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2020年01月31日 イイね!

オルタネータを入手

オルタネータを入手オシロスコープを持っているのにあまり使ってないので、オルタネータを点検してみました。

その前にとりあえず基本的な電圧の点検を。
A/Cとヘッドライトとフォグとリアウインドウのデフォッガーを入れて、高負荷状態にしてからアクセルワイヤを引いて2,000回転に。アンペア数を測ってみようとB端子から出ているケーブルにかませようと取り出したクランプメーター、よく見たらAC専用で測れませんでした。電圧的には14.4Vと問題なし。

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さて波形を見てみることに。うーん、ダイオードがオープンになったりしてたら即交換、と思ったんですが、全然問題ないですね。

特にバッテリー的なトラブルは全くなかったのですが、中古の出物があったので勢いでオルタネータを購入してみました。曰く「実働車から取り外しました」と。

この車の純正オルタネータの容量は80A。(MTは70A)

バッテリーを大容量に交換したとき、オルタが逝ったら90Aか100Aあたりのものと交換しても良いかな、と調べていたんですが、あんまり意味無さそうなので純正と同型番のものを落札しました。

ちなみにMR2のターボ車が同形状のオルタネーターで100Aです。たぶん。同じ1G-FEエンジンのアルテッツGXE10が100A、SXE10の3S-GEのは90Aでポン付けと聞きましたが、一回り大きいのでステーのちょっとした加工というか工夫が必要だと思われます。

落札したオルタネータ、さっそくバラしてみました。
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なぜゴールド。

ベアリングはとてもスムーズ。ブラシもまだ半分以上残ってます。
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10万㌔程度でしょうか。スリップリングの段付きも目視できず良好。
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コアやコイルの断線もありません。このリング上下に導通がない場合は、ローターコイルの断線を意味します。磁界ができないので発電もされません。抵抗値が異常に低い場合は短絡です。
レギュレーターの導通も問題なし。

次はレクチファイヤにテスターを当てて導通をチェックしていきます。レクチファイヤの中にはダイオードが8個付いているので、上段下段それぞれに、ちゃんと片側からは電流が流れ、反対側からは流れないかどうかを確認していきます。
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むむむ。アウト・・・。残念ながら一系統が上下とも断線していました。位置としては中性点ダイオードですので、10%ぐらいの微妙なパワーダウンでしょうか。三相コイルの中性点にも電力が発生するのを取り出して効率を高める仕組み。この位置のダイオードの破損では、少なくともアイドリング中でも、バッテリーをガツガツ食っていく状態にはならないらしいですが、エンジンで言えば一気筒死んでる状態、果たして「実働」と言えるんでしょうか、これって。 ※追記アリ


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0.5Vを切っているダイオードも一か所。

さっき知ったんですが、「ダイオード」と検索キーワードを入れると、その後に 「0.6V」とか「0.7V」とかサジェスチョンが出ますね。標準的なダイオードは0.5-0.7vの電圧降下をする特性があります。

altaltaltalt

まあ、そっ閉じです。けっこう丁寧に掃除したんですが。

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これは、ダメなオルタネータを電気ドリルでオラオラ回して発電させて波形を見ようともくろんだ時のですが、12Vバッテリーが余ってないので、PC用の汎用12V電源を使ってみたのですが、これじゃまったく起励しないということが判明(笑)。バッテリーって大切ですね。

そもそもダイオードが死んでいるのは中性点だけなので、三相コイルの波形的には普通なんじゃないの? と思って試してみようと思ったわけです。

ちなみにオルタネータのベアリングの小さい方は、すでにデンソーもコーヨーも扱っておらず、モノタロウでも扱いが無くなってしまいましたので、要注意部品かもしれません(と思ったら番号変更でした。後述)。ディーラーではまだ出ます。え、リビルト買えって? 知らんがな。まあ、海外ではまだ余裕で買えます。日本製ベアリングが。

※トヨタ純正部品番号ではなく、ホンダやデンソーのパーツ番号で検索するとモノタロウでも扱いがあります。調べるのが面倒だったらトヨタ共販で買いましょう。


それにしてもコア返却不要で15,000円ぐらいのリビルト品って、レクチファイヤやレギュレーターを新品にしてたら、採算合いませんよね。ヘタすりゃブラシすら交換されてないわけで。そんなの買うならリビルトじゃない中古品買った方がまし、と思ったんですが、今回は残念なことになりました。

※追記 ところがどっこい、これ中性点の断線ではなく「仕様」なんだとか。

結局ベアリングとブラシを交換してオーバーホール済み状態で保管しておりましたが、この記事を書いたきっかり一年後に車載のオルタネーターから鈴虫のような音がリンリンと鳴り始めたので交換しました。(エンジンを回しているオルタネーターにドライバー聴診器を当てると「くぉー」とか「うぃんうぃん」とか言ってました。)そう、ベアリングが逝きました。

ベアリング ID.15xOD.35xth.13mm
TOYOTA 90099-10140 90099-10194, 90099-10222
Denso 949100-2790  
Honda: 31111-PT0-003


ベアリング ID.17xOD.52xth.16mm 
TOYOTA 90099-10192 → 90099-10219
Denso 949100-4370, 949100-3330, 949100-5010, 949100-6750
日野 282521810


ブラシホルダー
TOYOTA 27370-75060 / 27370-42010
Denso 021620-2720
ホンダ 31105-PR7-A01
Posted at 2020/02/03 17:02:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年01月05日 イイね!

テールパイプバッフルのバフ掛け

テールパイプバッフルのバフ掛けalt

だいぶ昔からマフラーテールのバッフルがちょっと変形しています。
マフラー先端を縁石に当てたり車止めで引っ掻いたり。
よく見ると錆もけっこう浮いています。

変形を修正するついでに、バッフルを磨いてみました。
ちょっと錆の浮いているステンレス、何するものぞ。

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純正テールバッフルは、二か所、板バネで抜け止めされているだけなので、
裏から短く薄いブリキなどを差し込んで、ちょっと爪を浮かせてドライバーの先でクイッと板バネを持ち上げて曲げて、あとは強引にグリグリ引っこ抜くだけです。

けっこう力が要りますが、それぐらいで変形してしまうようなマフラーなら、寿命ということで。

何度もぶつけて変形していて、抜けにくかったので
ゴムハンマーでコンコン叩いてようやく抜けました。

というわけで、360番ぐらいでヘアライン仕上げにするのも良いですが、
やっぱりステンレスには青棒バフ掛け、ですよね。

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大して綺麗になりませんでしたが、戻すときは、抜け止めの爪をペコっと戻して、あとは差し込むだけ。

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ついでにマフラーエンドパイプに錆転換剤+シャーシブラックを吹いておきました。
このへんって200℃越しませんよね? 知らんけど。
Posted at 2020/01/06 13:14:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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都内で養蜂しています。 ワンダーシビック・シャトルのレストア/修理を記録しておこうとyoutube始めました。 https://www.youtube.co...
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