燃料ポンプ分解 : 故障 (寿命) したので・・③
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
※Web等への公開については確認を取ってます。メルセデスコールの担当の方は「どうぞご自由に」ということでした。(笑)
さて前回の続き。
この画像を見てピンときた方は、電気に強い方かラジコン大好き人間かも。
2
いや、コミュテーターも減りすぎです。
ガタガタです。
最深部で2mmほど下がってます。
恐らく1mmは軽く減ってます。
減りすぎやろ!と突っ込みたい。
3
でも停止までに至った致命傷はこちらかと。
※もちろん摩耗も大きな原因です。
コミュテーターの摩耗もそうですが、上半分に頑固な汚れが付いています。
これ、一回ふき取ってます。
全くとれません。
これの影響でここにブラシが来たときに電気が通りにくい状態になったことでトルクが著しく低下し、送れなくなった事で停止したのだと推測します。
まぁ、ブラシとコミュテーターの強度・耐久性があればもっと違った結果になると思いますが、今回は各々の耐久性を無視して考えると各々の摩耗によって限界になったということです。
※汚れもカーボンが原因と考えます。
これだけ摩耗が激しいとインジェクターも心配になりますね。燃料フィルターがあったにしてもです。
4
・・で壊さないというか、壊れない方法を推測してみましょう。
ポンプは赤線で囲った位置にあります。
この画像では燃料量ゲージのフロートは満タンの位置です。
・・という事は、満タンにすれば燃料ポンプは完全に浸かります。
完全に浸かるって事は、ポンプ内は完全に燃料で満たされ易くなります。
5
これが燃料ゲージのフロートの最下限位置。
この位置だと最悪、エアを吸いこむ可能性があります。
エアを吸うと、当然気泡がポンプ内に入ってしまうかもしれません。それが原因でカーボンブラシ・コミュテーターを保護するはずのガソリンも無くなり摩耗が激しくなるかも知れません。
一度エアが入り込むと抜けるまで時間がかかるかもしれません。
このことから考えられる事・・※全て推測です。
①ガソリンは減りすぎる前に補給。
②減りすぎた場合は常時満タンを続けてエアを抜く
これで物理的な摩耗を減らす事はできるんではないでしょうか?
まぁ、そんな事考えなくでも耐久性が上がってくれたらいいんですけどね。
また、気を使ってもダメかもしれませんしね。
6
【番外編】
ちなみにポンプのサイズは直径36.4mmです。
長さは最大120mmです。
これに合うサイズのポンプでしたら、吐出量は気にせずにポン付けできるような気がします。
仮に吐出量が増えても燃圧調整が途中にあるのでよほどの事が無い限り大丈夫です。
なので、こわれるのが心配でしたら、国内供給されているポンプを流用して組み付けるのが安心かもしれません。
オクとかで中古がポンプが出回ってますので、それに組み付けて付け替え~みたいな感じですかね?
でもタンク下さないといけないのがネックなんですが。
画像はポンプ固定部です。
7
【現在供給されているポンプについて】
現在メーカーから供給されているのは、価格変更か仕様変更かわかりませんが、A1694701194というものです。
このポンプについては完全に良くわかりません。
もしかすると、ポンプ本体の仕様は変わっているかもしれません。
ただ、ポンプ本体で64050円と高いです。
8
【国内流通のあるOEM品】
BOSCH 0986 580 157 が適合品です。
これだったら32,025円(税込・送料込)で手に入ります。
メルケア等の保証が切れてる場合は、一般の整備工場などでこれで対応するのもいいかもしれません。
もちろん12ヶ月の製品保証もあります。
※純正も12ヶ月。
以上ですが、デフォルトのポンプは製品寿命が短命疑いがありますのでみなさん御注意を。
止まる前に対策出来るのが理想なんですけどね・・
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