用します。

まずは使用量の7割くらいを投入します。

このグリース、ちょう度NO２と言う事で、固めかな？と思っていましたが、割とやわらかく、ちょう度NO１に近い感じに思いました。
説明書には、「グリースちょう度はNO2（属に言うマルチ）」と書いてあるので、室温ではやわらかめだけど、温度上昇してもこのままの粘度を保つ範囲が広いのかもしれません。

おっと、いつも組み込み後のブーツ装着前に青矢印のリングを組み忘れるので、気をつけないと・・・

ボールを組む穴に、グリースを少し入れて、ボールを粘着させます。

いい感じで粘着してボールを保持してくれます。

8個のボールを粘着させたまま、そっと組み込み、ボールポロリ無しで一発合体成功です！！

作業工程４のリングを忘れずに組んでから、赤矢印の様にゆっくり前後に数回ストロークさせると、グリースがボールのまわりにうまい事入り込んできます。

十分にグリースをボールやケージにまとわりつかせたら、ブーツの中に残りの3割のグリースを搾り出して、ブーツバンドを締めます。

赤○2箇所、いつもの空気抜きのプラパイプ取り付けと、大径側ブーツバンドの隙間の出来やすい部分のバンド形状を、段差に合わせて押し込んでフィットさせる作業を行って完成でっす。

去年バラした時に、部品の古いグリースをキレイに除去しておいたので、横目でテレビを見ながら1時間程度でサクっと組み立て完了しました。

近日中に、右側に取り付ける予定です。

1年間、過酷な環境に負けず、グリースがしっかりと仕事をしてくれる事を祈ります。

半年くらいで一回中を覗いてみる予定です。