ミラー型ドラレコ EUKI M12
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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ミラーに貼ってある保護フィルムを剥がす時は、いつも期待が高まる瞬間ですが、
なんと、画像のようにベッタリと糊が付いてる(残る)ではないですか。
しかも、アルコールでちょっと拭いた程度では取れません。
「もう、返品だ」と手続きを始めたのですが、なんと保険を付けて海外返送しないといけないのです。それで、泣く泣く諦めて、時間をかけて綺麗にしました。
これはもう、ウィンドウの古いフィルムを剥がした時と同じで、強固な糊を除去するのはとても厄介です。
しかもそのカスがガラス面とその周囲の隙間に入り込んで、そこは針を使って取り出すなど、散々苦労しました。
はたして、これは自分のだけなのか、他の購入者も同じなのでしょうか。
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この製品の「マグネットで吸着」というのはイメージ画像からの誤解で、実際は両面テープで純正ミラーに貼り付ける事になります。
右から左へ横にスライドしてカチッとハマるフレームがあり、それをルームミラーに両面テープで貼り付けるのです。
直接ミラーに貼る前に、別のシールを鏡に貼っておいて、その上から両面テープで貼る事になります。
丸いマグネット2つは、横に外れる(ズレる)のを防止する補佐的な役割でしかないのです。
ですから、取り付けた後も、本体の脱着はとても簡単です。右横にスライドさせるだけですから。フレームはミラーに残りますけど。
ただ、この製品から他のに買い替える時など、ミラーのシールを剥がす際に、先の保護フィルムと同様に、糊がミラーに付いて残るという可能性も有り得ます。
それと、取り付ける時に、ルームミラーに対して、斜めにならないよう、一発勝負で気を付ける必要がありそうです。
私はこういうのが苦手で、よくミスってしまうのです。しかも人一倍、気にするし。
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もう一つ、この製品が変わってるのは、ミニUSBの電源ポートやカメラ、GPSの端子、microSDカードのスロットのある部分が「鏡面仕上げ」になってるのです。
ジャックの抜き差しで金属端子が当たったり、SDカードの抜き差しも爪先でするので、傷付きやすいのに。しかも上面は普段は見えないところです。
また、ここにもシールが貼られてました。SDカードを数回出し入れしただけで、ここがボコボコになってしまい、シールが貼られてるのに気付いたのです。
ところが、そのシールは後から貼られたものでは無くて、組み付け前に貼ってあるようで、そのボコボコになったシールを剥がすのに、また一苦労させられた。
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画像は上側がWOLFBOX G900の12インチで、左右が30cm、上下が7.5cmです。
下側がこのEUKI M12で、
左右が28.7cm、上下が7.3cmです。
カーポート内で、いずれも4Kのフロントカメラの映像ですが、
上のWOLFBOXのほうが、糸入りビニールの格子がクッキリして見えます。
下のEUKI M12はなんかぼやけた感じ。
やはり、価格差だけのことはあるかと、この時は思いました。
EUKI M12もサイズ的には12インチです。他のミラー型ドラレコ同様に枠(ベゼル)が広めで、左右にさらに少しパネルがあるみたいですが。
11インチサイズだと、軽自動車なんかはバイザーと干渉しなくていいかもしれません。
しかし、純正ミラーに被せるタイプだと、11インチサイズはカメラのパネルを横に引き出さないと、ミラーに当たります。すると視線の近くに黒い幅広の板が出てきて、そこが鏡でも液晶でも無いのは、私的には目障りなのです。だから12インチサイズのほうがいいと思ってます。
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こちらも4Kのフロントカメラの映像ですが、
同じく、上がWOLFBOX G900
下がEUKI M12です。
屋外ではそんなに遜色はありません。
画面の明るさも十分にあると思います。
WOLFBOXのほうはコントラストがハッキリしてるんですね。
ただ、EUKI M12は映り込みが強い。
画面をOFFにした時、WOLFBOXは暗い鏡という感じなのに、EUKI M12は明るい普通の鏡なのが、映り込みに反映してるようです。
リアウィンドウがもっとも映り込むので、気持ち下向き加減に調整する必要があるのですが、そうすると、画面下側のスイッチで表示をOFFにして鏡にしても、向きを調整しないとミラーとしては使えないわけです。
もういい加減、鏡をやめて欲しいのです。スマホのインカメラのような小さなレンズのカメラで車内を映してミラーの代わりにして、表示を切り替え出来ればいいのです。メーカーにも提案してるのですがね。
なお、EUKI M12には「反射防止フィルム」が同梱されてます。ただ、それを貼ると、以前に使っていたAKEEYOのX2GRのように、表示に鮮明感が無くなりますし、画面をOFFにしても鏡としては使えません。
また、斜めからは見にくくなりますので、ディスプレィを顔のほうに向ける必要があります。
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こちらがリアカメラ映像です。
簡易的なテストなので、ダッシュボードにリアカメラを設置してます。
大きな画像は以下を参照してください。
https://www.dropbox.com/scl/fi/mho7pwchcioz96oiqtldo/.jpg?rlkey=b5kwf3u3xafekdic92naotuwn&dl=0
dropboxのメニューが出たら、✕で消してください。
PCでは画面右上の(-)(+)で拡大縮小出来ます。
スマホでは横画面にして拡大してください。
フロントカメラの4K(3840×2160)に対して、リアカメラはフルHD(1920×1080)なので、画質的には劣りますが、とても自然な映像に感じました。
なお、現在のリアカメラは、フロント別体カメラも含めて、AHD2.0の高画質アナログ映像なので、その規格上フルHD画質になります。
カメラのデジタル映像をアナログ映像に変換するのは、極細の線1本で10mでも100mでも送れるからです。
WOLFBOX G900のようにリアが2.5K(2560×1440)の製品もありますが、それは本体側でデジタルに戻して、SDカードに記録する時に2.5Kサイズに拡大してるだけで、画質的には同じフルHDなのです。
フルHDのであるAKEEYOのX2GRやV360SのリアカメラをG900に接続すると、2.5Kで記録されるわけですから。
「2.5Kだから高画質」なんて言うのは、もう完全なプラセボ効果です。
そして現時点では4Kの高画質は本体と一体型カメラの製品に限定されます。
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こちらはPC上での専用ビュアーソフトです。
大きな画像は以下を参照してください。
https://www.dropbox.com/scl/fi/tqma51ycez54vguh5ycpk/Hit_Player.jpg?rlkey=kbojvjzpojflgwc2m75s4swlo&dl=0
dropboxのメニューが出たら、✕で消してください。
PCでは画面右上の(-)(+)で拡大縮小出来ます。
スマホでは横画面にして拡大してください。
microSDカードを本体でフォーマットすると(使用前に必ずフォーマットするように書かれてます)そこに以下のファイルが作られます。
hitlittlev1.0.exe
これをPC上でダブルクリックすると、専用ビュアーがインストールされます。
ただ、購入前にサポート(support.jp@euki.cn)に質問したのですが、その時は前後カメラ同時に再生可能という返事でしたが、そうではありません。
前方カメラか後方カメラのいずれか一方のみの映像を地図と一緒に再生出来ます。
※この画像の7月末の時点ではOKだったのですが、8月に入ってから、googleマップの表示が出来なくなってます。
画面左上の設定→地図で他のマップに変えるしかありません。画像のような航空写真が使えません。
これはWOLFBOXでもAKEEYOでも中国系のアプリ全てgoogleマップが表示出来なくなってます。
Chromeで見るgoogleマップの地図の配色が変わったみたいなので、何か変更があって、表示されなくなったのかもしれません。
→WOLFBOXはビュアーの更新で表示出来るようになりました。
これまでのミラー型ドラレコはどれも、
前後のカメラの映像が別々のフォルダに入ってましたが、
このM12は同じVIDEOフォルダにフロント映像もリア映像も入ります。
前後のファイルが並んでますので、同時刻の前後の確認はしやすいと思います。
ファイル形式は .MOVで、ファイル名の末尾にMの付くのがフロントカメラ、Sの付くのがリアカメラになります。
コーデックはH.264ですが、4Kのフロントは1分ファイルで200MBを超えて大きく感じます。(取り付けて走れないので静止画状態で)
WOLFBOXのG900は .mp4形式で、4Kのフロントが140~160MBです。
G900はH.264でもH.265でもファイルサイズが変わらないのも変です。通常、H.265は半分のサイズになるはずなのです。
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なお、EUKI M12の機能の一つである
Wi-Fiについては、その画像がありません。
付属のQRコードか、YUTUCAMで検索してスマホにアプリをインストールします。
私が車外で試した時は、すぐにフリーズしてしまいましたが、私の古いスマホのせいかもしれません。
取説では車内でのみ使用可能と書かれてました。
車外で(車のすぐ近くで)ドラレコの映像が見れるというのは、私にとっては大事なことです。
万一の事故の時、車外で警官などに映像を見せる事が出来るからです。
そうでなければ、車内のディスプレィで見せる? 他人に車内に入られるのは絶対にNGなのです。
スマホのType-CポートにつなぐSDカードリーダーがあるんですが、
https://amzn.asia/d/a8XFTMr
私のちょっと古いandroidスマホ(富士通F-01K)では認識しなくて。
そのカードリーダーのType-Cポートに電力供給すればなんとか「USBドライブ」として認識するので、画像のような小型のモバイルバッテリーをさらにつなぐしかありません。
https://amzn.asia/d/3CQ1Qbg
それでも、ファイルの一覧は見れても、動画の再生は出来ず、一旦、内蔵のSDカードにコピーしてから再生するしかありません。
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問題はリアカメラの防眩性です。
EUKI M12のリアカメラはフロントカメラより暗視性能がいいのです。これはこれまでの全てのミラー型ドラレコで言えることです。
フロントカメラが真っ暗で何も見えない場面でも、リアカメラには映るのです。
ただ、暗視性能と相反する防眩性能はよくありません。後続車のヘッドライトの眩しさを防止する機能の事です。
これは先のYoutubeのレビュー動画で見たリアカメラの夜間映像とも違うように思います。
もちろん、レンズの保護シールは剥がしてます。レンズの表面に何か付いてるのではないかと、アルコールで拭いてもみました。
でも、LED懐中電灯をリアカメラに当てると、もの凄く光が広がるのです。
どんなカメラでも、強力なライトが直撃すると、光が広がるものですが、それにしても酷すぎます。
それはまるで花火で、綺麗でもあります。しかし、後続車が来る度に花火が打ち上げられてはたまりません。
もう、これで、WOLFBOX G900と入れ替えるという案は無くなりました。
ただ、HDRやWDRと言われるのは、カメラ単体で処理してるものなので、このEUKI M12もリアカメラを別のものにすれば、防眩性も違ってきます。
全てのバランスがいいカメラというのは、なかなかありません。
もしかすると、このEUKI M12のリアカメラは、そのパーツ調達先が、中身を途中で入れ替えてる可能性もあります。コストや入手経路の関係で。先の動画のレビューと違い過ぎます。
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ちなみに、WOLFBOX G900のリアカメラの防眩性は画像の左上です。
左下のAKEEYOのV360Sも同等の防眩性なのですが、車内カメラは窓の外側のホコリや小雨の水滴などで、見え方が大きく違ってきます。
なお、右下のAKEEYOのX3GR以外は、
全てWOLFBOX G900にそれぞれのリアカメラを接続した時の映像です。
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